mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

No cross no crown.(十字架を背負わなければ栄冠は得られない)

4万人がエンケを送る バラックらも追悼式に参列

 10日に電車に飛び込み帰らぬ人となったドイツ代表GKロベルト・エンケの追悼式が15日、所属するハノーファーのスタジアムで行われた。各クラブやドイツ代表の関係者、そしてクリンスマン前ドイツ代表監督、レーマン、シュナイダーら、かつての仲間も含めたサッカー関係者のみならず、各界から多くの人が集った。式には4万人が参列、テレビ5局が生中継と、ドイツ最大規模のものとなった。

 クラブ旗が半旗として掲げられ、たったひとつのゴールが置かれたスタジアム。センターサークルに安置されたひつぎをドイツ内務省やクラブからの献花が囲み、ドイツ・サッカー協会(DFB)からは、主将バラック、そしてクラブの元チームメートで親交が深かったメルテザッカーの2人によって花輪が添えられた。両選手がひつぎに一礼して別れを告げると、続いてドイツ代表関係者が順番にエンケに最後の別れを告げた。選手の中には涙を見せる者もいた。

 司祭の話で始まった式の中で、ハノーファーキント会長が語り掛けた。
「ロベルト、君は真の意味で1番だった。サッカーにも、真心や温かさがあることを示してくれた。だが、病が彼の心を打ち砕き、ひどいやり方で、彼を家族、仲間、スタジアムからさらっていってしまった。どうしてこんなことになってしまったのかという問いが頭を回り続けているものの、答えを見つけられずにいる。ロベルトがわれわれの一員であったことは贈りものであり、幸運だった。だが、残念なことに、あまりにも短すぎた。これからもわれわれの心に君は生き続ける」

 また、ハノーファーのクラブ歌が独唱された後に弔辞を述べたツバンツィガーDFB会長は、「サッカーはすべてではなく、すべてであってはならない。われわれに与えられた生は多様なもので、生きるに値するだけのものだ。わが子がドイツ代表になれるかもしれないと考えたとき、そこにある光の面だけでなく、人間の中にあるもの、弱さや不安についても考えてほしい。サッカーだけがすべてではない。サッカーが人生の大きなものであってもいいが、すべてを引き換えにしてしまうものであってはならない。サッカーにおいて今、バランス、限度、価値、フェアプレー、敬意が問われている」と語った。

 ニーダーザクセン州知事、ハノーファー市長の弔辞の後、司祭が終わりの祈りをささげると、スタンドの至る所で泣きじゃくるファンや、高く掲げられたエンケのユニホームが見守る中、ひつぎはハノーファーの選手たちの手で、二度と帰って来ることのないスタジアムを後にした。

 自らがうつ病であることを隠し続け、その苦しみを全く感じさせないプレーでドイツ代表、とりわけハノーファーの守護神であり続けたことを思うと、見送る者の気持ちはやりきれないのではないだろうか。
 式の後、エンケは家族やごく親しい友人らに見守られ、3年前に亡くなった愛娘ララちゃんの隣に埋葬された。

( 出典先:スポーツナビ

自らがうつ病であることを隠し続け、
その苦しみを全く感じさせないプレー

自己の内面を不必要には露わにしない
ドイツ人気質の典型
その犠牲者であるとともに、成功者でも
複雑ですね

一般Yahoo!ブロガーの一部に聞かせたいもの
自分の不幸話を連日のように取り上げなくても、
それなりにブログは書けるのだって
闘病記や介護日記などを否定はしません
書くことで折り合いつける人もいれば、
それを読んで励まされる人もいる
看板ネタにして強調するのはお止しなされ、
自分をみじめな位置に立たせるな、
それを言いたいだけ

別館で書いた【Small sorrows speak, great ones are silent.(鳴かぬ蛍が身を焦がす)】です
本館記事題名は、ドイツ代表へ向けてのもの
それくらいの覚悟を決めて南アフリカW杯に臨み、エンケの魂に捧げて欲しいです

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