昨夜、『犬神家の一族』を観た結果
明日4日の夜、BS11放送される古谷一行主演のTV版金田一シリーズ『本陣殺人事件』後半が、BS松竹東急の『獄門島』前半と重なる問題
無事解決した
古谷一行作品は一部、何話連続版と2時間版があり、『本陣殺人事件』もそれだ
今回放送の2時間版は未見だから観たい
ただ『獄門島』には、NGな言葉や表現どーするか興味アルアル
本来「季(節)違い」、音だけ聞くと「気違い」
40何年前の地上波初放送時にはOK、無駄に意識高く差別ガー配慮ダーとクル狂✋な末世にはほぼ消音
今夜放送の『悪魔の手毬唄』の場合「ててなしご」がNGワードに当たり、『犬神家の一族』にもある
映像でも、湖の逆立ち死体を見て「面白いコトしてるわね、ワタシも仲間に入れてよ」の小夜子、現代基準では撮影NG?
個人的には、小夜子、彼女と従兄妹関係にある佐智の配役がNGだガー
小夜子役川口晶は、佐智役川口恒の実妹に加え、小夜子は佐智の👶孕んどるやんけw
昨夜は、放送前のお断りテロップ入れた上で、そのまんま放送した
『獄門島』ではサテ(・・?
んで、『本陣殺人事件』は前半だけで我慢する
昨夜の放送を観て改めて、以前書いた市川崑監督の金田一耕助シリーズへの独り言を思い出した
各作品を食事に例えたら
1976年版『犬神家の一族』:起きしなに何品食わせるねんの日本旅館ブレックファースト
『悪魔の手毬唄』:ボンビ~共稼ぎには高嶺の花である割引無しの高級ランチ
『女王蜂』:夕方の、仕事上がり後に立食屋で軽く食前酒と腹ごしらえ
『病院坂の首縊りの家』:まだ宵の口に終わる簡素なディナー
2006年版『犬神家の一族』:深夜に冷蔵庫から昨日朝食余り物を取り出してガッツリ食う夜食
つまり
1976年版『犬神家の一族』:いきなりピークを迎える
『悪魔の手毬唄』:ピークとほぼ同等
『獄門島』:ピークを維持しているが、幾分弛緩し、マッタリ感に覆われる
『女王蜂』:余力は持つが、手詰まりに陥って斜陽へ
と、徐々にショボ味が加わる意味ね
1976年版『犬神家の一族』は、臨終間際の病床と遺影、過去の古い写真のためだけに、三國連太郎って贅沢な話やで
角川春樹は一体どんだけ金満やったん(・・?
後年の話だけど
『REX 恐竜物語』でカルロ・ランバルディを巡る詐欺に遭って数十億円損しても尚、ランバルディ雇える余裕持ってだけあるw
それより
観るたびに松子に同情が深まるの、アタシだけ(・・?
生還した「佐清」が顔グチャグチャ故に本物か、実の所半信半疑でいたのが
(その時だけ本物の佐清が受けた)手形の照合でシロと判明した時、本当嬉しかったと最後に話すね
珠世を除く犬神家の一族って、佐兵衛と佐清以外、我欲強いものの
松子だけは、我欲以上に、顔グチャグチャ息子のためにが強く感じられる
妹の竹子と梅子も一見息子思いだが
佐智なんて、佐兵衛の遺産取り分を出来るだけ多くGETするために、やはり遺産貰えると見込んだ小夜子と関係を持っており
梅子から「小夜子さんとは上手く行ってるの」と聞かれたら「母さんのために」と答える辺りを見てみ
竹子と梅子はカネ金かねMoneyが先走っており、佐智と佐武にカーチャンの悪い所ばかり受け継がれたと映る
佐智と佐武は恐らく、佐兵衛の実孫であるとは知らないから言わば居候で無価値と映る珠世を、それまで等閑視していたはずなのに
遺言状により、珠世が相続人と知るやの掌返しを見たって我利我利亡者ぶりがわかるでしょ
ところで単なる強欲BBAの息子なら、佐清も同様のダメ男でドラ息子に育ったと思うが
だったら、やはり佐兵衛の実孫であるとは知らないから言わば居候で無価値と映る珠世、彼女と相思相愛になれるか?
そして、静馬の奴隷になってまで、自分が罪を被る覚悟決めてまで、カーチャンの御無体を陰でコソコソ後始末するか?
あと、松子は妹達と違って毒母持ちであり、カネ金かねMoneyへの執着も親ガチャ外れの埋め合わせがあるかも知れん
そう考えれば、松子って鬼婆と言えずカワイソに思えて来るのね