mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

色つきの女(男)でいてくれよ

mathichen.hatenablog.com

3年前

「白黒映画は観客が場面に応じて色感じ取ったらエエ話だよね

映画の着色化 - Wikipedia

Film colorizationについて、 特殊効果や修復のための一部を除き、アタシゃ大真面目に文化的破壊活動と断言する」

と書いた

 

 

 

 

ja.wikipedia.org

撮影担当の宮川一夫による、サイレント映画の美しさを意識した視覚的な映像表現が特徴的で、

光と影の強いコントラストによる映像美、太陽に直接カメラを向けるという当時タブーだった手法など、

斬新な撮影テクニックでモノクロ映像の美しさを引き出している。 

ポスターに着色ともかく、映像はモノクロでないと人間のエゴイズムを鋭く追及する心理劇の醍醐味が何処に(・・?

ja.wikipedia.org

この作品もモノクロなればこそよ

家族の看護やその葬儀などで財産と人生を使い果たした色情狂のオナゴに着色したら色惚け過ぎて同情の余地無くなるというかw

 

 

 

 

そんなアタシにも、「全編着色で観たいワイ」のモノクロ映像がある

Walküre (Th. Shippers Osaka 1967) - YouTube

1967年のラインナップ|大阪国際フェスティバル|公益財団法人 朝日新聞文化財団

ピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)指揮『トリスタンとイゾルデ』、1967年大阪公演の未発表音源がCD化 - CDJournal ニュース

【発売】シッパーズ/ワーグナー:『ワルキューレ』1967年大阪国際フェスティバル・ライヴ(3CD)|Classical

バイロイト音楽祭の一部ながらも初めてドイツ国外に披露された1967年大阪での映像よ

トリスタンとイゾルデ』は、1963年、日生劇場開場記念として

ベルリン・ドイツ・オペラの劇場丸ごと民族大移動により日本初演されたが

ワルキューレ』の日本初演は、大阪国際フェスティバル10周年記念公演の1つとして実現した

バイロイト御一行様招聘にフェスティバル予算の半分以上吹っ飛び、以降何やら貧相になったらしい件はちょいと横へ置いて

 

 

 

 

「全編着色で観たいワイ」の理由が

Wagner: Die Walküre - Act 1 (finale) - Wieland Wagner, Osaka, 1967 (colourised) - YouTube

男前のジェス・トーマスに色着いてる😻

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ジェス・トーマス - Wikipedia

アタシにとって、クラシック永遠の男前以上の男前だもん

けど、色着きで動いてる姿の映像ほとんど観たコト無い

ジークムントは、Jessye Norman and Jess Thomas Die Walkure - YouTube

今のアタシより1個下の56歳爺さんでのみだ

あと、ワーグナー/偉大なる生涯 - Wikipedia

ワーグナー没後100年記念の1983年TVドラマで、「アルベルト・ニーマン:ジェス・トーマス」

顔の半分隠れそうな髭付けて『タンホイザー』の一部を歌ってるのを観ただけ~

そんなアタシが、まだ40歳過ぎたばかりの色着きジークムント観たらどーなるか

もお天と地を引っ繰り返す勢いで喜ぶのわかる罠w

 

 

 

 

 YouTubeコメント欄には

A MIRACLE to see any WIELAND!!! Thank you SO MUCH for posting

(ヴィーラント芸術を観られるのは奇跡!!!投稿して頂きあざ~す)

Thanks for the upload!

Is there a colourised version of the full opera?

The Tristan should be colourised as its lightning was revolutionary concept in the 60s

(アップロードして頂き有難うございます!

オペラ全編のカラー版はありますか

トリスタンは、その照明が1960年代の革命的なコンセプトであったため、カラー化されるべきです)

Interesting. Google Colab.

Wieland Wagner's original Colors would be interesting. Unfortunately he died in 1966.

His brother Wolfgang started to change settings and requisits.

And this is Osaka, not Bayreuth... Great singers who all had  worked with Wieland. 

