mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

永遠の処女、実はドイツ系ですが


尾道に暮らす老夫婦が上京、東京に暮らす子供たちを訪ねるも、いい顔をされない
それどころか、熱海の旅館送り
彼らをもてなしたのは

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戦死した次男の嫁・紀子
仕事を休んで義父母を東京観光へ連れて行き、自分のアパートで出前・隣人からの調達ながら食事を出し
彼女の所に泊まった婆さんは、いまだに亡き息子の写真を飾る若い嫁の行く末を案じ、再婚を勧める
その思いは爺さんも同じで、婆さんの葬儀後に伝えたら…紀子自身、不安を抱えていた
爺さんは婆さんの形見の時計を紀子に…

尾道から東京へ。新幹線も何もの時代
「こんな所ではぐれたら一生会えませんね」「そうだな」。そんな会話が納得出来るくらい、東京はだだっ広い
そんな大都会で…
老夫婦はさぞかし、東京の街の広大さなみの寂しさを感じたでしょう
心優しい嫁の与えてくれたささやかなひとときがどれだけ嬉しかったやら