今日も暇ネタで、昨日の続きみたいなもんをば
R. シュトラウス:ばらの騎士 (C. クライバー, 1994年)【全曲・日本語字幕】 - YouTube
オットー・シェンク演出のR・シュトラウス『ばらの騎士』ウィーン国立歌劇場版ね
この演出を1986年に生観賞したのが、ワーグナー師匠格
公演情報 - ウィーン国立歌劇場1986年日本公演《ばらの騎士》 | 昭和音楽大学オペラ研究所 オペラ情報センター
CBC創立35周年記念事業とある
主催団体:中部日本放送、名古屋市、大阪国際フェスティバル協会
大阪公演だから1986年4月1日と4日のどちらかだが、観賞日が四月ウマシカの日の根拠として成金小娘ゾフィー役
1日と4日は別々の歌手で、ワーグナー師匠格が聴いた日は
Der Rosenkavalier, Op. 59, Act 2: "Mir ist die Ehre widerfahren" (Oktavian, Sophie) - YouTube
声量が足りない所為で聴こえて来ねーと感想を述べていた
※http://www.fionnuala-mccarthy.com/
ベルリン・ドイツ・オペラ来日時の彼女曰く
「R・シュトラウス作品はオケの音が分厚く、舞台で歌う自分の声さえよく聴こえない」
オックス男爵役の難関これは、音響に難がの旧大阪フェスティバルホールでもちゃんと響いたちゅうけどw
ワーグナー師匠格の感想としてもう一つ、「舞台全体が狭っ苦しく、余裕が無かった」
わかるわかる
TRISTAN UND ISOLDE, FULL VIDEO - Nilsson, Windgassen, Topper, Hotter - Osaka, 1967 - YouTube
Walküre (Th. Shippers Osaka 1967) - YouTube
1967年に第10回目を迎えた大阪国際フェスティバルの目玉演目、ヴィーラント・ワーグナー演出ね
ヴィーラント演出の神髄である照明を用意するだけで予算の半分以上吹っ飛び、以来、ボンビ~音楽祭は置きw
『トリスタンとイゾルデ』に登場するフクロウを表す装置が、バイロイト音楽祭のそれより肥えている
バイロイト祝祭劇場の舞台は、オーケストラ・ピットが舞台の下にある構造のためか、舞台は相当広く、奥行きは最大30m(・・?
一方、旧大阪フェスティバルホールの舞台って、間口が広く、奥行きは狭かった
広過ぎる間口の舞台にフクロウを原寸大で置くと間抜けっぽく、無理矢理肥らされた哀れなフクロウとなったわけw
そこからおよそ20年後に上演された『ばらの騎士』、こちらは全て原寸大だっけ
舞台の奥行きが狭いもんで、四畳半一間アパートに押し込められた大家族の餓鬼が廊下にハミ出しそうな感じにだってよw
Die Fledermaus, Zweiter Akt 1/6 - YouTube
1994年のウィーン国立歌劇場日本公演で上演されたJ・シュトラウス2世『こうもり』より
オットー・シェンク演出で
J. シュトラウス:こうもり (C. クライバー, 1986年)【全曲・日本語字幕】 - YouTube
Frederica von Stade - The Metropolitan Opera Gala 1991 - YouTube
大同小異は置きw
オルロフスキー公爵邸の広間が晩餐会の開始前に回り、控えの間から食事会場に早変わりする
東京の舞台でも回り、会場内から拍手が起きた理由:「NHKホールの舞台は回らない」
円盤状装置みたいな物を使ってだけど、普段回らない舞台が回ったら、お客はそりゃ感動するわいな
そのセットをちゃっかり、『こうもり』休演日に収録される『NHK歌謡コンサート』に流用とか
ウィーン側が使用料ボッタクれる(゚д゚)ウマーは認めるものの、NHKのド厚かましさぶり示す例と思わね!?w
ま~、以上が、海外歌劇場の日本公演の限界を示す例かね
日本で最もオペラ公演に適しているのは新国立劇場だけど
オペラ劇場:1814席、国内のオペラ関係者にとっては十分で、声量不足気味の日本人歌手にはちょうどイイ
駄菓子歌詞、NBS、海外の有名歌劇場を招聘している日本舞台芸術振興会視点で見ると
外来オペラの高額チケット、これ、慈善事業でない招聘元の利益を考えれば、ある程度しゃ~ないと思うのにね
つか
