昨日から何となく続く投稿をば
「原作者・美内すずえが断言!「紅天女」ラスト明らかに/歌劇「紅天女」制作記者発表会
知らんかったわは置いといて
解題の項に
「しかし彼女はこの作品を書くまで演劇にはまったく親しんだことがなかったどころか
事前取材もほとんどしていない、と繰り返しインタビュー等で述べている」
評価の項には、「徹底したご都合主義」に立脚するとしている云々の記述載ってるね
BSマンガ夜話 「ガラスの仮面」 美内すずえ (1999年)
NHK出演者も、演劇に精通していたら描けない作品だよねと語り合っていた
マヤと亜弓に、星一徹が飛雄馬を猛特訓するみたいな、現実離れした役作り場面が見られたりなどを指す
現実離れにはもう一つ、「マヤの、台本を一度読むだけで共演者の台詞まで頭に入る地獄の記憶力」
いや、楽譜一度見るだけで頭にコピーされる音楽家が実際にいるから、嘘松認定しない
が、化け物級記憶力の短所を、身内先生知ってるの???
「台本や楽譜に誤りあって、後で訂正されたもの渡された場合、脳の加筆修正とか困難だなんだけどぉ」
ガラスの仮面には他に、昭和の時代ですら「時代遅れ感」が挙げられよう
あしながおじさん、そう、現代JKの目には身体張らずにパパ活出来ると映るであろう「紫のバラの人」
高校卒業直後のマヤを速水真澄が公園へ誘い出して池のボートに乗る場面でか、大学進学は?と尋ねる
マヤが勉強嫌いで成績はツバメの超低空飛行なくらいわかってるくせにwは置いといて
マヤにその気あれば、速水は引き続き、「マヤの後見人」の意思を示している
そこまで速水は何年、マヤが「紫のバラの人」が誰か知らんとはいえ、憎まれながらも学費等の援助したりしとるねん???
とにかく、目が見えなくなった母親・春が映画館に流れる娘の声聴きながら逝く場面といい
古典的な少女漫画の文法に貫かれているのがスゲーわ
マヤvs亜弓、宿命のライヴァル関係は恐らく、星飛雄馬vs花形満の他に、坂田三吉vs関根金次郎だけどね
(原作者の美内すずえ先生が、阪東妻三郎と三國連太郎どっちかの映画『王将』好きという、流石は大阪のオバちゃんw)
ガラスの仮面連載は、先生が25歳の時に開始された
漫画家デビューは1967年(昭和42年)、高校時代に『別冊マーガレット』10月号の「山の月と子だぬきと」
小女漫画家の定番に近い未成年でのものであった
デビュー背景は定番だが
【覚醒しない限り、蒙昧で足元不如意な女の旅はいつまでも続きます】
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-6275.html
故・津雲むつみを始め1960年代から1970年代にかけてデビューし現在も活躍する女性漫画家は数多い中
およそ半世紀後も尚、大きな路線変更やレディコミへの転向しておらず
「純粋の少女漫画家」として続いているのは、美内先生と細川智栄子を含むごく一握りも他と一線を画すと思う
演劇は全くと言っていいほど素人でありながら、説得力を持ち、普遍的な作品を描ける美内先生
自分の誕生日をマヤにくれてやれるほど、先生自身を無意識でもマヤに投影しているのかも
先生が天才ならば、努力型だろうと、決して「作られた天才」である亜弓じゃない感触よ
さもなければ、漫画家なんて務まりませんて
人間模様を描くに当たって、浅く広くでも多方面に亘る教養を備えて成立する職業なんだから
美内先生から離れると
17分後に登場する後篇へ続く