mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

神の声vs.悪魔の囁き

ドイツ代表のシュバインシュタイガー「アルゼンチン代表の連中は挑発的だ」

 6月30日に行われた記者会見に出席したドイツ代表MFのバスティアン・シュバインシュタイガーは、ワールドカップ(W杯)準々決勝の相手となるアルゼンチンについて「連中はかなり挑発的だ」と苦言を述べ、審判団に注意を促した。

「彼らの挑発行為は試合の前から始まるんだ。大げさなジェスチャーを交えて、主審の判定を有利に運ぼうとする。あのような振る舞いはとてもサッカーと言えないし、何よりも相手チームへの敬意を欠く行為だ。決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦でも、彼らのそんなやり口がよく見て取れた。3日の試合では、主審に挑発しているのがどちらの選手なのかを正確に見極めてもらいたい」

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マラドーナシュバインシュタイガーを逆挑発「そんなにビビってるのかい?」

 先日、ワールドカップ(W杯)準々決勝の相手となるアルゼンチンを「挑発的だ」と批判したドイツ代表のMFバスティアン・シュバインシュタイガーの発言に、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督が早くもかみついた。

 「どうした? そんなにビビってるのかい? 残念ながら、われわれにはシュバインシュタイガーの発言をいちいち気にかけている時間はない。わたしの選手たちは、3日の試合で2006年ドイツ大会の借りを返すことだけに集中している。今回はPK戦になる前に勝負をつけられると信じている」

 アルゼンチンとドイツは、06年に行われたW杯ドイツ大会の準々決勝でも対戦しており、その時は1-1のままPK戦に突入し、最後はドイツが4-2でアルゼンチンを下している。

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ドイツ代表主将のラーム「アルゼンチンの負けざまが見ものだ」

 3日に行われるワールドカップ準々決勝のアルゼンチン対ドイツ戦を前に、ドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガーが発した挑発的なコメントにアルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督が反応するなど、両者の舌戦はヒートアップしている。

 そんな中、ドイツ代表主将のフィリップ・ラームもこの“戦い”に加わった。1日に行われた記者会見で、ラームはアルゼンチンを次のように評した。

「アルゼンチンの選手は衝動的で気性が激しく、潔く負けることを知らない。土曜(3日)の試合では、彼らの負けざまと敗退した後の態度が見ものだ」

 ラームはまた、アルゼンチンの審判への態度を非難した上、相手のペースに巻き込まれずプレーすることが必要との見解を示した。

「彼らが大げさなジェスチャーで審判にプレッシャーを掛けているのは一目瞭然(りょうぜん)だ。そんなものはプレーの延長ではなく、審判への敬意を欠く行為でしかない。挑発合戦は試合前から始まっているが、僕らは自分たちのサッカーにだけ集中する」

 アルゼンチンは、今大会ここまで最多ゴールを誇っているが、ラームは「相手に対する恐れはない」と強調するとともに、持ち前の団結力で勝利を手に入れるとの決意を示した。

「イングランドに勝利して以降、アルゼンチンが勝ち上がってくることを願っていた。ドイツ最大の強みであるチームプレーで準決勝進出を決めたい」

 とはいえ、ラームはアルゼンチンの実力については最大限に評価した。

「僕らは相手がどこであろうと過小評価することはないが、今後は最強の相手との対戦が続くことは間違いない。現在残っている中でも、アルゼンチン、ブラジル、スペインは世界最高のチームと言えるだろう」

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元ドイツ代表マテウス氏が挑発「マラドーナ監督には明確な戦術がない」

 元ドイツ代表で現在はサッカーの指導者を努めるローター・マテウス氏は、3日に行われるアルゼンチン対ドイツの準々決勝について意見を述べた。マテウス氏は、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督が、選手個人の才能に頼っていることを指摘し、ドイツ優位との見方を示した。

マラドーナ監督は、自身のコンセプトや明確な戦略を持っていない。彼は選手それぞれの才能に依存しているだけだ。だが、それだけではドイツを撃破するのに十分ではない。ドイツはチームワークを重視し、試合を楽しんでいる。また、アルゼンチンのように周囲からのプレッシャーも感じていない」

 マテウス氏はまた、アルゼンチンが守備面に問題を抱えていることを指摘し、ドイツの攻撃陣への期待を口にした。

「アルゼンチンはディフェンス面に問題を抱えている。特に、わたしの友人でもあるマルティン・デミチェリスは最高の状態にない。彼はチャンピオンズリーグでも不調だったし、今大会でも本調子とは言えない。アルゼンチンはドイツの攻撃にひるむことになるだろう」

 さらにマテウス氏は、ドイツ代表とアルゼンチン代表が背負う優勝へのプレッシャーの違いを強調した。

「これまでのドイツ代表の素晴らしい戦いぶりによって、この先何が起ころうとも、わが国民がチームを責めることはないだろう。しかし、アルゼンチンはそうはいかない。彼らは優勝を義務付けられているからだ」

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( 以上の出典先:スポーツナビ

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