mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

【Hatena版】戦争の忘れもの

ナチスドイツでは人々に何が起きた? - YouTube

オーストリアの小さな町で産まれた何も持たない男が、これほどにまで世界を変えたのは、素直にすごい。

確かに。

ヘボ絵描き上がりの、逆立ちして見ても世界に冠たるゲルマン民族と思えん冴えない陰キャ男ながらもw

 

 

 

 

あまり表に出てこない普通の国民目線のナチスに焦点を当ててくれてありがとうございます。

本当はこういうのが一番大事!

その通りね

当時のドイツ人、とりわけ強制収容所の地域住民に

「そんなの知らなかった」は勿論、知っているのに知らんフリが通用しなくなると思うがね

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映画『パットン大戦車軍団』でジョージ・C・スコットが演じたジョージ・パットン将軍が、「大胆不敵であれ!」の男が

吐き気をもよおすような状況に衝撃を受けたといわれるダッハウ強制収容所

アメリカ軍は婦女子を含む地域市民に収容所に来ることを命令し、収容所の中を見せ、施設の掃除を手伝わせた。

地域住民はこのような扱いに憤り、収容所で何が起きていたか知らなかったと言ったがアメリカ軍は取り合わなかった。

何も知らなかった住民はいたと思いつつ、アメリカ軍が「んなわけあるか!」と取り合わなかったのも理解出来る

ドイツでなくポーランドアウシュヴィッツ=ビルケナウの話だけど

アーリア系ポーランド人収容者の中に、収容所から20キロばかりに位置する実家の家族から毎朝のようにミルクが届けられる者がいた

ごく限られた場所と時間とはいえ、収容所内の異様な何かに全く気づかずにいたのか?

野外で酷使される労働班がいたので、農夫といった収容所周辺住民も然り

音楽棟の収容者が一度だけ所外散歩を許されたことあった時など、ちゃんとした服装に着替えさせられたから

歌ったり湖で泳いだりを加味すれば、「ビルケナウ収容所の生活は悪くないようだ」と思われたかも

 

 

 

 

YouTubeコメント欄に戻ると

ナチスドイツのことは、本やテレビ番組などでも様々に取り上げられ、気にして見たり読んだりしていましたが、

お恥ずかしい事に少年団のことや赤ちゃんを取り上げられた少女たちのことは全然知らなかったです。

いつも色々な興味深いお話をあげてくださってありがとうございます。

取り上げられた少女たちと言うのは ちょっと違うと思う

赤ちゃんをささげたのではないか?

ささげるように洗脳されていたというのが正しい解釈でしょう。

優秀な純血「アーリア人」として国家のものとなった子供たちは、敗戦後どうなってしまったんでしょうか。

その後の赤ちゃん達の人生を考えてしまいました。

自由、人を守る事  現代でも言える事ですよね

My Child: Lebensborn っていう子育てゲーム。

レーベンスボルン出身の子供はどういう選択肢を選んでもノルウェー社会の中でいじめられていく鬱ゲー。

教育って大事だし、怖いものだと思いました。

レーベンスボルンに関するドキュメンタリーを見たことがありますが、

そこで生まれてきた子供たちの中には、後にその事実を知ってかなり苦しんだ人もいたとか。

ドイツ以外でもノルウェーなどでは、戦後も長い間、

影響を受け続けた人(レーベンスボルンで生まれた子として差別された)が残っていたみたいです。

最近知ったのですが、

70年代ワールドポップス界で「ダンシングクイーン」のメガヒットで知られるユニット「ABBA」の二人いる女性ボーカルの一方が、

ノルウェーのレーベンスボルン出身という真実があり、幸運にも「父親」に逢えて和解できたそうですが、

知らされた当時は当人はおろか、世界中の衝撃も計り知れないほど大きかったと思う。

 

 

 

 

