ハート(ティモシー・ボトムズ)は、ハーバード大学法学部の秀才だった。出世コースに乗るための最大難関である冷厳な主任教授キングスフィールド(ジョ ン・ハウスマン)のおめがねにかなうよう、勉強にはげんでいた。級友のフォード(グラハム・ベケル)やケビン(ジェームズ・ノートン)と共に研究グループ を作ったりもした。そんなある夜、ハートが大学から帰る途中、校庭でスーザン(リンゼイ・ワグナー)という見知らぬ娘から声をかけられた。誰かにつけられ ている、という。ハートは彼女を家まで送り届けた。以来、2人は急速に親しくなっていった。スーザンは彼をドライブに連れ出したりして、法学部のことを根 掘り葉掘り聞きだそうとする。キングスフィールド教授はある夜、教え子たちを自宅に招き、懇親会を開いた。ハートも招かれ、計らずもそこでスーザンに会っ た。スーザンは教授の娘だったのだ。ハートが、今まで偽名を使って自分をだましていたことを責めると、スーザンは、ある法科の学生と結婚したが今は別れ、 男はヨーロッパにいると告白した。そんなことがあってからも2人は交際を重ね、いつしか肉体関係をもつようになった。だが、2人は背後に絶えず威圧するよ うな彼女の父を意識しないわけにはいかなかった。ハートとスーザンが彼女の家で密会したとき、キングスフィールド教授が帰宅した。ハートは裏口から逃げ出 す、そんなこともあった。やがて、研究グループの結束がゆるみ始め、ハートとフォードは冒険をやってのけた。法学部の図書館に忍び込み、キングスフィール ド教授がハーバードの学生であった頃のノートを読んだのだ。そこには、2人が期待した深い学識のあとは見出せなかった。それは自分たちのノートと同じよう に、よい成績をとろうとしてあくせくとったノートにすぎなかった。ハートとスーザンのロマンスは、キングスフィールド教授に水をさされながらもなんとか存 在した。やがて学期末、ケビンは妻アシュレー(レジーナ・バフ)とのいさかいがひどくなり法学部から脱落した。ハートとフォードはホテルに篭城し、1週間 寝食を忘れて試験勉強に熱中した。最終試験も無事終わり、ハートはキングスフィールド教授のところに挨拶に行った。だが教授はハートの名さえ覚えていな かった。彼は教室のデスクに備えてある学生の写真入りの座席表で学生の名を呼ぶだけだった。ハートは試験地獄のために、人間的な何かを忘れたことに今さら ながら気づいた。成績が発表されるまでの間、ハートとスーザンはケープ・コッドへ遊びにいった。そして成績通知の日、ハートは海に出かけた。彼はスーザン が持ってきた通知書を受け取ると、中味を読まずにそれで紙ヒコーキを作り、海に向けてそれを飛ばした。( MovieWalker:ペーパー・チェイスより引用 )
出世コースに乗るための最大難関の一つであるハーバード大学法学部
高いIQ誇るような精鋭集団ですら、ウッカリしてたらどんどん脱落して行く戦場
寝食忘れて勉強した御褒美が、尊敬する教授からの「え~と、君、誰だっけ?」
田舎者である実家の隣近所が平伏すエリートとて
エリートだらけの集団生活の中に於いては、大半が、雑魚に過ぎない定めを思い知るわけ
この映画を観てノイローゼに陥った40年ちょい前の大学生を知ってる
加山雄三がギター弾いて浮かれる若大将シリ-ズが如何に欺瞞かを語った大学生なんだけど
日本の国公立で真面目に勉強した学生が発狂した映画が、世界の現実を突きつけて来たのね
『高IQの人が抱える悩みとは「高IQの人間が抱えるあるある話」』
一応、IQ130以上の人推奨
「理解しようとしなくても、頭が勝手に理解する。」
これ、アタシにも当てはまるわ(実話)
冗談抜き、マジ、経験あるある話なんだよ
一例を挙げると
「上段に登場した、40年ちょい前の大学生と、真面目な討論した折
アタシが『普通でしょ』と考えての意見を、『その通り』、ただしギョッとした表情で返された」
一般的には、考え込んで一部が理解可能、考え込んでも理解不能、そんな内容だったの
また、比較的最近、日本のダメ福祉について、あくまでアタシにわかる範囲で語ったら
「霞ヶ関の官僚と渡り合える頭脳の持ち主」のような評価を受けた事もあった
理解しようとしなくても、頭が勝手に理解するし、元から頭にインプットされてる場合もあるし
