mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

普通の人々にも、多様性~リトルマン・テイト~

ちょいと考え込んだ結果を纏める二本立てよ
一応、IQ100以上の人推奨ね(一般常識を理解可能な普通の人々ならOK)





イメージ 1

リトルマン・テイト Little Man Tate (1991年)

フレッド・テイト(アダム・ハン=バート)は生後数カ月で文字を理解し、4才で詩を書いた。7才の現在、彼はあまりの天才児ゆえに同級生になじめず、世界情勢を気にするあまり胃かいようを患っている。そんなフレッドの唯一の話し相手は母親のディディ(ジョディ・フォスター)だ。少しハスッパなところのある彼女だが、フレッドに対する情愛は美しく、2人だけの生活は素敵なものだった。フレッドの父親が誰なのかは分からない。そんなある日、母子の住むアパートへ、天才児ばかりを集めた英才教育施設を主宰するジェーン・グリアソン博士(ダイアン・ウィースト)が訪ねてきた。ジェーンはフレッドを_頭脳オデッセイ_ツアーに参加させたいという。ディディは一度は断るが、フレッドのために、しぶしぶツアー参加を承諾する。ツアーの間、フレッドは天才少年少女を前に一歩もひけをとらなかった。デーモン(P・J・オクラン)という鼻っぱしらの強い数学天才児にいじめられるが、やがては仲良くなる。ツアーを終えたフレッドは、さらにジェーンの勧めで夏の間ルイジアナのフィールド・ハート・カレッジに通うことになった。フロリダで母子ともに過ごすつもりだったディディは「息子に何かあったら殺すわよ」とジェーンに言い捨てる。サマー・スクールへ通うフレッドは、大学生エディ(ハリー・コニック・ジュニア)と仲良くなり、キャンパス生活をエンジョイしようとするが、やがて大人と子供の世界の違いに気づき、ついには天才児特集のテレビ番組出演中、スタジオを出ていってしまう。フレッドはディディの元へ帰ってきた。それから間もなく、ディディ、ジェーンも交じえて、フレッドのごきげんな誕生パーティが開かれるのだった。

https://movie.walkerplus.com/mv9634/




ジョディ・フォスターが監督して出演もした‘リトルマン・テイト’(1991年)を思い起こすべし…
ディディの息子テイトは、天才児
4歳で詩を書き、7歳でモーツァルトを弾きこなし、道路に描く落書きも卓越している
天才故に、また意外とトロイ故に、周囲に馴染めずにいる
そんな彼の唯一の話し相手は、無教養シンママだが心優しいディディ
ディディは、息子が天才児を理解しているが、浮かれたり特別視したりしない
ジャンクフード食べさせていいじゃん
児童心理学者から英才教育の勧めにも抵抗する
しかし、息子の誕生日パーティーに友だちの姿が見られない現実に、考えを改める
テイトは、大人にもなり切れず葛藤しながらも
天才児を集めたツアーに参加したり、カレッジに通ったりするうち
理解者の愛に包まれ、徐々に彼の状態は好転して行く
…ジョディさん自身の子供時代が投影されたんじゃないかね
12歳での少女娼婦役で話題になった頃、余計なお世話で訪問したカウンセラーに
「大人だって、いろいろ悩みを抱えて大変でしょ」みたいに平然と答えたほど
全然子供らしくない高い知性を見せたというが
天才子役としての側面も影響大きい一方、高いIQを誇る子供時代にゃ苦労多かったとも思うよ




本当、ジョディさんの監督指揮だから成立した映画と思うわよ




ジョディさんがズ~レ~、これは恐らく、男性見る目を養う成育環境じゃなかったに起因する
兄姉の記憶に残る父親が、ジョディさんが物心つく頃には存在しない、離婚母子家庭だった
「ワタクシが日中外で働いたら、誰が子供たちの世話をするのです?」
子供たち全員を芸能界入りさせ、マネージャー務めるによって、稼ぎと子供の監督義務果たした母親が
マコーレー・カルキンの、息子の稼ぎに浮かれポンチ祭開催した、落ちこぼれ子役崩れの父親と対極ね
(「子供が一人で家族抱える重圧抱えていたんだよ」「長子が大黒柱という両親が一番悪い」
親友イーサン・ホークが早世の原因を語ったリヴァー・フェニックスの腐れヒッピー両親は論外)
フォスター家の子供たちのうち、芸能界に残ったのは、末っ子ジョディさんだけ
ママンの財産管理と、ジョディさん自身が大人相手にポーカーで儲ける明晰な頭脳により
(国語の英語以外は全てフランス語で授業行われるリセ・フランセにも通った)
ハーバード含む合衆国の有名大学6校から合格通知貰い、イェールに進学するまで
芸能歴にブランク無く、問題行動も見られなかったのって
娘がIQ132の数字弾き出した天才児を理解しているが、浮かれたり特別視したりしなかったを示す
高IQを示す以外の部分では、ごく普通の子供時代を過ごせた
じゃないと、誰かは伏せるけど、ケヴィン・スペイシーに演技ダメ出し小坊主みたいな糞餓鬼になっちまう
(第六感より大人の言う事を聞く子供の感性を養って来いと思ったもんだ)




ジョディさんはイェール在学中に、大統領撃ったヒンクリー原因のとばっちり受けたろうが
世間一般と同じ18歳で進学し、落第せず、無事卒業した大学生の1人となった




初監督作に登場するフレッド・テイトのような飛び級型天才児の場合、実態はどうなんでしょね
IQ154を弾き出したシャロン・ストーン他、15歳16歳での大学進学だったら
10代の2歳3歳違いは大きいといえど、大人と子供の極端な差まで生まれないわよ
ウディ・アレンの息子、ミア・ファローの托卵もどき?は置いといて、12歳で大学授業受けた
人格形成期終わってない年頃だと、18歳以上と机並べるのは厳しいんじゃないのかね




天才児は自宅学習児に通じる弱点も抱えよう
社交性の問題よ
10数年前、同年代の集まる学校に通う事で学べる場が無くなるという指摘に対し
自宅学習児を持つ親が、「自宅学習児同士で学べます」と反論したのを見た
家族以外の他人との接触だけなら親の反論通りかもしれない
・親が、子供の学習指導を担える高い教育水準にある
・両親どちらか家庭専念出来る高い経済力を持つ
自宅学習児の成立条件を見てみんしゃい
合衆国での自宅学習児だと、中流以上の白人層に絞られて来る
事実、アタシの知る自宅学習児家庭の集いはモノの見事に白人揃いだった
これ、全く悪いと思わないものの、好ましいとも思わないんだわ
地元の公立学校に銃乱射やジャンキー魔の手のリスク高いってんなら話変わるが
通学可能な子供が、ファ○リーズの温室環境に育つって
「高い知的水準でも、頭の出来は同じで他が適わない子供たちが取り残される状況を負け組と見做す選民意識」
何でもカネで解決すると信じる、カネが正義の、日本の私立お受験連中に通じるのでは?




リトルマン・テイトのMovieWalkerをよーく読めば
同条件同士環境にだって、階級社会というか、ヒエラルキー存在するのが見えるはずとして




次記事へ続く