それより、12月のNHKと言えば
今年もNHK-FM放送でやるらしい
確か、バイロイト音楽祭が戦後再開された翌々年の1953年以来
コロナ狂騒曲開演により音楽祭そのものが中止となった2020年を除き、延々と続いている
アタシの一回り上である1954年生まれのワーグナー師匠格によれば
昔々大昔には、12月下旬の数日余りの昼下りに放送していたよう
ココ何年か、12月中旬頃や日中の時間帯な変則的であったが
今年は、30何年前に初めて聴いたアタシが慣れている12月25日~大晦日夜に放送するのかね(・・?
もう長丁場を聴き通す元気持ち合わせないBBAだけど、確実に言えるコト:「絶対、『ジークフリート』聴いてやらね」
1.17以来、アタシが聴くと地震発生率高いを前々から言ってるじゃんw
あ”、地震と言えば
1994年と1995年の2年連続、『神々の黄昏』放送中にキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!件、それはNHKが悪いと信じている
つか、その時代のバイロイト放送は、午後9時開始だったもんで、1994年の場合、相当な数の聴取者が大迷惑を被った
まず10分間くらいの解説があり、本編開始した10分後くらいに地震キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
結果、ニュース速報に切り替わり、それが2時間くらい続いた
12月28日頃と早けりゃ正月休み始まってる年の瀬でも、午後11時を過ぎたら皆眠いし
普通の人々は「今夜のバイロイト、もう無いわ」と諦めて寝るけど
当時夜型のアタシゃ起きてたもんで、11時20分頃に『神々の黄昏』を最初から放送し直したを確認した
1995年の場合、NHKは前年の反省か、音楽の音量下げてニュース速報流すという有難迷惑ぶりとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
それにしても、今年の放送、聴くべきか、聴かざるべきか、悩ましい
音声だけなら目が腐りそうなポンコツ演出を観ずに済む
何しろ現代に於けるオペラ演出家なる生き物が創り上げる舞台って
一目で『ワルキューレ』とわからず、説明されても尚、意味不明な世界やでw
それもコレも、バイロイト音楽祭の芸術監督にして運営理事長が悪い!と断言してやる
マジ、馬鹿利異名一味を何とかしてクレ!
画像の向かって左側な(右側は異母姉エーファで、こちらに異議申し立ては無い)
ワーグナー家の家系その他については【Was Geist und Echt !(純粋なる精神と真実)、その終焉について】を参照せよ
今現在の音楽祭トップは、作曲家の曾孫娘カタリーナ1人
カタリーナの曾祖母コジマ、祖母ヴィニフレートと、女高男低というか女が仕切る時代に栄える傾向あるバイロイト音楽祭だけど
正直な感想、カタリーナは、伝統クラッシャーに尽きる
いや待った、伝統クラッシャー、それはカタリーナの父ヴォルフガングと兄弟で運営していた伯父ヴィーラントにも言えるが
「新バイロイト様式」という画期的な試みに成功しているから、良い意味での伝統クラッシャーである
天才だった兄と異なり演出家としては凡才(但し、商才面では天才的w)のヴォルフガングも
兄の早世により外部演出家を招く必要あったにせよ
才能見抜く目を持っていたおかげで、たまに例外あったものの、あんまし変な演出家連れて来ずに済んだ
それが、カタリーナ体制に代わってからは、退任前の父ヴォルフガングが決めた演出家を含め
時代や背景を現代に移し変えることが必要な読み替え演出というより、現代に無理矢理こじつける自己満演出が増えた
年々、現代風演出家だけが頭良くて世界の最先端・わかる者だけわかれば良い・似非エリートの自己満発表会に堕しつつある
音楽鳴ってなけりゃ「この舞台では一体、何やってますねん(・・?」の世界だよ
「古典的舞台お望みならば、ウィーン(国立歌劇場)やニューヨーク(メトロポリタン歌劇場)までどうぞ」
そのウィーンやMETでも現代的舞台観られるのに、カタリーナは世間知らずというより生意気過ぎて鼻持ちならない
カタリーナ自身、父の下で修業積んだオペラ演出家で、バイロイト内外で曾祖父作品と他作曲家作品の演出を手掛けている
『トリスタンとイゾルデ』、解釈は過激だがマァ許す
問題は、数年前に外部演出家の手掛けた『タンホイザー』にある
話を聞いた時「越えてはならない一線を越えた」と感じた
演出家の要望に応じ、寸劇か何か知らんけど、客席内に現われ笛を吹いたんだっけ?