(興味深い。 グーグルコラボ。 ヴィーラント・ワーグナーのオリジナル「色彩化」も面白そうだ

残念ながら彼は1966 年に亡くなり、弟のヴォルフガングが設定と要求を変更し始めました

そしてここはバイロイトではなく大阪です... 全員がヴィーラントと共演した偉大な歌手達です)

ヴィーラント・ワーグナー - Wikipedia

その仕事と演出

1956年の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第2幕の場合、ト書きではニュルンベルクの街並みを再現するはずが、

舞台上には石畳を暗示する演壇とザックスとボーグナーの家を表す椅子、菩提樹を表す球塊という具合に

簡素化された舞台に当時の評論家は『ニュルンベルクなき「マイスタージンガー」』と評したという。

 

1962年の『トリスタンとイゾルデ』でヴィーラントは、深層心理の側面からこの作品を解釈しようとする手法を試み、

ユングの心理学を援用した演出を行なう。

例えば第1幕では船の船首を暗示するオブジェが置いてあるのみで、

あとは照明のみに語らしめるという極めて観念的な解釈を提示した。

 

死の前年に当たる1965年に演出した『ニーベルングの指環』の序夜『ラインの黄金』では、

ライン川の川底の金塊が土偶のようなオブジェで表象され、

第1夜『ワルキューレ』ではフンディングの家が樹木と岩石がとぐろをまいた形に作られ、

第2夜『ジークフリート』ではミーメの洞窟が動物の臓器の内部のように、

第3夜『神々の黄昏』ではギービフング族の場内の壁が月面のクレーターのようになっており、動物の頭蓋骨までかけてあるという趣向で、

『指環』の登場人物の心象風景を表したという。...

要するに、「照明の魔術」というヴィーラント芸術の大きな鍵を握る

(ちなみに、ヴィーラントが必要とする照明を揃えるだけで高額だったというのが

フェスティバル予算の半分以上吹っ飛んだ理由w)

大阪での舞台映像に経年劣化他の難点が見られようと

(間口が広く奥行きが狭い旧大阪フェスティバルホール仕様に合わせて

トリスタン演出に重要な意味を持つフクロウ🦉が🐷っぽくなったなどw)

ヴィーラントの照明を駆使して意図を活かすにはやはり色彩が不可欠であることを示唆している

ワルキューレ、トリスタンとも、物持ち悪いNHKに全編映像残っていないとしても、海賊版が何種類も昔から出回ってるし

CD化されたFMステレオ音源を使用すれば、ヴィーラント・ワーグナーのオリジナル「色彩化」は不可能じゃないぞなもし

 個人的には、ワルキューレの第一幕と第二幕がステレオ音源で色彩化されたらヽ(^。^)ノ三唱だけど

(何しろジークムントが第一義、そしてジークムントは第二幕最後で殺されるからw)

 

 

 

 

 アタシが1967年のワルキューレにどんだけ拘ってるか、それは

mathichen.hatenablog.com

 2020年記事を見てもわかるね

 

 

 

 

 ところで、上にチラリ見えるLOHENGRIN

Wagmer: "Lohengrin" - Maazel; Craig, Lorengar, Lagger, Hesse, Günter Nöcker - Osaka, 1970 - YouTube

公演情報 - ベルリン・ドイツ・オペラ〔1970〕《ローエングリン》 | 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター

公演情報 - ベルリン・ドイツ・オペラ〈東京公演〉〔1970〕《ローエングリン》 | 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター

ヴィーラント・ワーグナー演出『ローエングリン

まず日本万国博覧会協会主催による大阪公演、その後に朝日新聞社日生劇場主催による東京公演が行われた

ベルリンでの演出がどんなものか、アタシゃ全く知らんけど

当時TVで観たという1954年生まれのワーグナー師匠格によると、「青い舞台」

WAGNER: Lohengrin / Sawallisch · Chor und Orchester der Bayreuther Festspiele - YouTube

う”~、トーマスの歌う白鳥の騎士を色着きで観たいワイと絶叫しといてw

バイロイトでの「青い舞台」に近いのやら

1970年のベルリン・ドイツ・オペラ公演の映像は恐らく何処にも現存しないが

色彩映像で現存する、そして映像が大阪公演のもの、特殊効果や修復が可能、ステレオ音声くっつけると仮定して

それでも観たくないというより、白鳥の騎士だけイラネ理由がわかる?

日本では全く無名に終わった英国のテノール歌手チャールズ・クレイグだよ

Charles Craig (tenor) - Wikipedia

1970年春当時50歳のおっさん、演技は大根という点は我慢出来るけど、顔が…

ワーグナー師匠格:「強いて言えば、寅さん」

モノクロ画像でも暑苦しいのに、色着き映像でなど、熱中症で倒れそ-だし、白鳥を焼き鳥にしても尚食えん( ´`)ゲロ…w

 

 

 

 

白鳥の騎士はやっぱ

 183cmを超す長身と暗色のカーリーヘアの男前に限るワイw

 

 

 

 

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