mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

物事には順序、しかし一度逆転してみるの重要度

作成日時 : 2012/10/29 19:10、当記事と同題名のウェブリ休憩所記事を持って来た…




昨日、某私鉄バスに乗り、またまたイラッときたこと
「何が何でも客を着席させるなよ」




ラッシュ時の満席状態は別にして
乗り込んできた客が完全に着席するまでは、テコでも発車させない
生意気な青二才が客に上から目線、殴り倒したろかと何度思ったやら
他の乗客から、「何モタモタやってんだ?カス」みたいな無神経な視線浴びるとか
トシヨリなど敏速に動けない人など、イジメに等しい場面あるぞ




腰悪い人の場合、下手に着席しない方がいい人はバス乗るな言うのか?




転倒事故防止云々と繰り返され、運転手もウルサイ
自分の不注意によるケガでも責任転嫁して文句つけるバカいるせいで
要するに、会社の保身、これまた責任転嫁のためだろ
携帯片手の運転手いたら、即刻、社会から永久追放処分が先決だ




国鉄、もとい、JRもねぇ…




2000年だっけ、‘探偵!ナイトスクープ’への依頼に
どうしても一人旅したい車椅子娘の同伴お願いしますがあり
担当した北野誠が、自分も車椅子乗る形で同伴した
ロケ直後に例の打ち切りラジオで
「依頼者(車椅子娘の母親)に道中の報告した際
『JRって、何かと不便ですね』とアレコレ話したら
『そうでしょ。だから我々は普段、極力JRでなく私鉄を利用するんです』」
JRのシステムもどうよですが、放送観た感想として
切符買いに窓口に現れた女の子が、一目で障害者とわかるのに
誠探偵が女の子に「手帳持ってるやろ」と障害者割引を思い出させるまで
気づかなかった駅員って、給料ドロボーですわな




東京、九州、札幌では聞かなかったので、これは関西だけの車内アナウンス?
私鉄なら、「ドアが開きますのでご注意下さい」程度で済むのが
JRだと、「ドアから手を離してお待ち下さい」、客をまるでガキ扱いする…




狭いニッポンの地上のみならず、世界を股にかける航空も溜め息物のよう




先天性の骨の病気持つ在米日本人女性
米国に住み、何が感動したかって、バリアフリーも然ることながら
化粧して派手な格好で出かけても、汚いモノ見るような目で見られない
「ボクH出来ない、代わりにどーしよ?」、恋人とのツッコンダ関係に悩む
『障害者とて、喜怒哀楽持つ、生身の人間。それが常識であること』
彼女は松葉杖と車椅子を併用していて
これが日本いた時には、くだらん規則のせいで面倒だったとか
例えば、飛行機乗る際、杖だけで何とかなるのに
利用する障害者用パックでは、是が非でも車椅子乗れと強要してくる
利用しなければサーヴィスではない、早い話、「ご搭乗頂かなくて結構です」
国際運転免許取るにも、日本の特異システムが、彼女に余計な手間増やした
など、障害者も千差万別であり、全員右へ倣えシステムでは対応出来ないのに
その辺は考慮されない、全然人に優しくない国が浮き彫りにされたのね




飛行機での障害者サーヴィスといえば
ある時、北欧の航空会社を利用した車椅子男性が
日本の航空会社では、降りる際、車椅子客を最後に残すことが普通なので
北欧では、少々手間かかろうが、障害者に長時間待たせる負担かけないため
席種問わず、健康体の乗客全員が「常識だもの」と静かに待つ中
真っ先に降ろすサーヴィスに感激したそうな




数年前乗ったタクシーで運転手のおっさんが
「おねーさん、いやホンマ、おねーさんの言わはる通りですわ
確かにそうでないと、皆倒れてしまいます
日本人は何で、物事を逆転して考えるのが苦手なんでしょな」
障害者や老人の福祉について話していて
自分で身動き取れない被介護者の権利よりも
彼らに人生身動き取れなくさせられる介護者の権利を優先するのが
結局、介護者自身の衰弱、そして虐待を防ぐ手立て講じられる
とアタクシが言ったことへの感想ですわ




現代日本人が物事を逆転して考えるのが苦手な理由は至って簡単
当たり前のことを手に入れる困難さを理解出来ないオメデタイ連中には
人間は自分が痛い目を見ないと、人生はネズミ~ランドでないが知れない
その痛い目からどうすれば、皆が救済されるか想像すらしないからよ




…何故、いま頃、持ち出したのか?
YouTube見つけたのよ(2019年現在消えているため、画像ペタリに↓)





