またまた漫画ネタをば
初めまして
週刊誌買う習慣無くて、コミックや愛蔵版になりますが
ベルばら、おにいさまへ、オルフェウスの窓の他
ベルばら以前の、短編、章子のエチュードなどを持っていて
ブログ記事に上げた事もあります
オルフェウスの窓は全巻じゃないですけど
ニーベルンゲンの歌を知り、ずっと後年、ワーグナーのニーベルングの指環へ繋がりました
欧州史に興味持った点で、ベルばらとともに影響大きいです
> mathichenさん
ベルばら以前の短編もとは、嬉しいですね。
短編は難しいのですが、自分としては、好きな作品がいっぱいあります。
音楽活動もよろしくお願いします。
ワーグナーの音楽は勉強する機会がなく、もっぱらイタリアものですが。
2016年頃、池田理代子が持っていたYahoo!ブログよりw
「短編は難しい」の意味は、漫画、文学、映画、CMなど30分や30秒、Twitterの140文字に凝縮される世界を見たらわかるよね
尤も、長編は長編なりに骨を折る
1972年21号~1973年52号と82週の長きに亘り、週刊マーガレットに連載された『ベルサイユのばら』
オスカルが着用した軍服は美的デザイン的配慮から敢えて、19世紀初頭ナポレオン時代のものを選んだが
フランス衛兵制服が実は近衛兵制服の訂正は資料が間に合わず出来なかった他
歴史を基にした創作であるものの、出来るだけ妥協せずに、歴史的事実を追っているため
10週で終了の予定だったオスカル死後(1973年43号以降)がとりわけ、年少読者にかなり難解な作品となった
漫画家Aのためだけに、新連載始める漫画家Bや雑誌社の都合を曲げ、Aの「延長しま~す」(ヾノ・∀・`)ムリムリ
Aが読者放置して絶対描かねばならない事柄のみを取り上げたって許される
池田理代子はベルばらが半ば駆け足っぽく幕を閉じた2年後、『オルフェウスの窓』の連載を始めたが
第1部幕切れに、「やがて物語はウィーンへそしてロシアへ、限りなき青春の軌跡を辿っていくことになるであろう……」
予告されているから、構想時点で既に、微に入り細に入り練り込まれた巨編だったんじゃね
オルフェウスの窓:重箱の隅をつつく | 生活・身近な話題 | 発言小町
トピ主の「ユリウスの娘生存説も最近理代子さんがおっしゃったようです。革命の中をどうやって育ててあげたと思いますか?」
気になってしゃ~ない読者達の二次創作が生まれる余地を与えたけどw
本編自体は特別長くないベルばらにも、外伝が何作、ベルばらkids、そして
作者によれば、『ベルサイユのばら』の連載終了後に『ナポレオン』を執筆する予定だったが、
当時の作者にはナポレオンの生涯を描ききるだけの知識と力量に欠けていたため、
十数年の年月を経て発表されたという。
時系列的に『ベルサイユのばら』の続編で、
時代的にも『ベルサイユのばら』のクライマックス直後の時代を扱っているため、
『ベルサイユのばら』の登場人物の一部が登場している。
そのため、ベルばらもまた四半世紀以上に亘る巨編と言えよう
四半世紀以上に亘り、ダレたり破綻したりしない漫画作品というのは、構想当時の作者にそのつもり無かったとしても
1977年の中学2年生、2022年現在還暦手前はガン無視してw
ドイツ語のBildungsroman、主人公が様々な体験を通して内面的に成長していく過程を描く教養小説に相当し
尚且つ、少年期から始まり青年期や壮年期を経て老年期を迎えるといった、時期を分類しやすい漫画作品でしょね
最初は長期連載の予定でなく、20世紀から21世紀を迎えても尚続く何十年物、そういう作品が厳しいと思う
例えば
意志の灯 - mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】
詩織さんが話拗らせている『ガラスの仮面』
改稿とか、3種類のストーリーが展開されるとか、もおワケワカメ
【2022最新】美内すずえ先生は現在71歳・『ガラスの仮面』完結は目前!
