mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

お勘定は伝票チェック後に、心づけは仕事ぶりチェック後に~ギャルソン!~

食欲の秋、つい思い出したのが↓

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ギャルソン! Garçon! (1983年)

パリのとあるブラッスリー。そこでチーフ・ウェイターとして働くギャルソン(給仕係)、アレックス(イヴ・モンタン)は、海辺のリゾート地に子供たちのための遊園地を作るのを将来の目的として、日夜はげんでいる独身の中年男だ。しかし、資金作りのために働いても働いても、金は思うようには集まらない。彼の勤めるブラッスリーははやっていて、手際よく給仕をしなくてはいけないがアレックスの優雅な動きは評判だ。彼には資金作りの頼りでもある、グロリア(ロージー・ヴァルト)という金持ちのミセスのパトロンがいる。アレックスの心をつなぎとめようとグロリアの方は必死だが、彼の方は逃げ腰だ。アレックスは、同僚のギャルソン、ジルベール(ジャック・ヴィルレ)をアパートに泊めてあげている。妻と離婚話が進んでいるためだが、温厚なジルベールをアレックスは好きだった。ある日彼は、バッタリ昔の恋人クレール(ニコール・ガルシア)と再会、再び熱くなるアレックス。既婚しているクレールはしかし夫とはうまくいっておらず離婚するつもりだという。彼女もやがてアレックスのアパートにやってくるが、本当に愛しているのは今はアフリカに行っている青年だと、彼女の口から聞いてショックを受けるアレックス。ブラッスリーの鬼シェフ、フランシス(ベルナール・フレッソン)の相変わらずのどなり声を聞きながらいつものギャルソン生活をするアレックス。一方、遊園地の計画は着々と進んでいた。しかし、どたん場で10万フランが必要となり頭をかかえる。が、グロリアをうまく利用してなんとか無事きりぬける。ジルベールの離婚が成立した。そのころ、クレールがさよならを言いにきた。恋人の許へ行くという。やがて、夏がやってきた。アレックスの念願の遊園地開きが行なわれるのだった。

https://movie.walkerplus.com/mv11151/




ビジネスマンの昼食に利用されるお手軽料理店ながら
「おい、仏蘭西人って仕事ある昼間っから、ワイン1瓶空けるのかよ~」
1985年の鑑賞当時、C'est la vie.(これが、人生いうもんや)と感動した19歳であった
52歳現在、某島国を見渡し、「ランパス?安うても夜と比べ、量減るやん!貧乏臭~」と追記して





この映画で何が笑えるって↓

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上下場面の間にも、来店したかいな
お二人さんの仲に変化、これが、座る位置で示される
向かい合ってる時には、「キミと一緒にいられて、僕は幸せだよ」みたいな歯の浮く口説き文句中
男女アベックが横並びに座るのは、彼氏が新聞畳もうと、秋風吹いてる意味だもの
彼氏ひょっとして、「このBBA、高くつく」に気づいた?
最初の来店時、繁忙時間帯なのに、彼女がなかなかメニュー決まらない
「ゴメンナサイね」と爺さんギャルソンに謝るのはイイ
「ソース類が嫌いなの」…それでよく仏蘭西人やってられるな!?
嫌いなのは好きにすればいいとして
「行ける飯屋限られて来る=安上がり難しい」、男にとって悩ましい~




この映画で感動した点はだね、イヴ・モンタンの給仕ぶり
その辺のBBAパートや学生バイト全員殴りたくらい、天職に転職したら~いうくらいだ
役作りのため、本当にギャルソン修行したというけど
何処の料理店か知らんが、モンタンに給仕して貰えた客、ちゃんとチップ弾んだでしょね
アタシなら、持ち合わせ全部はたくぞ
(サーヴィス行き届かない旅館等ほど、「心づけは要りまへん」表示見ると、それは、頭はたきたくなる
「姉さん、事件です」のHOTEL
高嶋政伸が客から胸ポケットに押し込まれたチップ見て、プロの恥晒しみたいな説教した上司
は?高給払ってようと、チップには、ホテルマン評価の意味合いあるよね
客に返しに行ったオマエが、客の好意踏みにじってホテルマンの恥晒しと、TVはたいたわ
ま、空念仏の精神論好き日本人なんかに、真のプロフェッショナルを説いても意味不明だろうけどさ)




あ、モンタンで思い出した




前に書いたかしらね
「レストラン隣席に、スター様が座ってたとする
サインお願いする場合、相手さんが、チーズやデザート、珈琲、煙草を楽しむ段階まで待て」
スター様とて人の子、腹も減るしグルメな楽しみをも持つ
こちらの都合でスター様の主菜終わるまで待てないなら諦め論




と、巴里のレストランで、隣席にモンタンが座った日本女性が話していた
男前過ぎて、料理の味わからんほど緊張したってよ
モンタンが珈琲の段階になって、サインお願いしたら、快く応じてくれ、ますます惚れたってさ




隠し娘持ってたミッテランなんかより
嫁(シモーヌ・シニョレ)の連れ子で監督イヴ・アレグレの娘カトリーヌ・アレグレの継父だったモンタンに
イタリアから移住して来たユダヤ人でもフランス大統領になって欲しかった
隣席に座れるだけで、裏山~の極致である(モンタンの隣席=やっぱ社会的地位高いの証明でしょ)




記事題名の「お勘定は伝票チェック後に」
これ、スーパーの買い物客にも言えるけど、「おい、そこのボンビー共稼ぎDQN、レジ混雑させんなッ」
アタシゃ、スーパーやコンビニでは大まかに暗算しながら商品を選び、カネ用意するから
会計の数字見てから財布ゴソゴソ、あれかなりイライラさせられるんだわ~