mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

悪魔vs.天使というより、「どちらも女王」

暇ネタをば

 

 

 

 

 

人生の夢という鏡は縦横無尽にひび割れて - mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

『クリスタル殺人事件』の物語に登場する、マリーナとローラの二大BBA女優

過去に、マリーナの夫ジェイソンを巡って傷害未遂事件起こしている

ジェイソン役のロック・ハドソンがAIDS美男子だけに何か笑えるは放置して

演じた女優同士、キム・ノヴァク&リズについて、撮影現場の皆知らなかったが、大の仲良しさんであった

外野の期待に応え、撮影休憩中、フンガー噛み付き合う演技を披露後

「ゴメンナサイね」「こちらこそ」、周囲コケさせたってよw

キムが47歳、リズが48歳だっけ

大卒・モデル出身・長身・年齢の割にスタイル良いキム

映画スタジオ内の学校止まり・子供の身体に大人美女の顔乗っかる子役出身・短躰・やや肥え気味でスタイル悪いリズ

 「低学歴のチビ!」とキムが嚙み付き

「フン、7人の男と8回結婚したアテクシと違って、2回しか結婚してないくせに!」と反撃のリズ

 そーいう展開を皆期待してたろうに、仲良しさんだったとは意外だねw

犬猿の仲でフンガー噛み付き合うを期待されるほど、下り坂とは言え二大BBA女優の証明ではあった( ´ー`)y-~~

 余談として

キムは2014年、第86回アカデミー賞会場に出席し、久々に公の舞台に登場したが

会場では「この人は誰なのか?」と誰彼からも認識されず、整形手術を受けたのだろうと様々な憶測が飛び交ったと報じられた

その後整形手術は認めつつFacebookにて、これら「ハリウッドのいじめっ子ら」に立ち向かう書簡を公開した

大統領になる前のトランプ爺に「整形手術をした医院を訴えた方がイイ」とツイートされるなんて、あまりにも気の毒過ぎるw

 

 

 

 

犬猿の仲でフンガー噛み付き合うを期待される

それをオペラ界に当てはめれば

1922年生まれのレナータ・テバルディ、1923年生まれのマリア・カラス、この両名もでしょね

1950年代から1960年代にかけてイタリア・オペラ界で人気を二分する存在だった

カラスがテバルディについて「私はシャンパンで、彼女はコカコーラ」と評したのに対し

テバルディが「シャンパンはすぐ酸っぱくなってしまうわ」と答えたエピソードがある

だったら

「サナダムシを体内から排出してまで、100kg近いデBを解消したくせに!」(テバルディ)

※サナダムシの件はカラスの元夫の回想であり、カラス当人はサラダと鶏肉中心の食事療法で体重を落としたと答えているが、サテ?

「ふぁ?そっちは、🗾の相撲レスラーみたいな大女のくせに!」(カラス)

※横幅そうでもないが、テバルディの身長は180cmくらいあって、細身のテノールが貫録負けする勢いw

誰だってフンガーを期待するもんだ

 

 

 

 

だからかどうか

Rivalry in Music – Callas vs. Tebaldi (Trailer) - YouTube

"Sempre Libera" - Maria Callas VS Renata Tebaldi (1952) - YouTube

両名を比較してみる向きが現れる

あまり意味無いんだけどね

Maria Callas VS Renata Tebaldi - Tosca. THIS IS OPERA!! - YouTube

同じ役を歌っても

「悪魔vs. 天使」の図式がわかりやすいかも知れんというくらい、全く異質の意味ね

 

 

 

 

まず、声質の違い

カラスは、先日書いたようにドラマティコ・ダジリタ

ドラマティコの声でありながら、アジリタの卓越した技巧を駆使してコロラトゥーラの速く細かい音符を歌うことが出来る声

しかも本質的には、ソプラノでなく、ドラマティック・メゾ

一方テバルディは、ソプラノ・リリコ・スピント

リリコよりも力強く強靭で、ヴェルディ後期からヴェズリモ・オペラ向きの声

スピントよりも強靭で、ワーグナーR・シュトラウスなどドイツ・オペラに登場する重量感のあるソプラノ・ドラマティコよりは軽い

テバルディの場合、生粋のソプラノで、しかも装飾唱法が苦手 

得意とした役柄はカラスと被るものあるが、カラスの場合、舞台用でなく録音用に歌ったものが含まれる

また、カラスに歌える役が、テバルディには歌えないものもある

Wagner : Tristan und Isolde : Act 3 "Mild und leise" [Isolde] - Sung in Italian - YouTube

20何歳までのカラスは、ワーグナーを舞台で歌っていた

テバルディもワーグナーを舞台で歌っていた時期あるが

Renata Tebaldi in Wagner's Tannhauser - Dich Teure Halle! - YouTube

Wagner - Lohengrin - Elsa - Ortud Scene - Renata Tebaldi, Elena Nicolai (San Carlo, 1954) - YouTube

エリーザベト、エルザ、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファと、リリコ・スピントの範疇であり

Renata Tebaldi Mild und leise (italiano) - YouTube

超重量級のイゾルデは、あくまで録音用よ

ja.wikipedia.org

EMIの辣腕プロデューサーウォルター・レッグは二人を『ノルマ』で共演させることを望んだが、

当時のレコード会社の専属契約や二人の多忙からこれを断念したと言う。 

 舞台で『ワルキューレ』共演させる企画もあったが

テバルディが「もうセコンダドンナの役柄歌う時期じゃないから」と断った話もある

ブリュンヒルデ(カラス)とジークリンデ(テバルディ)なら、カラスがプリマンドンナになる罠

 

 

 

 

次に、 性格も異質

端的に書けば、「問題児と優等生の差」

カラスは、海運王オナシスとの愛人関係や不摂生など私生活の問題に加え、歌劇場とトラブったりし、42歳で実質的な引退を迎えた

一方テバルディは、母親の写真を部屋に飾って毎日話しかけるおひとり様だっけ

とにかく浮いた噂が出て来ないまま、カラスがまだ53歳で亡くなる前年(1976年)に歌手活動から引退した

 

 

 

 

最後に、敵対関係の噂について

一時期、テバルディに激しく敵対していたカラスもその後テバルディに接近し和解したというから、火花散らしたのは事実のようだが

両名が活躍したミラノ・スカラ座ではテバルディ派とカラス派が、マスコミやスカラ座の関係者までがそれに加担するほど

サッカーの応援団さながら場内、場外でトラブルを起こすまでになり

テバルディはそういう状態のスカラ座に嫌気が差して、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場を主舞台にするようになった

両名を取り巻く環境が、似てるようで実は異質な者同士を無理矢理同一線上に立たせ

好き勝手に宗教論争ばりの盛り上がりを見せただけとも言える

そもそも比較するのが無理で、とどのつまり、どっちが上で下は決められない偉大な歌姫達というコト

 

 

 

 

別に仲良しさんじゃないけど、お互い認め合っていたというか

本当に優れた者同士というのは相手にマウント取って威張り腐ったりしないでしょ

 

 

 

 

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