mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

心の拠り所

巷では、W杯予選に向けて気炎万丈のようですな。気合いつけるべく、すき焼きで豪州牛つつく人いたりして
欧州の中堅フィンランドに大勝したというても、相手はほぼ2軍。結局、生死の巷を彷徨う状況には変わりなし
皆さん、冷静に現実をとらえましょう。誰より、岡ちゃん、特にアナタ。ネズミ男みたいな風貌して何を言うねん
それは横へ置き、指揮官が心理戦に四苦八苦しとるようじゃ、チームの士気を落としそう。ご自愛あれ
ドイツvsノルウェーを観れないアタシを納得させるだけの試合を頼みますぞ

ドイツ代表からは朗報がもたらされました。音楽隊チームMFメスト・エジル黒赤金の国旗を選択した事です

ドイツ代表はかつて、赤黒クラブのオランダ3人組の誰かから「白人しかおらんやんけ」とバカにされました
(EURO96の合宿所でのメシを巡り、黒白ニラミ合いの不和を演じた国、オランイェじゃなかったっけ?)
時代は変わる。自国開催W杯では、笑えるまでに『多国籍軍』に変貌を
『ドイツ系』であるコヴァチ兄弟やクラスニッチに逃げられたし、必死こいたんでしょう
ただトルコ系ドイツ人に関しては、超難関らしく、どれだけ泣きを見たやら。「エジル、Danke!」なのです

出身国以外の代表選択ですけど、何らかの条件、というより『代償』を要求すべきではないかと
例えば…現役中はともかく、引退後は選択した国に生活基盤を置き永住(出身国での全ての権利を放棄)
自分ちにルーツを持つ逸材を獲得したい招集する側の気持ちはわかるものの、
地元出身の機会を奪いかねないと思いませんかね?
BVBのDFスボティッチが、米国ユース代表から権利を持つドイツでなくルーツであるセルビアを選択したのは、
難民として国を捨てなければならなかった経緯もあり、理解出来ます。これは認めます(ちと惜しいけど)
ご先祖様の国とはいえ、未知に近い国を選択するのは如何なものかと言いたいのです

ボージャンセルビアでなくスペインを選択のニュースを読んだ際、セルジオ越後さんをふと思い出しました
どんなに懇願されても、「中身は、ブラジル人」と言い、帰化して日本代表になる事を固辞した話をです
ボージャンセルジオさんのどちらも、『心の拠り所』を見極めているのでしょうね
セレソンへの夢を諦め日本人になる道を選んだラモスには彼なりの意志があり、否定はしませんよ
ラモスから『日本人』を強く感じ取れる。アタシはそう思う故