mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

風刺はオトナの証明

国旗のビキニですか。日本じゃ考えられませんな。製作者が山車に乗せられ市中引き回しの刑がオチ

国家元首が風刺の対象になるでまず思い浮かぶのは、ドイツの宿敵オランダ
ベアトリクス女王が、王女時代、クラウス・フォン・アムスベルク殿下を婿殿に選んだのがきっかけでした
未来の女王がよりによってドイツ人と結婚するなど…そりゃ騒動も起きますわ
殿下の人柄と3人の王子誕生により、一時は平穏を得たものの、いざ女王即位となるや…
女王をヌードにして誹謗するポスターが街に貼られまくる騒ぎに

これも、そして市中引き回しが見られずに済んだのも、日本では考えられませんが、
それは、王室と国民との距離がケタ違いに近いおかげでしょう
オランダ、それとデンマークの女王様は、買い物カゴ下げて街へお出かけになる、と言えば?
距離が近いと、物言い可能。正鵠を射ていれば受け入れるし、的外れであれば発散させるに限る
完璧じゃなくても『対話』の場があるのが、真の民主国家であるかどうかを決めるのですね
オランダ人は、自国の王室を『自転車王室』と呼ぶそうです
女王様がチャリンコに乗ってお買いもの♪に由来しているとか

面白いのは、『ロールス・ロイス王室』(つまり、敷居の高い)と呼ばれる英国王室に、
ちょっとじゃ信じられないケッサクな話が残されている事

1982年、アンドルー王子がフォークランド紛争に従軍するのを取材したBBCが、
夜のニュースで流した映像というのが…王子が同伴した美人の紹介映像なのでした
それもですね…彼女、クー・スターク嬢が出演した映画のシャワー場面、すなわちヌードを☆

これには、国民も腰を抜かしたといいます。当然ですな
が、その先が、腐っても大英帝国、心の余裕がケタ違いのよう
一気に王室への親近感が高まったそうな

オランダ、英国、ついでにドイツ。何回くたばっても起き上がれるワケが、何となく…