無償の愛は無上の想いを贈られる

松五郎さんは、男の中の男☆
あんな貧乏でも昔は大金である五百円を、お慕いする奥さんと坊ちゃんのためにって（涙）
…なんて書いたもんで、すっかり昭和なアタシです～

映画‘無法松の一生’（1943年）ですね

時代は、戦争中。検閲が超キビシイ時勢
「人力車夫の分際で、大日本帝国軍人の奥方に想いを抱くとは、ええい不届き者め」だっけ？
とにかく軍人未亡人の恋愛は戦地の将兵の士気をくじくってんで、松五郎さんが想いを打ち明ける場面バッサリ
稲垣宏監督はよくよく悔しかったのか、無念を晴らすべく15年後自ら再映画化

再映画化版の三船敏郎はイカツイ感じで、アタシ好みの松五郎さんじゃない
やはり阪東妻三郎のひょうひょうとしながらも一本筋通ってる松五郎さんがはあとです
この味わいは、親父似の田村正和でもあんなキザじゃぁ、坊ちゃんのためにと運動会で頑張る姿は無理な相談
貧しい生活のささやかな楽しみである酒を節制、それも高いワイン飲んでそうな正和じゃぁ似合わん
奥さんからのいろいろな折でのお礼に手をつけず、節約したおカネと合わせコツコツ郵便貯金する
「もしも自分がいなくなった時、か弱い奥さんと坊ちゃんがお困りにならないように」との無私の愛
で、当時家一軒建つ五百円以上の遺産を残すなんて…
パパはニュースキャスターにでけるかっての（これも、昭和な時代の証拠…）

モチ、甲斐性もないのに見栄張る現代のオトコどもにも百回生まれ変わったって真似でけんですな
てか、オンナの質低下の一途と同時進行？
オトコがどんなに美味や美辞麗句を注ぎ込んでも、食い逃げやトーゼンの如くのプチ女王様多いようですから
最後にゃシッポで彼の顔面パシリ！の猫かぶり娘も多いんだっけ？
松五郎さんを見守り感謝の意を表し続けてきた奥さんとは天国と地獄以上の差なのですわな

ところで
久しぶりに座右の銘を作ってみました。↓です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://usokomaker.com/zayu/

（おまけ）
♪傷だらけの人生（鶴田浩二）
ウチの元料理番数十年来のアイドルです（吉岡秀隆も好きなのは、つまり雑食系かい？）
正直、辛気クサくて好みじゃござんせんけど（さんざん聴かされた反動もある）
リンクの中身を差し替えた本文中のパパはニュースキャスターと比較どーぞ

（追記）
記事題名を微妙に変更しました。妙なる調和なのです（自画自賛）