mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

貴方の声に心は開く。いぶし銀に輝くバラの献呈を

フランス開催のEURO2016開幕まで1週間
ボール飛び交うゲームを想像するだけで疲れる本日、懐古趣味ますます進む





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当盤は91年発売のLDのDVD盤。昨年、125周年ガラ・コンサートがあったが、その四半世紀前の映像。内容を記すより、HMVレビューにない歌手とト ラック情報を捕捉すれば、豪華さがよく分る。エヴァ・マルトン(2)、キリ・テ・カナワ(3)、ジョーン・サザーランド(7)、アンナ・トモワ=シントウ (12)、キャスリーン・バトル(13)、モンセラート・カバリエ(16)、イレアナ・コトルバス(17)、ミレッラ・フレーニ(14)、ビルギット・ニ ルソン(24)・(25)、フレデリカ・フォン・シュターデ(9)・(13)、ジュディス・ブレーゲン(9)、カーティア・リッチャレッリ(20)、レオ ナ・ミッチェル(21)、マリリン・ホーン(23)、グレース・バンブリー(19)、ルチアーノ・パヴァロッティ(26)、プラシド・ドミンゴ(14)、 ホセ・カレーラス(16)、ニコライ・ゲッタ(11)、ルッジェーロ・ライモンディ(5)、アルフレッド・クラウス(10)、レナート・ブルゾン (19)、ニコライ・ギャウロフ(20)他。

ローチケHMVより拝借 )




ローチケのは、Deutsche Grammophon盤
ウチにあるのは、1991年Pioneer発売LDと、1998年やはりPioneer発売のDVD
PioneerDVD、日本盤は2枚組で、ウチのは約4時間を1枚に押し込んだ海外盤よ
不完全版には変わりない
1980年代にVHDで出ていた6時間ヴァージョンでDVD化して欲しかった
LDすら知らない若い衆のため、VHDについて大賢者Wikipedia様ペタリしとく
完全版であれば
Jessye Norman and Jess Thomas Die Walkure
YouTube頼らんかて、愛しのジェス・トーマス拝めるのに~つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
文句言ってスッキリして
コンサートから30年余り経ち、出演陣のほとんど、鬼籍に入ってるか、引退して多分ボケ老人と化した

今年75歳、遂に後期高齢者なのに、まだ引退する気無いプラシド・ドミンゴを何とかしてよ
テナー→バリトンに転身してまで、年金稼ぐ必要あらへんだけカネ持ってるやろに~

三大テナーの中では、ホセ・カレーラス命なんだよと言い訳して




1996年のジェームズ・レヴァインMET25周年ガラも豪華出演陣であったが


そこに入れられると気の毒な当時49歳のテナー、男声としては希少だった黒人のジョージ・シャーリー以外
太古のMETを彩った名歌手たちが雁首並べる見事なデイサーヴィスぶり
後ろに座ってるジジババを考えれば、100周年が、より豪華だよ
引退まで2年を切った頃の、65歳としてはよう声出るビルギット・ニルソンもね
ゾルデの後、スウェーデン歌曲を披露するけど、1人で2曲は出演陣の中で唯一と、別格の証明だ




あ、↓に登場する人もある意味、別格ですかね
1983 MET100 GALA:Der Rosenkavalier. Presentation of the rose
1983 MET100 GALA:Der Rosenkavalier. Final trio / R. Strauss
エリーザベト・ゼーダーシュトレームが、ドレスの裾を踏んで落下したら見世物だったのに惜しい
10年後、劇場解雇され、悪い意味で別格へと落下したキャスリーン・バトルには合掌
フレデリカ・フォン・シュターデ、40歳前とイイ時期であった
1996年ガラでは、3回くらい登場
劇場からお願いされるほど、人柄もイイんでしょ
1回は、当時30歳とまだ小娘であったチェチーリア・バルトリの代役だもの
バルトリちゃんには、1993年のお礼しなければならんしな?
東京・渋谷でのモーストリー・モーツァルトに、代役出演して貰った
病気ならともかく、離婚調停の泥沼化で出演が無理って~
その日、オーチャードホールバルトリちゃん聴けた聴衆、アタシを含めて幸運とも言えるけどぉ




1983年ガラで好きな映像は、↓も

1983 MET100 GALA:L'italiana in Algeri. Rossini
L'italiana in Algeri. Finale, Act I / Rossini
Diane KESLING, Edda MOSER, Gail DUBINBAUM,
David RENDALL, John DARRENKAMP, Sesto BRUSCATINI, Ara BERBERIAN,
Metropolitan Opera Chorus




左から2番目、エッダ・モーザーの、大口を開けて鶏〆たような声上げる顔が怖過ぎる
右から2番目、セスト・ブルカンティーニの、眠そうなのは年のせい?老獪な演技?
パンダみたいな顔して、後年、ヴェルディオテロ歌う重量級となった、デーヴィッド・レンドール可愛かったね
という具合に、一度観たら忘れない顔触れによる、ロッシーニの♪アルジェのイタリア女第一幕フィナーレ




スピード感溢れるロッシーニ・クレッシェンドを、舌噛まずに歌えるだけで凄いぞ
ガラ・コンサートでは何回くらい練習やるのかしらん
細かいミスに目をつぶるとして、一夜限りの歌唱をピシッと決め、聴衆を沸かせるのは
座付の地味な歌手でもスター歌手に引けを取らない実力を持つメンバーを抱える大劇場の余裕でしょね