西日本で初となる本格的な4面舞台を備える大ホールは、アクトシティ浜松(1994年)、新国立劇場(1997年)に次いで日本で3棟目
大ホール:1848席で収容人数は新国立より少し多い程度も、欧米主要歌劇場日本公演に最大有効利用すれば
首都圏だけで元を取る負担減るのとちゃうん
電車・バスをご利用の方へ | 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
大阪や京都からだと、新幹線要らずでそう遠くないぞ
とにかく昔は、大阪にも普通に海外歌劇場引っ越し公演が来た
ミラノ・スカラ座初来日は1981年で、東京👉大阪👉神奈川の順
ウィーン国立歌劇場などもそうと思うが、舞台装置他を積んだ何両編成列車が東奔西走していたもんだ
21世紀現在、バブル期みたいな余裕は日本に無いけど
せめて首都圏一極集中でなく東西二極集中は無理な相談なんかい
西日本視点で見ると、東京まで行けないが、大阪までなら行ける者いるよね
首都圏在住者でさえ皆が毎日のように演奏会通いと行かない上に
首都圏一極集中ならば、首都圏の負担が増え自分で自分の首絞め、首都圏以外は機会不均等で差別に等しくなるがな
日本くんだりまで来る欧米主要歌劇場がウィーンとスカラ座の繰り返しっぽいし
外来オペラそのものが危うくなりつつかも知れんけどな
23 Oct 1963 at Nissei Theatre, Tokyo (Live)
ニッポン放送開局35周年企画として1989年12月15日にポニーキャニオンが発売したCD音源である
ベルリン・ドイツ・オペラ初来日公演で、歌劇場丸ごと民族大移動公演としても日本初
※1958年か1959年に来日したウィーン国立歌劇場は主要歌手のアンサンブルに留まり、歌劇場丸ごとは1980年が最初
ベルリン・ドイツ・オペラと言えば、ベルリンとドイツが東西に分かれていた頃の西ベルリン代表歌劇場で
東ベルリン代表のベルリン国立歌劇場初来日は1977年と出遅れた
1990年公演では、東西統一の混乱を受け、あんましパッとしなかったと記憶する
西ベルリン代表のドイツ・オペラと形勢逆転は、1992年にダニエル・バレンボイムが音楽監督就任して「能力不足はリストラするぞ」以降だ
バレンボイム体制の国立歌劇場初来日となった1997年の翌年に、ドイツ・オペラが来日したけど
それが今の所、ドイツ・オペラ最後の来日となっている
ところで
バレンボイム指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団≪シュターツカペレ・ベルリン≫ | アーティスト&コンサートマネージメント 株式会社テンポプリモ
6年ぶりの来日はシュターツカペレであって、歌劇場丸ごととしては、2002年の『ニーベルングの指環』ツィクルスが最後となっている
な~んとなく邪推すれば、「ある時からもう、日本公演に旨味無くなったんじゃね」
とにもかくにも、外来オペラが絶滅しなくても、20世紀のそれと同じ勢いに戻る日は来ない気がしている
当記事題名について
考えるのがメンドクサイもんで
(追記)
♪ヴァルハラ城への神々の入城をCDで聴いていたら
記事題名の『酔っ払い』を、ウチの屋号と同じ『酔いどれ』へ変更したくなった
ウィーンフィルの皆様ご愁傷様~
それを、Yahoo!投稿時に戻したまでの話よ
Richard Wagner - Das Rheingold - Der Ring des Nibelungen - part 16, Finale - YouTube
YouTubeではわかり辛いけど、10:17辺りから耳をダンボにしてみましょ
ラインの乙女の嘆きが消え、神々の入城の勇壮な音楽に変わるね
オーケストラの音量、特に管楽器、急にグーンと上がるでしょ?
グーンと上がる部分が、ハイテンションな酔っ払い楽団の証よ
だって
1958年に録音された『ラインの黄金』
この部分のセッション終了後、プロデューサーが録り直しの必要に気付いた
録り直しの必要でなく、ウィーン・フィルがその日の予定を間違えていたんだっけ?
ともかく楽団を呼び戻したまでは良かったものの
楽団はもう仕事上がりの酒と軽食を堪能した後で、「エ?残業あんのぉ?」とフラフラ千鳥足で登場した
が、酒飲み大トラ集団でも流石は世界屈指の名門オーケストラ、世界に冠たるプロフェッショナル集団
見事役目を果たし終えたとかメッチャ感動するワイw