困られても困るがな
「人と話しても話しの内容すら理解していない人ばかりで疲れる。
同じ人間と思うと腹が立つので段々コミニュケーション下手になって行く。」
同じ人間と思うと腹が立つので段々コミニュケーション下手になって行く。」
「MENSAなんてアホらしいと思ってたけど、
金払ってでもMENSA入る理由がわかる気がするわ。」
「・相手がなんでわからないのかがわからない
・自分が当然と思ってることが相手には当然じゃないことが時々あって驚く
・自分はふつうかと思ってたらまわりには頭がいいと思われてて驚く」
・自分が当然と思ってることが相手には当然じゃないことが時々あって驚く
・自分はふつうかと思ってたらまわりには頭がいいと思われてて驚く」
…あ~、コレらも、わかるわかる
ジョディ・フォスターが監督して出演もした‘リトルマン・テイト’(1991年)を思い起こすべし…
ディディの息子テイトは、天才児
4歳で詩を書き、7歳でモーツァルトを弾きこなし、道路に描く落書きも卓越している
天才故に、また意外とトロイ故に、周囲に馴染めずにいる
そんな彼の唯一の話し相手は、無教養シンママだが心優しいディディ
ディディは、息子が天才児を理解しているが、浮かれたり特別視したりしない
ジャンクフード食べさせていいじゃん
児童心理学者から英才教育の勧めにも抵抗する
しかし、息子の誕生日パーティーに友だちの姿が見られない現実に、考えを改める
テイトは、大人にもなり切れず葛藤しながらも
天才児を集めたツアーに参加したり、カレッジに通ったりするうち
理解者の愛に包まれ、徐々に彼の状態は好転して行く
…ジョディさん自身の子供時代が投影されたんじゃないかね
12歳での少女娼婦役で話題になった頃、余計なお世話で訪問したカウンセラーに
「大人だって、いろいろ悩みを抱えて大変でしょ」みたいに平然と答えたほど
全然子供らしくない高い知性を見せたというが
天才子役としての側面も影響大きい一方、高いIQを誇る子供時代にゃ苦労多かったとも思うよ
子供の中学受験について、「イイ学校でないと~」
貧乏共稼ぎして私立行かせる下流上層の母親が、如何にも頭悪いダミ声で熱弁を振るった
それを、20歳の専門学校生が、「学校にとっては、一番入学させたくないタイプの家庭よ」
・子供自身、貧乏な頭をフル稼働しなければ合格難しい水準
・入学出来たら出来たで、その学校の求める水準維持が難しく、苦労したり落ちこぼれたりする
・親は子供の非力を、「イイ学校がちゃんと教育出来ないのが悪い」とし、ブチ切れる
早い話、「頭悪い親ほど、子供の能力を見抜けず、高望みして子供を潰す」
子供のオシリ引っぱたいて勉強させるにしたって、適切な方法があるを知らない
勉強の仕方を知らない親ほど、闇雲に行動し、子供及び学校や塾に迷惑をかけてしまう
この手の親には是非とも…
「おれIQ135だが145の人に比べてあきらかに頭脳レベル落ちると感じる
逆に120以下くらいの人にはそう感じさせちゃってるんだろうな」
逆に120以下くらいの人にはそう感じさせちゃってるんだろうな」
「『正しいかどうかより大勢の素人を納得させる事が大事なんだな』
とツイートしてる人がいたけど、ほんとその通りだと思った」
「IQという枠にとらわれて、全体を見渡せないと。
俺から見れば、IQ馬鹿も、低IQも同じ部類に見える。」
俺から見れば、IQ馬鹿も、低IQも同じ部類に見える。」
「IQが高くても何も良いことなんてないな、と思う」
「IQ高いと自閉と言うよりも、
自閉があると、障害をカバーする為に
IQが高くなる傾向があるらしいよ
空気が読めるようになるなら、
無駄な高IQはいらないわ
IQ100そこそこの普通の人になりたかった」
持てる者の苦悩を理解出来なくてもいい
子供が上手く行っていないようなら、無理させないくらいの配慮は見せよと言いたい
余談ながら
30年かけても未完の小説、基本は同じ話をドイツ版と合衆国版に分けて持つアタシ
どちらの作品にも、IQ170の女の子が登場する
アタシ自身が投影されていないとは言わないが、そのまんまじゃねーよとだけ断言しとく
詳細は割愛する彼女たちの苦悩なんて、味わった経験持たないし、持ちたくもないもんでね~