17分前の前篇から続いた
【長い幸福への練習曲(前篇)】
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【長い幸福への練習曲(後篇)】
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【「私のマンガ大賞」は、コレ:ベルサイユのばら~新しい運命の渦の中に】
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-3253.html
【「私のマンガ大賞」は、コレ:ベルサイユのばら~栄光の座に酔いしれて】
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【太古のおにいさまたちへ…】
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【不滅の愛を奏でる竪琴に振り返れば、汝の哀れみと真実は雲にまで至る】
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【再生が許されるのは罪ある者の中より】
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やはり大阪出身の池田理代子先生、この方は美内先生と対照的に思わんかね
『章子のエチュード』は、ベルばら連載開始直前に手掛けた1972年の作品
『おにいさまへ…』は、ベルばら連載終了した翌年1974年の作品
その翌年1975年に連載開始した作品が、『オルフェウスの窓』
オルフェウスの窓は1976年に一旦終了し、連載の場を移し、1977年~1981年まで掲載された
検索かけて調べたらよくわかるけど
池田先生の作品はベルばら以前からドロドロ系というか
小学生にもわかりやすい少女漫画の形で描く大人向きドラマが多かった
「学者を志し、東京教育大学文学部哲学科に入学
1年で実家からの金銭的援助が打ち切られてしまうために、生活の糧として漫画を描き
この間、日本共産党系の日本民主青年同盟(民青同盟)に加盟し学生運動も経験した」
下積みを経て20歳迎える1967年にデビューは遅くないものの、最初の志望と経歴から見れば異端と言えよう
ベルばらの構想がいつ練られたかわからないが、新卒そこらの年齢でフランス革命を背景に描ける
インテリの土壌が作品に反映されているでしょね
面白いのは、1年半くらいのベルばら連載中に、画風の成長を見せている点だ
コミック第1巻と第8巻から持って来た画像を見ればわかるかしらん
連載開始当初と後半で大きな違い見られないながら、泥臭さが抜け、背景も精緻に描き込むようになって行く
3年後に手掛けたオルフェウスの窓に、少女漫画としての完成形を見る
オルフェウスの窓もまた、一筋縄で行かない作品よ
物語は大別すると4部から構成され
舞台もドイツのレーゲンスブルクからオーストリアのウィーン、ロシアのサンクト・ペテルブルク、またレーゲンスブルクへと変転する
連載の場を移した第2部以降は全部読んでないけど
「池田漫画として最後の少女漫画」なのに、少女漫画の範疇をもう超え、ドロドロ世界極めちゃってる感が強いんだわ
その後の作品となると、ベルばらの外伝や新エピソードはもう、1970年代の本編と別世界的だ
どんな心境の変化を迎えたんだろー
不倫スキャンダルさておき
45歳過ぎて音大受験して、声楽家となり、マリー・アントワネット作曲の歌曲12曲を歌ったCD録音なんて
漫画より先生が余程ドロドロ波乱万丈と思うのだガー
先生には何よりも
誰か持ってたらアタシに寄越せと喚いて(里中満智子版は所蔵している)
初めまして
週刊誌買う習慣無くて、コミックや愛蔵版になりますが
ベルばら、おにいさまへ、オルフェウスの窓の他
ベルばら以前の、短編、章子のエチュードなどを持っていて
ブログ記事に上げた事もあります
オルフェウスの窓は全巻じゃないですけど
ニーベルンゲンの歌を知り、ずっと後年、ワーグナーのニーベルングの指環へ繋がりました
欧州史に興味持った点で、ベルばらとともに影響大きいです
> mathichenさん
ベルばら以前の短編もとは、嬉しいですね。
短編は難しいのですが、自分としては、好きな作品がいっぱいあります。
音楽活動もよろしくお願いします。
ワーグナーの音楽は勉強する機会がなく、もっぱらイタリアものですが。
「ラインの乙女の一人ヴォークリンデ、森の小鳥
ドロドロ劇的なワーグナー4部作♪ニーベルングの指環の女声役で一番軽い
これなら何とか歌えるのでは???」