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mathichen.hatenablog.com

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レーベンスボルンについては、「産めよ増やせよ」「誘拐」の2種類に分かれる

 

 

 

 

産めよ増やせよ」の3例が

 

 

 

 

ABBAのフリーダ:

産めよ増やせよ計画生まれの中でもとりわけ幸運な1人と言えよう

彼女はノルウェーナチス・ドイツ崩壊直後に生まれたが、ナチ残党への追及を避けるため母と共にスウェーデンへ逃れ

そこで成長したため知的障害者施設への収容は免れた

彼女もまた、実父が存命中にもかかわらず、父は死んだものと聞かされて育てられていた

母方に邪魔者扱いされず、スウェーデンが日本的感覚から見ると公表憚られる出生の秘密を堂々と話せる土壌により

フリーダの出生の経緯が西ドイツの雑誌に載り、両親の名前が書かれていたことから

それを読んだ異母弟によって実父の生存が知らされ、父方にも受け入れられたんだものね

 

 

 

 

「金髪のヨハネス」、ヨハネス・ドリガー氏:

実母は赤ん坊を国家に捧げてなどいない

実父の弟によれば、「ノルウェーで好きになった女性と結婚したいとは聞いていた」

戦地にいる恋人から認知状が届き、父親と同じ名前「オットー」が付けられた

無理矢理取り上げられた格好で、戦後、ドイツの養父母の所へ押し掛けても拒絶された

行方不明になったドイツ兵多数出た東方戦線に再異動し、「1945年1月28日、戦場で両足が凍傷になり壊死」とまでは記録に残るが

ラトビアでの戦死は確定出来ず、法律上は戦死扱いである

そんな経緯を知らない実母は恋人に捨てられたと思い込み、息子も恋人も諦め、同国人男性と結婚し

息子が実母を探し始める1年前に亡くなった

両親は不幸にして生き別れたが、自分は野合などではない真面目な恋愛関係から生まれた子供というのが救い

 

 

 


ドリガー氏と同じ施設で生まれ育ったテュリッド・オムセットさん:

ドイツとノルウェーでそれぞれ里子に出された

ドイツの里親シュナイダー夫妻はよく世話してくれ、当時の家族写真にも実子同然の様子が見て取れる

しかし戦後、テュリッドさんも他のノルウェー系同様、連合国によりノルウェー本国へ送り出された

成人後、実両親に連絡を取ると、「もう忘れてくれ」と冷たい返事が届いた

父母双方、弾圧に遭い心に傷を負ったかも知れないが

子供にすれば、自分の人生に足りない何かを埋めるためなのに、ルーツを聞く対面さえ拒絶されたのは辛い

自分の存在をを否定された格好のテュリッドさんを救ったのが、シュナイダー夫妻との再会であった

親交を再び深めるうち気づいたのは…「シュナイダー夫妻こそ、自分の求めていた『親』だということよ」

ノルウェー本国へ送り出されなければ実両親同然の里親が救いとなった

 

 

 

 

 

誘拐のケースが、ドイツ化洗脳教育の結果、戦後に大きな禍根を残したと思う

 

 

 

 

未来の小さなゲルマン民族狩り、その方向性について

「純粋なアーリア人」としてノルウェー人など明るい髪色をした青い目の多い北方人種が狙われるのはもうわかるね

ナチス当局にとって、明るい髪色をした青い目がドイツよりずっと多く流布している国では、選択の悩みしか無い

ポーランドの例で挙げると

1.児童のための施設

2.養子をしているポーランドの家庭あるいは未婚の母

3.ポーランド人の後見人を持っている子供

4.雑婚(ポーランド人とドイツ人)によって生まれた子供

5.ドイツ化に反感を持つ両親の子供

6.雑婚によって生まれ、その両親が既に離婚した子供

7.流刑にされ、追放され、放逐された両親の子供(最も多数)

8.行き当たりばったりに捕えられた子供

9.強制労働のために追放された母親から、強制収容所、強制キャンプで生まれた子供

10.捨て子

11.特殊命令によって逮捕された子供

12.強制労働のためにドイツへ連れ去られた子供

尚、子供達は両親から引き離される前に保安警察から目星をつけられたりしていた

誘拐後も、全ての子供達が即採用されるわけでなく、まず選別を受ける

子供達のうち10%が価値あるものとされ、残る90%はアウシュヴィッツ行き列車に詰め込むのが実利的とされた

 

 

 

 

選別で価値あるものとされた子供達のその後は?