イメージ 1

イメージ 2





2001年4月6日放送の、その回3本目の依頼だった
何度か再放送されたはず、ご覧になられた方多いと思う




「北野も仕事とはいえ疲れたろうに、でもツッコミや指摘、優しさが伺える良い回でした!!
24時間とかの企画よりずっと心に響くから凄い!!」

「ただ単に、彼女ががんばっている姿だけではなく未熟な部分も見せ、この当時のバリアフリーの不備(北野誠自身が乗ってみることも含めて)、北野誠が通常より過剰なサービスをしてくれる駅員に『この子もこれからのことがあるから』と止めてたり、自信持っている彼女に『できてないで』と釘をさす点や、色々な形で助けてくれる人々の姿(自転車をよける若者も含めて)、ちょっと世間の冷たさ、ちょっとした笑いも含めて約12分にふんだんに盛り込んでくる。
いいところも悪いところも表現する、流石ナイトスクープですね。
東京の番組だったら、彼女が未熟な部分を消して、頑張るところを過剰に演出した事でしょう。
これが、ナイトスクープが関東ではあまり受けない理由でもあるかも。(テレビ朝日が消極的だったのもあるが)」

「この映像にはないけど、VTR後にキダ先生が
『誠、最後にエエ事言うたな【何でも一人でできるって思たらアカンで】って』と絶賛してた。
キダ先生が誠さんを褒めるなんて、これまで無かったから驚いたのを覚えてる。」




動画へのコメント欄より拝借致しました





車輪の一歩
 
脊髄損傷による身体障害者(車椅子)の女性は母親の監視の元、自由に外に出ることが出来ない。そこに同じく身体障害者(車椅子)の男性6人が女性に対して「外に出ようじゃないか」と誘いかける。女性はためらいつつも、一緒に外に出るが線路で車椅子がはまってしまい抜け出せなくなる。遮断機が降り、すんでのところで女性は健常者に救出されるが、帰宅途中に失禁してしまう(脊髄損傷による尿失禁)。
主人公がお詫びがてら、母親に謝るが母親はそっとしておいてください、とつっぱねる。女性は「母に逆らいたくないわ」と言うが主人公は「君はそれでいいの?」と問いかける。
ある朝ついに女性は皆の見守る中、駅に行き「誰か私を(階段の上まで)上げてください」と助けを求める。
 
Wikipedia:『男たちの旅路』より引用 )
 
 
 

 
1979年11月24日放送の、山田太一シリーズ第4部第3話
斎藤とも子が可愛かったね~と述懐しといて
「母に逆らいたくないわ」「君はそれでいいの?」、この場面だったと思うけど、鶴田浩二が諭すのよ
「迷惑かけても、いいんだよ」(人手借りる必要あるなら、借りなさい)
迷惑と感じるのは、助けてもらって(助けるのが)当然の意識であって
駅の場面、最初は小声で怖々、徐々に声を大きくして、「誰か私を(階段の上まで)上げてください」
周囲の配慮を待っているのでなく、自発的に丁重にお願いするなら
助けを請うのは彼らの権利であり、迷惑じゃない
 
 
 

あのさ、障害者ってね、真に自立心持っていれば
足りない部分の補助求めたりはするが、腫れ物に触るような、あるいはペット扱いは良しとしないもんよ
障害者とトシヨリと子供は優しくされて当たり前と考える
怪しく思っても、「わ~、性格悪い人ね~」と逆に悪者にされる
問題提起すら出来ない民度低い国であるも問題かいな
 




浪花のモーツァルト、取れ取れキチキチ★ヅラ、もとい、獲れ獲れピチピチ☆かに料理♪のキダ先生
北野誠の結婚に当たり仲人務めたもあって、いつも上からエラソーな態度取る
相手をキチンと評価しながら、愛の鞭振るう。キダ先生もまた、口は悪いが根は優しい




被介護系トシヨリ複数抱える人が、「在宅介護こそ、介護の基本理念である」を唱え、実践中
可能な人はやればよろしい。止めはしない。自分の恵まれた介護環境を基準に世界の在り方考えなければね
在宅介護であっても、デイサーヴィスやショートステイ利用必要とする家庭ある
認知症を施設入所させないと、家庭が立ち行かなくなるも見られる
また、トシヨリ自身、動ける間は、外出るのが刺激になる部分大きい
よほどの事情無い限り、デイやショートを受けないでいると
いまは身体不自由だけで済んでいたって、刺激少ない脳ミソがサビついたり
介護サーヴィスいよいよ必要な時に、介護者側の浦島太郎状態から情報不足で右往左往だったり
サーヴィス断った前歴が、提供側の心証悪くするかもしれないし
デイ嫌がるからと我儘聞き入れていたら、介護者自身の首を絞め、共倒れの恐怖をお忘れなく




部下を激励したら、「オレ頑張ってますッ」
努力は他者に見えないを盾に、ちょっとしたアドヴァイスも余計なお世話と取る輩増えた
意味不明な自己評価高いため、ミス指摘されると逆ギレし、学習能力ゼロ
立場悪くなると、数日前や当日に職場を辞め、周囲の被る迷惑顧みずトンズラ決め込む
他者からの評価である「病んでる」を自分自身使うのが多いご時世であるが
自分は高見の位置で唱える「がんばろう!ニッポン!」音頭と対照的に
健常者自ら体験した『素晴らしき車椅子の旅』こそ、人と人の間で生きるから人間である証明ですわな