mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

心の繋がりが生命線~いのちの紐&いつか見た青い空~

23日の【Yahoo!難民の皆様へ:「いのちの紐」】
記事の〆に


この映画に隠される白人御都合主義はこの際ガン無視して
どんな顔してるねんの相手と繋がれるを主張したいまで




映画についてはね、同日夜、mathichen Daysで解説した



白人御都合主義とは?




自殺防止協会に電話掛けて来たのが白人女性で、応対したアルバイト学生は黒人男性
これがもしも、現代のSkypeみたいな環境であれば
彼女が相手の顔を見て、即電話切って、自殺に成功した可能性が考えられる
彼女が救われたら救われたで、学生と街角ですれ違ったりの場合
彼も当然、彼女が例の電話を掛けて来た相手と気づかないとはいえ
彼女の方では、彼が命の恩人と想像だにせず、「黒ん坊が」という感情抱くが考えられる
一度は「信頼関係」を築けたにもかかわらずね




つまり、声だけのやりとりが、人種差別を巧くスルーして有耶無耶にしたドラマに仕上げたんだよ
LIFE誌に掲載されたシャナ・アレクサンダーの『死の決意』という実話からの脚色で
オリジナル知らないため断言出来ないものの、恣意的な配役と感じられるわ




学生を演じたシドニー・ポワチエには、もう一つ、『いつか見た青い空』という映画が観られる

イメージ 1

これは彼が黒人である事を知っている彼女だけど
5歳の時に盲目となり、18歳までほとんど外へ出なかったとあって
彼女に偏見が無くとも、世間から偏見に晒されるリスクを孕んでいる
また、見えないなりに、世間知らずが手伝って、世間の「常識」に染まるかもを示唆している
1年間のお別れという曖昧な結末が、事実上の絶縁との気がしてならない




18歳以降に盲聾となった人が、自分は発語し、他人の声は指文字で聴く
触覚での対話により結婚した話あるだけに
目に見えるものだけを信用する者が如何に愚かであるか知れるね




(本館版追記)




ポワチエさん、学生役といっても1927年生まれだから、上記映画ではアラフォー前期だった
世に出る作品の生徒役ですら、アラサー前期だった
黒人は男女共に若く見えるけど、ポワチエさんは顔可愛いもんねと褒めといて




https://www.youtube.com/results?search_query=to+sir+with+love+1967
実話を下敷きにとはいえ、暴力教室の白黒逆転版じゃん
黒人先生が荒れたクラスを改心させる話が感動のあまり笑えるわ




てか、何年か前にも絶叫してるけど








シャロン・テートおねえさんと並ぶ、愛しのジョアンナ・シムカスおねえさんを大切にしておくれやす
実質的な引退状態に追いやられても、自分のキャリアより黒人旦那を選んでくれた奥さんでしょが