mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

巡り合うためには、藍より青く澄んだ信心

今年の夏がクソ暑過ぎ、その後の反動大きいせいか
単にアタシが、昭和BBAと化したのか
「朝晩が寒いと騒ぐな。昔はな、いまみたいな気候の中、夏休み後半のラジオ体操が常識やった」




秋といえば、落ち葉の季節を迎える
んで、強引に





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ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-François Millet)の‘落ち穂拾い’
農村の貧しい人々の姿を描いただけでなく、旧約聖書の【ルツ記】に基づいた作品である
絵心全く持ち合わせないmathichenさんですが、【ルツ記】は旧約の中で一番好き~




【ルツ記】へ行く前に




配偶者に死なれた者が、コトメもしくはコウト、つまり義兄弟姉妹、あるいは姻戚の誰かと再婚する
大体は財産分散を防ぐ目的だけど、古今東西、世界各地に見られる
それ自体は別に、後世まで守るべき物持たない無産階級には想像絶するだろうが、異常な話じゃない
『夫を亡くした私が,義兄と再婚?!』発言小町
これは、旦那実家の真意と、義兄の人柄次第でしょ
子供はまだ2歳と幼く、母親自身の人生なんて後回し、子供がもっと成長してから考えりゃいいんだよ
再婚の是非でなく、子供は母親の独占品じゃない、父親側親族の心情を少しは考えた事あるのかの意味よ
もしも夫の生存中、ジジババに何かと世話になったのであれば
母子家庭の先の幸を願うレス続々なんて、どれだけ甘えた因業オナゴ増えたんだろうね
天才級以外、オナゴの教育は高校まで、その後は専門学校か相応の女子大に限定でいいと思える根拠だ
天才といえば、FC東京からマインツへと移籍したヨッチ、武藤君の新婚嫁が一部から顰蹙買ってるよ
新卒2ヶ月で退職が見えてるなら、最初から就職するなよ、彼女の代わりに受からなかった者に迷惑だとな
てな具合に、生半可オナゴに生半可な権利与えると、義務果たさんで自己主張は一丁前の末世だぜ




ま、いまどきのオナゴに何言っても、馬の耳に念仏?




母子家庭の兄弟が成長後、それぞれ嫁を娶った
弟が急死した事で、母親と兄がアホな提案をした
兄夫婦は兄の男性不妊原因による小梨夫婦なのに、兄嫁を離縁して弟嫁を貰うとぬかしやがる
弟には息子が一人、つまり母親から見ると、兄が種無しのため唯一の孫を、「跡取りだから」繋ぎ止めたい
兄は兄で、甥は両親揃った成育環境に育つがベストを盾に、若くて綺麗な弟嫁に執心する
兄嫁はすっかり糞トメとエネ夫に見切り付けてあるので、離婚は構わないのだが
義兄との再婚を嫌がる弟嫁に執着するのが見るに堪らなかった
弟嫁が兄嫁に助けを求めて来た事で、兄嫁実家に力を借り、何とか腐れ縁を切れたように見えた
ところが、弟嫁が心変わり、義兄との再婚についての説明を兄嫁が求めても
世話になった礼すら言わず、「母子家庭は大変なのよ」、ピシャリ門前払いした
そりゃま、再婚するかどうかは、弟嫁の意思次第であり、お好きにとしか言えないものの
「綺麗に舗装された、地獄への一本道が見えないなんてね…」
そうでしょ?
元義兄であった夫は、相手の年齢や見てくれで女の価値決める糞男
何しろ、種無し(浮気相手を孕ませるリスク無し)だ
散々お楽しみの後で、嫁劣化を盾に、認知責任等要らずの若い仔猫ちゃん遊びに血道上げる可能性絶大
姑はといえば、嫁変われど、孫は嫁の連れ子といえど血縁に変わりなく、同居すればさぞかし甘やかす
兄弟姉妹、従兄弟姉妹のいない、ワガママ放題の飽食小皇帝と化す見込み、こちらも絶大である
嫁は再婚後10数年以内に、ボケ姑、極道夫、パラヒキニート予備軍息子の奴隷として仕えるが決定事項よ
…これなら、貧乏タレでも母子家庭選択が、母子ともにアカルイミライ保証十二分よね




目先の幸福やカネに走るなよの教訓として挙げたいのが、【ルツ記】なのさ




土師の時代が終わりに近づいた、紀元前1030~1010年の、古代パレスチナ周辺
カナン一帯を襲った飢饉のため、ユダヤベツレヘムに住んでいたエリメレク一家は、モアブに移住した
エリメレクの家族構成は、夫エリメレク、妻ナオミ、長男マフロン、次男キルヨンの4人
大黒柱エリメレクが亡くなった後も、モアブでの生活は続き、息子たちは現地の娘を娶った
兄嫁はルツ、弟嫁はオルパ
息子たちが結婚して10年間、モアブの地で皆仲良く暮らしていたが、息子たちも亡くなってしまう
母ナオミにすれば、異郷でとうとう一人ぼっちの寄る辺無い身
故郷ベツレヘムに戻る決心を固め、嫁たちには現地にある実家に帰るよう強く説得した
ナオミが超優良姑だった証拠に、嫁たちは「トメさん、我々も一緒に行く」と主張した
「嫁子ちゃんたちが亭主とBBAに良くしてくれた事で十分よ。娘同然のアナタ方の再婚と幸福を願ってるわ」
ナオミは改めて説得し、オルパは、渋々同意して実家に帰って行った
ルツはというと、説得に応じず、キッパリ言い放った
「貴女の行かれる所へワタクシも行き、貴女の住まわれる所にワタクシも住みます
貴女の民はワタクシの民、貴女の神はワタクシの民です」
この時すでにルツは、ナオミの神を真の信仰として受け入れていたわけね