 

 

 

 

 

戦後に身元判明し、帰郷出来ても、違和感を引きずり続けるケースが多々見られた

NHK『金髪のヨハネス ナチにさらわれた子供たち』で、半世紀後もナチス関連の歌をドイツ語で歌えたポーランド人男性も悩ましいが

「自分がポーランド人というなら、仕方ない」みたいに不承不承帰郷した子供もいた

 

 

 

 

 

マーク・イレル&クラリッサ・ヘンリー共著『狂気の家畜人収容所』には、実母との面会すら拒否した娘が登場する

1935年生まれで、1943年8歳の時に誘拐されたエウゲニア

1947年、本国送還委員会がエウゲニアの消息を追っている頃、ドイツ人夫婦が正式な養女として迎え

一度対面だけでもの実両親に対し、養父母と共に防戦のみならず、「何よ、あの人達」と偏見により、委員会への引き渡しを拒絶した

戦後30年経っても尚、実の両親を探している子供達が多かった中

イレーネと改名されたエウゲニアには、実母似だが「ポーランド人の母親はもう死んだ」と何の感情も湧かなくなっていた

幼児と言えない8歳から12歳までの間に、徹底的な洗脳教育を受け、完全にドイツ人化された意味よ

敢えてエウゲニア(イレーネ)の肩を持てば、「ドイツ人になり切れた分、『自分は何者?』と生涯苦しまずに済む」

訛りから明らかにバルト系の出自故に、自分の名前を忘れた正体不明の異端として偏見に晒されながらドイツで生きるしかない者を思えばね

 

 

 

 

誘拐されドイツに連れて来られたそこそこ年齢高い子供達の中にすら、自分の素性忘れている者がいた

産めよ増やせよで誕生し養子に出された子供達となると尚更、実親に拒絶されたり資料が失われていたら厄介

産めよ増やせよ」「誘拐」いずれにせよ、2023年現在どのくらいの数が存命中かわからないが

80何歳以上のため、ほぼ時間切れに近い世代だね

圧倒的多数が身元不明により「自分は何者?」のまま、身元判明した者も違和感拭えないまま、生涯を終えると思われるのが哀しい罠

 

 

 

 

それにしても

ナチスは「産めよ増やせよ」「誘拐」どちらも、どういう容姿の子供達が理想と頭に思い描いて照準を定めたのやら

成長の暁には

Max Zorin - Wikipedia

『07/美しき獲物たち』のクリトファー・ウォーケンみたいな(・・?

ナチス・ドイツの科学者カール・モートナー博士が行ったステロイド実験による異常発達児だっけ

とにかくマックス・ゾーリンは、レーベンスボルンっぽい設定である

ちなみに、ウォーケンの出自を総統閣下が聞けば「完璧やのぉ」と感動するかしらん

アメリカ人だが、両親は移民で、父親がドイツ生まれ、母親はスコットランド生まれ

顔はドイツ系だし、何より「スコットランド」が総統閣下の琴線に触れると思う

ロバート・カーライルスコットランド人だけど、ウォーケン同様痩身だね

スコットランド人=痩身、スコットランド人の主食=オートミール、痩身=理想の健康体と考えており

スコットランド人もアーリア人として理想的とし、日頃から側近や部下に「オートミールを食え」と勧めていた総統閣下だもんでw

 

 

 

 

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