mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

白熊とアマゾネスも美男美女と信じれば、銀幕限定の「現実世界」も楽し

昨日二本目記事の

日本には女形という伝統芸能が存在し、あれはあれでイイ
ただし舞台空間に限っての話である
真夜中には絶対観たくない
越えてはならぬ一線というのは清く正しい男女の仲以外にもあるわけよ

から浮かんだ記事よ




現実の女子を見渡せば、女形が余程オンナらしい
20数年前、アクティ大阪16階か、≪古潭らーめん≫にてオトコ夫婦と相席となった時
時々おっさんモード入るけど、基本は世話女房がオンナらしかった
赤いシャレた車の窓から、赤ん坊の紙おむつポイ捨て小娘とか、もお逝ってクレ




女形が、日本映画黎明期に於ける「女優」であった
が、写実の世界ではやっぱ、ウチの女房にゃヒゲがあるてな不自然さが致命的


ホンモノの女性である花柳はるみ登場により、映画界の女形は敢え無く失業した




活弁の場合
男が一人で男女双方の役を演じるのと、女が一人で男女双方の役を演じるのでは、後者が勝ると見た
弁士は顔でなく声で勝負の世界だ、おっさんでもオバハンでも構わんとはいえ
女は巧い事が大前提ながら、いかつい親父を演じてもサマになるのに
男が乙女を演じると、キモイ、真夏だろうと寒イボが立つ




顔見える世界で、オトコって損な生き物ねと欠伸出る業界、何だと思う?





2日記事で挙げたリーザ・デラ・カーザ恨みの♪ばらの騎士より、幕切れの三重唱が示す通り
女声のスボン役が存在するオペラ歌手よ




昔々、ワルツ堂店内で、某アマチュア楽団のクラリネット吹きが
ばらの騎士というのはね、女声の重唱だから美しくサマになるんですわ~」
モーツァルトを除くオペラが嫌いな中岡さんに熱弁振るっていた
女声の重唱ではロッシーニ忘れるなを追記しといて





野郎同士で絵になり、聴かせるのは、一生涯の友情を誓い合うてな内容に限る
右を見ても左を見ても厚化粧の♀しかいない宝塚歌劇団、♂にゃ不可能だよな




尚、↑のサル顔、トーマス・ハンプソン
1996年パリ・シャトレ座映像だけど、最初から最後まで、「王子に惚れていて、王子の身代わりに死んで行く」
と考えたのは、アタシとワーグナー師匠格だけだろーか???




ところで
ズボン役登場するオペラ作品でウ~ンと考え込むものを挙げると


映画仕立て版ヘンゼルとグレーテル兄妹以外にあるまい
映画なればこその特殊撮影が使える代わり、兄妹のリアリティは?
ブリギッテ・ファスベンダー(40歳前)&エディタ・グルベロヴァー(30歳ちょい)が、子供の兄妹に見える
というのは、白熊とアマゾネス愛の二重唱で鍛えられてる眼であって
AKB如きでしか美的基準養われてないクソ生意気な日本の餓鬼が見たら「キッショ~」と嘲笑うであろう
フンパーディンク作品は女形同様、舞台空間で観るのが最善と思われる




もっとも
ヘンゼルとグレーテルで笑かすのは、お菓子の魔女なんだけどね
上段のYouTube、アウグスト・エファーディンク演出
ここでは、その上段のYouTube、ズボン役のセーナ・ユリナッチが、引退近いBBAとして歌い演じていた
概ねメゾ・ソプラノが手掛ける役ながら



テナーによって歌われるスカート役がこの世に存在するのも事実なの
女を客観的に出来る分
意識高い系勘違い女が絶対認めない「オンナの醜悪さ」をあぶり出すのが素晴らし過ぎる