mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

記憶の旋律を残す楽譜代わりに

 
 
 
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1999年東海村JCO臨界事故当時、NHK夜7時のニュースを見ていたら
事故関連の会議テーブル端近くでゲッソリ顔した住田先生が映りました
新幹線乗ってる時にか事故発生を知り、予定ポイ、急遽東海村に駆けつけ
あれだこれだと必死の形相で対応に走り回ったといいます
何ヶ月か後の遭遇時、「この間は東京方面でヒドイ目に遭いました」
原発の推進派バリバリで明るい未来を信じていただけに、日本版チェルノブイリに心底ショックだったのですよ
福島原発云々を聞いて、真っ先に住田先生を心配
東海村の時の憔悴ぶり思い起こすと…TV解説に駆り出され、大声系からイヂメられんかと
この分なら、御年81歳でも当分大丈夫だ~
 
 
 
趣味は、改めて書くまでもなく、クラシック音楽
お母さんの薫陶。明治生まれの御婦人から
これすなわち、のだめなんて初心者程度の、本物の知識層令嬢とその御子息
≪ワルツ堂≫以来、アチコチで遭遇しております
 
 
 
ドイツ・グラモフォンにSP原盤を提供した実績をお持ち
偉大なワーグナー歌手ハンス・ホッターの伝記を邦訳
スイス出身の名花リーザ・デラ・カーザが、永遠のアイドル
半世紀前のアメリカ留学時代、一瞬ながら目が合い、会釈してもらったのが、いまだに…
 
 
 
ホッター信者親父が感動したほど、伝記には詳細なディスコグラフィーを自ら編纂
…感動せんかったらバチ当たるっちゅうねん、このタコ
【情話を一席、どうでっか?】(2009年1月5日)に登場する≪テレーゼ≫において
「出来上がってますが、見落とし無いか調べてるんです」
と、海外盤カタログを念入りチェックしてはったんや
 
 
 
いにしえのドイツ出身の名花好かんのは、デラ・カーザに損害出たウラミやぞ
 
 
 
彼女が出演した東京・新国立劇場オペラ公演の隠し録りDATをですな
「録ったでしょ。コピーして頂戴ね(はあと)」お願いされるまでの年季入り
「もう歌うべきじゃない。残念ですよ」は、3年ほど前?最後に遭遇した時の言葉
最新の放送録音聴いてガックリ、むしろ彼女を思い遣っての感想
持ち上げるだけのはただのミーハー、厳しいこと言うべき時に言えるのが本物のファン
音楽でもスポーツでも市民の日常でも同じ。進言し聞く耳持つ大人の人間関係
実際、ベニャチコヴァーから感想求められた機会には、押さえるべき点はシッカリ伝えたそう
自分のドタキャン含む音楽界ウラ情報を教えてくれたのは、信頼の証ですわ
 
 
 
DATといえば、NHK-FM年末恒例バイロイト音楽祭の♪ワルキューレ(2002年)
メゾ・ソプラノ藤村実穂子が聴きたい…停電でオーディオタイマー作動せず録り損ねた
が、運のイイことよ、停電ボヤキ聞くハメになった私が、実は当たりクジ☆
「貸して下さい。名刺渡しますから、職場当てに郵送お願いします」
 
 
 
以前腰を痛めて以来、転ばぬ先の杖忘れずに外出、いまもでしょうな
まぁ年数回はチェコ中心に欧州へ行くだけの元気はお持ち
で、景気づけペタリ♪☆
 
 
 
「いにしえのドイツ出身の名花より、デラ・カーザの方が断然素晴らしいですよ」
と、R・シュトラウスの♪ばらの騎士を大絶賛したら(掛け値無しですぞ)
「嬉しいですね~。見る目聴く耳ありますよ」と褒められました
 
 
 
ところで、デラ・カーザに損害出たのは何か、この際バラしてやろうっと
上段に書いた♪ばらの騎士ですのさ
 
 
 
1960年ザルツブルク音楽祭での映像収録
日本では、ドイツ名花のための舞台というのが一般の認識
舞台裏は、7,8回の公演中、映像収録日の1回だけ。英EMI系ダンナのおかげ様
本来、デラ・カーザのための舞台なんですってばッ
 
 
 
デラ・カーザ御本尊もよほど悔しかった模様
普段はたおやかな御方なのに、この件に関しては、顔に血の気が充満するとか
 
 
 
住田先生も、私も、メチャ悔しい
それだけに
 
 
 
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ドイツ・グラモフォンが、本来の主役登場日ライヴ録音発売した時には
先生は、日本盤CD解説執筆を依頼されて大喜び(頼まれんでもネジ込んだと思うけど)
それを読んだ私は、公開ラヴレターもどきに赤面するやら感動するやら
 
 
 
というか
先生、数十年来の女神様の伝記を執筆どーですか?
日本では影薄いデラ・カーザを熱く語れるのは、先生だけですよ
デラ・カーザは最高の元帥夫人にして、騎士オクタヴィアンも同じくらい素晴らしい
元帥夫人しか歌えんエリザベート・シュヴァルツコップがナンボのもんじゃを周知徹底させて下され