mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

自らハードルを高くし、限界を超え、さらなる高みへ…の前に、転落した

高い理想と現実のはざまで揺れるFC東京
求められる覚悟とビジョンの共有
後藤勝 2016年5月10日(火) 12:22

自縄自縛に陥ったFC東京

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で全北現代モータースに0-3で敗れた4月20日の試合の後半から、29日にJ1第9節でアビスパ福岡に敗れるまでの状態は、FC東京にとって危機と呼ぶにふさわしく、やけに高い今シーズンのハードルがチームへの批判を強めた。

 今シーズンの新体制発表会で立石敬之ゼネラル・マネジャーは「4位と褒めていただけるのですけれども、優勝以外は、もう考えていない」と言っていた。マッシモ・フィッカデンティ前監督との契約非更新に反対していたファンも、経過説明が不十分と捉え、昨年の年間4位よりも上でなければ許さないという世論を形成していた。しかし、実際には第9節を終えて、FC東京は13位に沈んでいた。

 ひとつ負けるたびに重圧が高まる。武藤嘉紀太田宏介権田修一、3人の日本代表経験者がいなくなったFC東京が、いきなり昨シーズン前半のような結果を残せるはずがないのだが、高い目標設定により、自縄自縛に陥った。

 さかのぼると、今シーズンのFC東京は、始動の時点ですでに厳しい条件を背負っていた。戦力ダウンしたチームを率いつつ、J1とJ3とACLに参加、リーグ優勝を目指さなければならないのに、2月9日のACLプレーオフまで時間がない。まずは適合性とコンディションを鑑み選抜したメンバーに、最低限必要なコンセプトをたたき込み、初戦に間に合わせることが、復帰した城福浩監督の仕事になった。

負傷者であっけなく瓦解したベストメンバー

 4-4-2と4-3-3をベースに、プレシーズンのニューイヤーカップ3試合を含む沖縄国頭キャンプで、1月末までに初期段階の骨格をつくり上げた。そして、タイのチョンブリFCと戦ったACLプレーオフでは、自分たちで主体的にボールを運び、奪い返されたら高い位置でプレッシャーをかけ、相手陣内に押し込んだ状態でボールを奪い返し、速攻でゴールを決める戦い方を選択した。流動的になるので、フィニッシャーはボールがゴール前に来た瞬間、その場にいる選手が交互に担う。攻守が密接に連動した組織的なサッカーだった。

 FC東京は9-0で完勝。ミッションの第一段階を完遂した。

 前から激しくプレッシャーをかける守備は、自分たちの得意とするものであると同時に、相手の突発的なミドルシュートや個々の仕掛けを未然に防ぐ役割も果たしていた。チョンブリFCを下したサッカーはかなり理想像に近いものだったが、相手が弱いからこそ実践できたという側面もある。同等以上の相手にもあのようなサッカーを実行し、さらに質を高めていくには、長い時間が必要だろう。“城福東京”は「ACLプレーオフモデル」の完成に向け、ゆっくり船を漕ぎ出した……、はずだった。

 進路が危うくなってきたのは、2月23日に全州でおこなわれたACL第1戦を迎えてからだ。この試合の直前にハ・デソンが負傷、さらに試合の前半で駒野友一が負傷した。最初期の“ベストチーム”が、あっけなく瓦解(がかい)した瞬間だった。

 続く2月27日のJ1開幕戦ではハ・デソンに替えて梶山陽平を起用したが調整不足でピークパフォーマンスを示せず、右サイドバック徳永悠平を左に、ボランチ橋本拳人を右サイドバックに配したが、これも機能しなかった。そのうえ対戦相手の大宮アルディージャはFC東京対策として自陣に引き、中央を堅く守る。この結果、FC東京はただボールを回しているだけになってしまい、相手の切り換えの速い攻撃に屈して失点、0-1で敗れた。

 連戦となった3月1日のACL第2戦では、高橋秀人をアンカーに起用してビン・ズオン(ベトナム)に3-1で勝利。羽生直剛田邉草民と組む中盤で守備の意識やバランスは改善された。また徳永を右サイドバックに戻し、左利きの高卒2年目、小川諒也を左サイドバックに抜てきすることで、ディフェンスラインにも不安がなくなった。そして中4日で迎えた3月6日のJ1第2節ではシステムを4-4-2に戻し、球際に強い米本拓司と橋本にボランチを組ませてベガルタ仙台に勝った。

全北現代戦でカオス状態に陥る

 守備の弱さが露呈したあと、カウンターを警戒して守備を重視するようになったFC東京は、それが一度落ち着いたところで、サイドからの攻撃と、そこに展開するまでのビルドアップに取り組み、得点力不足解消も図る。