アタシゃ頭イタタとなったワイ
何が何でも台本のト書きを守る必要は無いよ
1988年~1992年のハリー・クプファー演出『ラインの黄金』冒頭部分
序奏が始まる前に、静かに開幕し、演出上必要な黙劇が演じられる
1981年~1988年のヴォルフガング演出『ニュルンベルクのマイスタージンガー』幕切れ部分
台本に従えば、歌合戦で赤っ恥かいた市書記ベックメッサーは靴屋ハンス・ザックスに八つ当たりしたまま消えるが
柱の陰から突如として現れる隠者(ヴォルフガング自身)がザックスとベックメッサーを和解させる
『タンホイザー』の例と異なる点:「音楽の邪魔をしていない」
数秒程度でも音楽を止めて笛の音とか、曾祖父の書いた音楽への冒涜ちゃうん
現代演出に理解ある聴衆、演出に疑問でも音楽に集中したい聴衆の邪魔もしている
んで、アタシゃ、「演出家として有能だろうが、この子、運営者としてはアカンわ」とカタリーナを見限った
ま、アタシが異議申し立てした所で、カタリーナはバイロイト音楽祭トップとして君臨し続ける
まだ45歳でもあり、アタシが逝く頃にも現役としてのさばっているであろう
が
逆風というか、ちょいとオモロイ流れへ進みそうな予感にワクワクする
今年はチケットが完売しない公演が続出して衝撃が走った所へ追い風が吹いている?
合唱団が134人から80人へ、40%も削減、これを激減と呼ばずして何と呼ぶのか
補助金出ているかどうかの件さておき、資金不足の波が襲い、資金面が揺らいでいるって、一体何なん(・・?(゜_゜)
バイロイト音楽祭は毎年7月下旬から1ヶ月間だけ開催され、常打ち劇場でないため常駐の楽団と合唱団を持たない
祝祭管弦楽団と合唱団は一言で言えば「寄せ集め」であり、普段は欧州各地でソリスト務めるレベルの者もいる
合唱団の凡そ半数がフリーランサーであり、彼らの年間収入のかなりをバイロイト音楽祭が占めているのだとすれば
カネの恨みは強い
合唱団の大きな雇用不安が生まれているタイミングとあって
「カタリーナさん、音楽も慈善事業ではないから、おカネ稼ぐ重要性は認めますがね
カタリーナさんの報酬がおかしいですやん
118,000ユーロ(今のレートで1903万円くらい)から184,000ユーロ(2967万円くらい)へ、凡そ56%UPとな?
合唱団員の多くを切り捨てる一方では、自分が受け取る報酬は増やすんですか
音楽祭運営するおカネの面に不安を抱え、手元不如意に近いから、我々の多くを切り捨てるのに、矛盾してますよね
フザケんな!アンタ、国民を搾取しながらテメエにはお手盛りモリモリで潤す🗾の増税👓&国会議員かよ?w」
…下手打てば、ワーグナー家伝統の1つが、合唱団員達からカタリーナに仕掛けられるかもな
ワーグナー家伝統の1つとは?
ヴィーラントが友人から指摘された件よ
『君の家は『トリスタンとイゾルデ』と『ニーベルングの指環』の伝統を守っているね
酒や料理が出されるといつも決まって裏切りや卑劣な行為が必然のように続くからね」
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カタリーナが暗殺されなくたって
そもそも、合唱団員4人を肩叩きするのでなく、40%も数を削減して音楽面での高品質は担保されるん?
先述したように、バイロイト合唱団員の水準は高く、報酬は凡そ56%UPでイイくらいよ
40%も数を削減したらアカンやろ
「ベルリン国立歌劇場やベルリン・ドイツ・オペラの合唱団員を、特定の演目のためだけに呼んでくる、ということをするのではないか
その方が安く上がるのだろう」
コレが本当であれば、ベルリン勢が優秀なのも事実なのでお得と言えばお得ながらも
雇用が守られないということになるから、雇用主として如何なものか、カタリーナの手腕を疑いたくなるってものよ
問題を上手く切り抜けたとて、一度生まれた不信感は容易に拭えず
とどのつまり、遠からず、音楽祭存続の危機を招き、自滅を迎えるんじゃね
今現在、始まりは終わりの始まりであり、ワーグナーの聖地が「神々の黄昏」にあると思うぞなもし
資金不足には、バイロイト音楽祭自身の抱える問題以外も絡んでいると思うものの
🗾の伝統芸能といい、歴史が長くなれば長くなるほど、徐々に何かしら歪が生じ
消滅まで行かずとも、弱体化の一途を辿るお約束なのか
イラスト素材:ノイシュバンシュタイン城
ワーグナー及びバイロイト音楽祭のために、バイエルン王国の金庫を空にする勢いで支援したルートヴィヒ2世
音楽祭消滅したら、ローエングリンごっこして遊んだミュンヘンの王さんを泣かすコトにもなるのに