mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

厳かな歌の殿堂入りを夢見て

眠たいのに寝られへんよって適当に更新しとくわ~




先日、大英帝国から届いた‘Opera’最新号を解読していたら
最近の声楽コンクールに関する記事が載っており、プラシド・ドミンゴが主催するOperaliaも記載されていた




Dich, teure Halle (Richard Wagner - Tannhäuser)
Operalia 2015



‘She could be the next Kirsten Flagstad.’
『Kirsten Flagstad: Wagner - Tannhäuser, 'Dich, teure Halle'』
数年後には世界の主要劇場からお座敷かかりまくりと推察する
体型は現在程度に留まり、声と経歴で大成するを祈る




日本ワーグナー協会員がザルツブルク音楽祭で♪ドン・ジョヴァンニ聴いた時
「第一幕、ドン・ジョヴァンニとドンナ・アンナの取っ組み合い場面で、フォロストフスキー怖かったやろな
相手が大女のマッティラやから、押し潰されそうやったもん」
フィンランドの田舎娘丸出しな気のエエねーちゃんに失礼や思うと反論しといて
この二人の共通点とは?




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ウェールズは来年のサッカーEURO初出場決めたわ、イギリスのウェールズ地方ちゃうと絶叫しといて
1983年に行われた第1回の優勝者が、マッティラ。1989年の第4回優勝者が、フォロストフスキー
後者は、地元期待の星ブリン・ターフェルとBattle of Bariton、ブリテンならぬバリトンの戦いを制した
『Dmitri Hvorostovsky - "Ja vas lyublyu" from the Russian Opera "The Queen of Spades"』
『Non piu andrai (Le nozze di Figaro) - Bryn Terfel』
1983年の映像見つからないけど、DVD観たらモサッとした田舎娘丸出しのマッティラが大当たり
最初から質の高いコンクールであるのよ
1995年と1996年の本選をNHK-BS2で観たが、どっかの島国のプロ歌手名乗る面々が詐欺に思えたほどだった




現在中堅以上で活躍する歌手を輩出したBBCカーディフ国際声楽コンクール
とてもじゃないが全部書き切れない数なので、一人だけ、映像挙げとく







 
いまや52歳BBA、もとい、第一級のワーグナー歌手ニーナ・シュテンメ
彼女は本選進出するも、優勝者でもなければ、準優勝である歌曲賞も逃した
現在それなりに出世した歌手陣が意外と、予選落選を喫したという恐ろしかコンクールの証明
シュテンメは翌1994年、バイロイト音楽祭ラインの黄金に美の女神フライア役でデビューした
著名なコンクールには世界中のスカウト網が張り巡らされているというわけよ




声楽コンクールには、32歳辺りの出場年齢上限が設けられている
あくまで個人的主張ながら




【アタシもこうしたもの(何が?)】(2009年12月5日)
ちょ…何で、遂に三十路入って丁度1ヶ月の大砲おうじが、コメント欄にいやがるのさ
と書くと、「レッズ応援団が何で、大砲チームとボルトンの試合を観てたのさ」なので抑えといて




「歌っておられるスーザン・チルコット嬢、いまから数年前、40歳の若さで白血病再発させ昇天
薬の副作用で髪の毛ゴッソリ抜けてもめげず、再起したのも束の間
現在、彼女の名前を冠した奨学金が英国にあります
楽家養成のための奨学金は数多くあれど、チルコット奨学金は異質です
受給年齢の下限は設けても上限は無し。何十歳でも審査に合格すればOK」




「受給年齢の下限は設けても上限は無し。何十歳でも審査に合格すればOK」
この部分、声楽コンクール、いや器楽コンクールにも、適用していいと思うの、アタシだけ?
遅咲きの逸材いうのは大体、一応プロとしてデビューしている存在である
プロとして活動する機会を失った者を、声楽家の場合で考えてみましょ
平均寿命伸びたとはいえ、器楽奏者と比較すると、生涯現役とは行かない限界訪れる声楽家
しかしながら、アマチュアって本来、プロと同等の教育受ける者を指すよね
何らかの事情により若き日にプロ断念したが、40歳くらいでようやっと自由を得る逸材もいると思うのよ
上限無しとまで言わん、50歳からの第二の人生を与えるみたいなの、無理な相談?