嫁に押し切られた格好のナオミが已む無くルツを連れてベツレヘム帰還した頃
ベツレヘムでは、4月上旬を迎え、大麦の刈り入れ時が始まった
「貧しい人や在留異国人のために、畑に落ちた麦の穂を畑の持ち主は集めてはならない」
このモーゼ律法が、貧しい在留異国人であるルツに使える
ただし特権行使には、謙虚さが必要であるばかりか、自尊心を捨てる勇気が求められる
ナオミはルツに特権行使を求めなかったが、自分の意志で移住した嫁だ、ルツ自ら進んで畑へ向かった
ルツは他の貧しい人々を見習い、麦を刈る人たちの後たちについて落ち穂を拾っていた
そこへ、ルツが落ち穂を拾わせて貰う畑の持ち主ボアズがやって来て、ルツを目にする
ボアズは裕福でありながら、貧しい人や弱者を労わる心優しい人であった
姑の故郷までやって来た心清い異邦人嫁の噂を聞いており、すっかり感心していた
ボアズはルツに水や食物を与えた
さらに、雇い人たちには、ルツのため束からわざと穂を抜き落とし、拾い集めやすくしておけと指示を出した

ボアズの寛大な計らいにより、ルツは大収穫を家に持ち帰る事が出来た
ルツがナオミの縁続きであるボアズの畑に行っていたを知り、ナオミは驚く
ボアズがナオミにとって、請戻しの権利を有する人物である
「これは、神のお恵みだ」と深く感謝し、数日後、ルツならボアズの良い嫁になると確信
ルツを自分自身の代わりに請戻させるため、ある作戦をルツに授け、ルツはその指示に従った
小綺麗に身繕いしたルツが、ボアズの就寝時間に、彼の裾をまくり上げ、そこに寝る
早い話、夜這いですがね、これは当時、結婚の申し込みであったから、不純な想像した奴全員罰当たり!
逆プロポーズにボアズは驚いたものの、正直、とても嬉しかった
まだ年若いルツがその気になれば、同世代イケメン獲得楽勝にも拘らず、中年のおっさんを選んだ事
ルツが信仰深く、律法に従い、彼女自身と彼女の愛するエリメレク一族への保護を願う、思慮深さを持つ事
町の人々がルツに好意を抱いている事
据え膳食わぬは男の恥、是非とも嫁に貰いたいとボアズは願う
ナオミが考えるような最も近い親戚に当たらないため、請戻しの権利を持つ者に交渉する
町の長老10人を証人に立て、ナオミの土地を購入する意思を確かめた
権利者は土地購入には興味あるが、同時に嫁娶らなければならないのであれば無理と答えた
権利者は、ボアズがナオミの土地を購入し、ルツを娶りなさいと勧め、ボアズに異存無しで取引成立
町の長老たちが取引の証人となり、ボアズはめでたくルツを嫁に迎え入れた

若後家さんが、姑への愛と忠誠により、新しい旦那そして子供を手に入れる幸福が叶った
ルツから生まれたオベデは、エッサイをもうけ、このエッサイから後にユダヤ全土を治めるダビデ王が誕生
ダビデ王いうたらその末裔が、イエスである
ルツは異邦人ながらも、イスラエル人の神に付き従い、メシヤ(救世主)の先祖となった
神は、不遇な老女ナオミを、真の神を信じたルツが慰め、寛大なボアズを用いてルツを祝福した
信仰誓う者ならば、神が、人種、国籍、性差を超越する存在の証明と言える
ルツの生まれ育ったモアブの地のルーツを辿れば、神の寛大さが知れよう
背徳の限りを尽くしたソドムとゴモラ滅亡の際、神のお導きにより山の洞窟へ逃げ込んだロトと娘二人
「こんな山中じゃ、行かず後家だわ。でも子供欲しいね。そーだ、お父ちゃんを酔わせて…」
娘たちは男の子を一人ずつもうけ、長女の息子が、モアブ人の祖となった
と、由緒正しいといえば正しい、正しくないといえば正しくない、世俗の評判芳しくなかったモアブ人
そんな彼らも心清ければ祝福受ける権利保証するとは、やっぱ神さんアンタが一番偉いわ~




ちゃう???




本田路津子さん 耳をすましてごらん1972




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落ち穂拾いが思わぬ稼ぎ呼び込むかもよ