 ところが、これで一件落着とはいかなかった。

 症状が明確になったのは4月6日、敵地のACL第4戦で江蘇蘇寧(中国)を下し、グループステージ突破に王手をかけたあとだった。柏レイソル川崎フロンターレに連敗し、迎えた20日のACL第5戦。攻撃に出てくるはずだった全北現代モータース(韓国)は予想を覆し、守備を固めてきた。中央も堅いが、サイドも堅い。得点力不足を補うべく具体的な攻撃手法を模索していくなかで、中央を空けさせるためにサイドに展開して相手を引き付けるというやり方に着手していたFC東京は、サイドハーフサイドバックマンマークに近い形で守られ、ボールの動きを寸断された。交替カードを切り尽くしたあとの終盤はただやみくもにロングボールを蹴るだけになってしまい、“カオス”(混沌)と言っていい状態に陥った。

 4月24日のJ1第8節、対ヴァンフォーレ甲府戦では前半を最悪の内容で推移しながら何とか1-1の引き分けに持ち込んだが、第9節でアビスパ福岡に完封負けを喫すると危機感は最高潮に達した。

 なぜこうなったのか。

 アクション増を志向すると、それまで身についていたリアクションの割合が減るだけでなく質も低下する。攻撃に意識を傾けると、針がそちらに振れ過ぎて、守備がおろそかになる。当然、守備やリアクションをきちんとしなければと、針を戻すことになるが、そうすると身につきかけていた攻撃の意識が薄れ、アクションの割合が減る。この過程でいろいろな要素がすり減り、やがて根本も失われ、すべてが半端になった。

 連敗で自信を失い、連戦で消耗すれば、ハードワークもできなくなる。対甲府戦の、失点後の不安に満ちたプレーには、萎縮という言葉がぴったりだった。

 福岡に敗れたあと、選手同士のミーティングを経て「ミスを全員でカバーする」「攻守の切り換えをはやくする」基本が再確認された。これが復活に大きく作用した。

「選手がよりコミュニケーションをとってくれるようになった」

 ベトナム遠征を振り返っての、城福監督のひとことだ。

 1月31日のニューイヤーカップ終戦で同大会の優勝を決めたとき、城福監督は「自分の特長よりもチームとしてやるサッカーを優先してしまう、というのはよくあること」と言っていた。選手が真面目であればあるほど、言われたことを吸収しようとして考え込んでしまう。FC東京の選手は吸収し過ぎていた。遅きに失した感はあるが、選手が自主的にミーティングを行ったことは、反転材料のひとつになった。

FC東京に地力を養う覚悟があるか

 城福監督の著書『Jリーグ サッカー監督』(カンゼン刊)160ページには次の記述がある。

「(前略。システムを)変えるかどうか検討する前に、まず、基本的な観点から守備が破たんしている原因を探るべきです。(中略)こうした基本が押さえられていなければ、システムを変えても何の解決にもなりません」

 5月4日、積極的に前に出ていく意識とハードワークを取り戻し、4-4-2のまま敵地でビン・ズオンを撃破。ACL決勝トーナメント進出を決めた。ここで「基本を押さえた」FC東京は帰国後、システムの本格的な修正に着手した。高橋をアンカーに置く4-1-4-1を採用、バイタルエリアを埋めて守備の不安を解消しつつ、これまで積み上げてきた成果も見せ、8日には湘南ベルマーレに1-0で勝った。

 湘南とあわせて両チームの選手が前後30メートル以内に収まるコンパクトさや、高い位置からプレッシャーをかける意識に、城福監督が目指すものがうかがえた。前半37分、11本のパスをつないでから、高い位置取りをしていた左サイドバック小川のクロスでチャンスをつくった場面などは、湘南にはない要素だった。いまはただ垣間見せているにすぎないが、こういう時間帯が試合全体に及べば、国内でもトップクラスの支配力を持つチームになれるだろう。

 今回は選手と監督の結束で危機を脱しつつあるものの、クラブとファンとの間でビジョンを共有できていない点は不安だ。今後、敗戦に過敏になった外野がチームに重圧をかけ過ぎ、成長を妨げ、危機を再発させるリスクになりかねない。