ようやっと完結を迎えるにしたって
連載当初からのファンの少なからず、紅天女どおなるが読めないままあの世へ旅立ってるだけに、罪深い作品やでw
あ”、王家の紋章 - Wikipedia、これもかのぉ
ところで、『ガラスの仮面』は花とゆめ創刊号から連載開始された
雑誌創刊号メンバーで始末に悪い作品と言えば、月刊プリンセスの
はるか昔、妹のヴィーナスを愛したがためにゼウスにより天界から追放され悪魔になったデイモス。
ヴィーナスもまた生きながら朽ちていくという罰を受けた。
妹を救うためには現代でヴィーナスの生まれ変わりである美奈子の体を手に入れ、
その体にヴィーナスの魂を入れることが必要だった。
ヴィーナスを救うために美奈子を誘惑するデイモスだが、次第に美奈子に惹かれていく。
ゲストキャラクターが各短編で主人公になり、
それぞれの話にレギュラーであるデイモスと美奈子がかかわっていくオムニバス形式で話が進んでいく作品。
大抵は事件に巻き込まれた美奈子がデイモスに救われたり、
あるいは美奈子に近づく男がデイモスの誘惑や罠によって破滅する、という物語で構成される。
1話完結形式なのでストーリーが膠着したりしない利点持つ反面…
兄がグズグズしてるよって
「ワタシの生まれ変わりだから当然綺麗な美奈子に心変わりし、腐ってブスになりつつのワタシを見捨てる気!?」
たまに自ら現代まで様子を見に来るほど、超ブラコン妹を困らせとるんちゃうんけw
…男が優柔不断の所為で、たかが三角関係に無駄な年月を費やすダラダラぶりが難点だ
しかも
この「最終章」では決着つかず、しれ~っと終わる
どーせ中途半端な結末ってんなら、1975年から1990年までのプリンセスコミックス全17巻で終わっとけや
デイモス(とヴィーナス)は本来、美奈子の身体にヴィーナスの魂を入れるべく
美奈子を観念させるため、人間の愚かさ醜さを見せつける場面を次々と用意する
年少読者には何十年もズルズル引きずるトラウマ物の話がありもする
という初期の怖さが、最終章にあまり感じられないようじゃん
年取ってから読むとプププ笑い出来る、でも(怖)の話を挙げておくと
「悪魔の花嫁」について語りませんか? | 生活・身近な話題 | 発言小町
トピ主の
【好きな話】
資産家の老婆を世話する在宅看護師が遺産目当てに虐待を続けて遺言を書かされる。
でもお手伝いの女の子がデイモスと契約し、
資産家の息子を生き返らせ看護師と結婚させるが階段から落ちて看護師は寝たきりに。
お手伝いさんは「私がお世話します。・・・奥様の時と同じように(ニヤッ)」という話。
悪魔の花嫁らしいどんでん返しでした。
在宅看護師は、白衣の天使みたいな絶賛受ける献身ぶり
実際には、誰も病室に近づくことを許さず、外野には絶対見せない性悪伝わる視線でお手伝いさんを睨んだりする
お手伝いさんが、ある日、どうにか病室を覗き見してみたら
婆さんに食事を与えず、いや、遺言状と交換条件にスプーンを口元に近づけたり引っ込めたりの虐待ぶり
お手伝いさんが驚き、敵の居ぬ間を見計らい病室に侵入、「奥様申し訳ありません…」と抱き合った所へ、デイモス登場
看護師への復讐お手伝いを申し出る
結果
婆さんは時を置かずして世を去り、看護師が遺言状と婆さんの息子をGETして我が世の春を謳歌する
など、無論、問屋が卸すものかっての
新郎が新婦をお姫様抱っこ中、自分の死んだ時の記憶を取り戻した瞬間、ホネになって崩れ去り、新婦は階段から転げ落ちた
首から下が不随で車椅子生活、意識は正常だが言語障害が残る、言わば半廃人に
外野がお手伝いさんに「医療施設に移したら」の声は看護師の耳にも届くが
残念でした、フフフの腑腐訃の糞だ、お手伝いさんは「ワタシが奥様のお世話致します」
「(老)奥様へのお世話する(若)奥様を見ていますから」
「そう、同じようにお世話させて頂きますわ」
お手伝いさんの悪魔のような目つきを見て、恐怖に慄く看護師
上段、アタシも好きな話だ
看護師を
「嫁の仕事!」と面倒押し付けて逃げながら、用が済んだら、自分は実子というだけで「嫁は他人だ!離婚だ!!家を出て行け!!!」
あるいは、働き者で心優しい嫁を押しのけ、点数稼ぎの介護ママゴトしようとする
てな遺産相続に血眼の争族に見立ててみ
人間の皮被った悪魔が階段から転げ落ち、生きてるうちに無間地獄にも転げ落ちる結末、ザマァで痛快過ぎるw
当記事題名のネタ元
漫画「悪魔の花嫁」第9巻のあらすじ。 | 【漫画・悪魔(デイモス)の花嫁】を無料で立ち読み・アプリでダウンロード
『ガラスの仮面』『王家の紋章』レベルの、終わりそーで終わらない漫画って
作者と読者双方、若いまま不老不死を願いたくなるもんちゃうん?w