mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

呪怨、人の想念が一番怖い話(後篇)

17分前記事から連鎖した




【意味怖】呪いのビデオ

レンタルビデオ屋で目に入った
『呪いのビデオ』

俺はパッケージの独特な
雰囲気に惹かれ
レンタルするに至った

そして俺はそのビデオを再生させる

数秒画面にザザァと
砂嵐のようなモノが映り
やっと『それ』は始まった

「うぉー……ここが噂の心霊スポットか」

「昔病院だったらしいよ?
今は荒れ果ててるけどね」

「うひゃーなんかドキドキするな!」

画面には三人の青年が映し出されていた

「でも、こんな事していいのかな?
呪いとかないよね?」

「あるわけないだろ?ちょっと中覗くだけだよ」

「う、うん……なら早く行こう。
さっきから誰かに見られてる気がするんだ」

「ったく、びびりだな
まぁいいや、んじゃ行こうぜ」

そして三人の青年は
荒れ果てた病院の中へと入っていった

しかし……

その後も三人の青年が廃病院を探索するだけで
目立ったことは起きず
俺は停止ボタンを押そうとした………

しかし、急な叫び声にその手は止まる

どうやらテレビ画面の中から聞こえたようだ

青年達は凄いスピードで
元来た道を駆け病院の出口から外に出た

俺は何が起きたか分からなかったが
固唾を飲んでその後のいきさつを見守った

「はぁ……はぁ……」

「おい……ちゃんと三人いるか?」

「はぁ……大丈夫だよ」

「あぁ………俺も」

「よし、みんないるようだな……
ってかあれ見たか?」

「みたみた………
凄い数の手が俺たちを手招いていた……」

「あの部屋霊安室とかじゃないよな?」

「や、やめろよ……」

俺はそのシーンを見逃した為、
持っていたリモコンの巻き戻しボタンを押した

しかし画面に表示されたのは
『その操作は今出来ません』

ちっ、なんだよ

次に画面は暗転し
エンドロールが流れた

……は?

何このビデオつまんねぇ……

………ん?

エンドロールに表示されてる文字列に
少し違和感を覚えた

普通は制作に携わった人の『名前』
そして『役割』が表示されるはずだが……

そこには人の名前が
ズラーッと並んでいるだけだった………

そしてエンドロールも終わりを告げ
画面はタイトル画面に戻った

…………

とんでもない駄作だったな………

今思い返しても………

………ん?

そういや……おかしくないか

胸の鼓動が高鳴り始める

するとタイトル画面だったテレビ画面が暗転し………………………

………………

ザザァ………………

そしてエンドロールに
新たな名前が加えられた

 


【解説】、要る?
http://imikowa.com/entry/2018/02/03/%E3%80%90%E6%84%8F%E5%91%B3%E6%80%96%E3%80%91%E5%91%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%87%E3%82%AA
「エンドロールに並んでいる名前の人々は
この呪いのビデオを観て、
ビデオに取り込まれてしまった人たち。」
んなもん、解説読むまでもなくわかる
「ビデオを返却してくれる人がいない。
となると、戻ってきても
延滞料金で地獄を見ることになりそうである…」
延滞料金で地獄以上に怖い事:「借り手が皆、異次元に行ったのに、ビデオが何故、人間界に?」
ビデオが自分自身でレンタル屋の棚に戻ったorレンタル屋が元凶で、借り手の住所を追跡して?
…これがホントに、意味がわかると怖い話だよね




それで思い出したのが、およそ20年前の堂島アバンザでの出来事
《ワルツ堂 堂島店》が毎日会館から移転して日が浅い頃
店近くにある女子トイレに入ったら、個室内にポーチが落ちていた
警備室へ届け、店に戻り、しばらくしたらまたトイレに行きたくなったので
さっきと別の個室に入ったら、さっきのポーチがまた落ちていた
ポーチ持ち主が相当スットコドッコイにせよ、ポーチは、アタシをストーキングしていたってか




閑話休題




『呪いのビデオ』には↓もある
http://imikowa.seesaa.net/article/228644063.html
一番怖いのはやっぱ

【海外の反応】「怖すぎて泣いた。」日本のホラー映画『リング』の威力に外国人が驚愕

日本のホラー映画の代表作『リング』の怖さに多くの外国人が驚愕しています。
怖すぎて泣いてしまった外国人の方も…
ビックリして尻が浮くようなハリウッドのホラー映画に比べ、
日本のホラー映画はジワリジワリと怖いですよね…
内臓から蝕まれるような…
私も『リング』の怖さにトラウマを覚えた一人です*1




キャッチコピー:「ビデオに殺されるなんて…」
1998年1月31日公開、後に続くジャパニーズホラーブームの火付け役となった‘リング’
それまで夏と相場が決まっていたホラーを、冬に持って来て成功したんだよね
アタシゃWOWOWで観たんだけど
貞子がTV画面から出て来る場面、あれは銀幕でなくTVやソフト類で観るのが心臓にいくない!
流石に、何時間か寝込んだ




寝込んだのは、アタシからVHS借りたワーグナー師匠格もであった
探し出すのが面倒過ぎるため、詳細は閲覧者各自で調べてよと丸投げして
初代リングって、本物の霊が映り込んでると話題になったでしょ
松嶋菜々子の部屋の向かい側?、とにかく他所の窓に映ってる
その場面を観て、師匠格は「ゲッ」と驚いた
顔と思しきモノが、高校時代の同級生にソックリなんだって
クソ生意気な高校生だった師匠格が、あーだこーだウンチク並べ、芸術作品を批評した相手
同級生は、後年、自らこの世から退場した
アタシが師匠格に「そいつ、執念深い性格か?」と聞くと、その通りと半泣き声で返って来た
師匠格はその後、布団に潜り込んでビビッていたという
…ホントに怖いのは、アタシの方なんだけどぉ
例の霊が師匠格の同級生で、コノウラミハラサデオクベキカの浦見魔太郎だっちゅうなら
自分がこの世から退場した後も、師匠格の動向を事細かく追跡チェックし
敵が自分の意思からリング観賞しそうにもないってんで
アタシがまず観るよう仕向けたと考えられるじゃん
映画ばりに怖いリングと言えるわよ…




尚、この20年間のジャパニーズホラーで最恐なのは

イメージ 1

“強い恨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。”




呪いのビデオは、観た当人に有効(側杖食らう者もいたっけ?基本は、観た者だけ)
呪怨は、この世に強い怨念を残して死んだ佐伯伽椰子が、その呪いを人々に伝播させる
無人となった佐伯家に次々と入居者が引っ越して来るが
その家人や親族、事件の捜査をした刑事たち全てが伽椰子の呪いで死んで行く事になる
自身は何の関係も持たない、しかし連れ合いが伽椰子の家に関わったがためにも?
殺生過ぎるがな~




呪怨を持ち出した理由:「何らかの異変によるアタシ孤独死は怖いぞぉ
アタシも相当執念深いから、汚宅で孤独死すれば
「出来れば、ドルトムントリヴァプールバルセロナ、東京のいずれかへ
一度でいいから、引越ししてみたかった」
動くに動けぬ地縛霊として、跡地を購入=引越し出来る者を皆呪い怨んでやるから~

*1:;゚Д゚