“城福理論”を満たすサッカーを完成させるには、最長で5年の月日を要するかもしれない。なぜ5年か。浦和レッズと川崎を見ていれば分かる。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が浦和で指揮を執り始めてから今年で5年目。風間八宏監督も川崎で5年目だ。相手に奪い返されないだけのポゼッションを構築するのに長い時間をかけ、仕上げに守備をたたき込みつつある。そうしておいてようやく、浦和と川崎は、J1で首位を争う競争力を身につけた。主体的にボールを動かし、相手陣内に押し込んで勝つ地力を養うとは、そういうことなのだ。その覚悟があるのかどうか。

 ファンは降格を我慢できないし、クラブも2年以内にタイトルを取らなければ監督を交替させるという方針を掲げている。そしてほかならぬ城福監督自身が「THIS GAME」の精神を口にして、眼前の1勝に強くこだわっている。勝ちたい気持ちはみな同じだが、思い描く目標とそこへのたどり着き方がバラバラで、一体感がない。論戦も、最終目標から逆算したチームづくりをおこない、その進捗を確認しながらの批評の応酬でなければ、システム論から感情論から、バラバラな論拠からの“クソ”の投げ合いになる。それは不毛だ。

「強く、愛されるチームをめざして」

 FC東京にかかわるすべての人々は、このスローガンだけでも共有するべきではないか。ここを起点に、将来どういうサッカーに変化していくべきなのか、いまの時点では何位を目指すべきなのかを考えなければ、無数に目標設定が分裂していくだけだ。

 FCバルセロナは117周年。FC東京はJリーグ加盟から17周年。この差は大きい。ひよっこの謙虚さを持たないと、先が思いやられる。

http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201605100002-spnavi




まず…
「FCバルセロナは117周年。FC東京はJリーグ加盟から17周年。
この差は大きい。ひよっこの謙虚さを持たないと、先が思いやられる。」
クラブ以上のクラブと比較するのが間違うとるがな
ひよっこはヒヨコでも、ベトナム料理の卵入りやろ

http://image.search.yahoo.co.jp/search?p=h%E1%BB%99t+v%E1%BB%8Bt+l%E1%BB%99n&ei=UTF-8&fr=mozff
http://www.vietnam-go.com/bbs/topics/4559764109393920
青赤狸ども、この間のビンズオン遠征で食べた?
現地料理食いまくりフランス人植民地主義者ですら音を上げたシロモノなんて、無理ですってば!
…狸とは申せ、東京都下の大自然の中で飼われてるとはいえ、餌だけは人間様と同じでゼータクしてりゃね




江戸狸応援団の一部に、集団ヒステリー傾向だって?
いちいちチェックしてないけど、悪循環に陥るよ、正気を取り戻しな
選手でも監督でも、古巣に戻れば余計プレッシャーかかるもんと思うが
城福さんが一番、自縄自縛に陥ってるんでないかい




記事題名は
【自らハードルを高くし、限界を超え、さらなる高みへ】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/mathichen/article/12
これってさ、身の丈を踏まえた上での話よ
【決断の時機を見誤らない決断の時期】
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/mathichen/article/10
自己を見つめる目を持ってる事が大事なのよね
【石橋を叩いての、自らハードルを高くし、限界を超え、さらなる高みへ】
http://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/33783851.html
スマホ操作にいずれ慣れる。慣れるまでが大変」
ガラケー機能で十分な人には、慣れるまでの間に大事な電話やメールに対応出来なかったら困る」
「将来的なスマホ乗り換えを見据え、タブレットでタッチパネルに慣れる」
さよう、慣れない事は、一足飛び狙いしちゃダメ
Life is made up of little things.(人生は小さな物事から成り立つ)




ほい、クラブ全体、顔洗って出直し、努力と成果をコツコツ積み上げて行きましょ
降格して泣き見るくらいがいいのかもにしてもだ、アタシが困るのよね…




アタシゃ目下、大真面目に悩んでる真っ最中
土曜日、京都駅の星乃珈琲店にて、「今年はいつ、東京に?」
2ndステージのどれかを検討中ですが、1stステージのどれかにも強行した方が?
チームが何とかしてくれないと、2010年11月みたいになっちゃいますよ
天皇杯入れて1ヶ月に3回も東京行った、最後にお通夜と化した多摩川クラシコ含むアレだ
その前月にも、吹田と引き分けた試合に行った
あの時の出費、ケッコー痛かったのよね
当時よりカネ減ってるのに、また同じ状況へ追い込む?
チーム残留するもアタシ破産とか、チームもアタシも…とか、勘弁願いたい!
アタシが行く時だけ、味スタと長居が瞬間移動して場所入れ替わるなら別だけどぉ
(新幹線と高速バス使ってホームゲームを観に行くを、江戸狸応援団にも味わわせたい心境中)