邦画の名作:‘夫婦善哉’(1955年)
洋画の名作はだね、コレ1本と絞れないので、『迷作』から選んでみた
南仏のサントロペにあるナイトクラブ《La Cage aux Folles(狂人の檻)》
経営者レナートと、店の花形ザザことアルバンは、店の上階に愛の巣を構える
レナートには、20年前に運命のイタズラ、女と一夜限りの過ちで授かった息子ローランがおり
アルバンが母親代わりとなって彼を育てて来た
ある日レナートは、大学から久々に帰省したローランから同級生アンドレアとの婚約を報告される
喜ぶレナートだったが、アンドレアの父親は不道徳を許さない保守派の政治家というから大変
こんな生活を見られては台無しと、レナートたちは普通の家族を演じるべく準備に取り掛かる…
経営者レナートと、店の花形ザザことアルバンは、店の上階に愛の巣を構える
レナートには、20年前に運命のイタズラ、女と一夜限りの過ちで授かった息子ローランがおり
アルバンが母親代わりとなって彼を育てて来た
ある日レナートは、大学から久々に帰省したローランから同級生アンドレアとの婚約を報告される
喜ぶレナートだったが、アンドレアの父親は不道徳を許さない保守派の政治家というから大変
こんな生活を見られては台無しと、レナートたちは普通の家族を演じるべく準備に取り掛かる…
異論が( ´Д`)なにか?
アルバンがひたすら、アタシの涙腺を崩壊させるんよ
彼女にとって、彼氏が生物学上の女とやっちゃって出来てもた息子なんて悪魔の子に等しいものを
化粧ノリ悪くなるほどお肌に悪いのに、赤ん坊の夜泣きなどに耐え、一般世間基準青年に育て上げるなんて
小猫娘に走るも実はママン基準で婚約破棄される実息子育てた、ムチュコタンLove婆とは雲泥の差だ
アルバンが、自分が母親のようにして育てたローランが女に盗られるのは我慢出来ないヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
と断固としてローランの結婚に反対したって、育児全うした聖母の気持ちとして理解出来る
カワイイ息子の幸福のために、オンナの皮脱いで男の皮を被る涙ぐましいまでの努力もね
アンドレアはローランの家庭環境を承知してるので、アンドレアの両親が敵となる
アンドレア親子との食事会に、ローランの母親として登場するのは
レナートから事情を聞いた、ローランの生母であるシモーヌ
このシモーヌに対して、「産んだだけの母さんに用は無いよ」と父親に言うローランを見ても
アルバンがPTA活動サボらず頑張って息子育てた事わかるよね
とにかく、神父様が絶賛推奨するような家庭環境を装い、誤魔化し切れたらイイ
んだけど
見た目は化粧濃いおっさん、中身は正真正銘オンナで嫉妬深い
アルバンがいろいろ拗らせ
美輪さんの出来損ないみたいなババ親として、シモ-ヌより先に姿を見せたからエライこっちゃ
結局、《La Cage aux Folles(狂人の檻)》が、縁談を纏めてくれた
アンドレアの父親シャリエ氏が所属するのは明朗道徳党
党首が、コトもあろうに黒人娼婦のべッドでトン死するというトンデモ事件が起こった
マスコミの攻勢を受けるシャリエ氏は、丸く事態収拾する名案として
娘が婚約者家庭について思わずイタリア大使館付の外交官だと口走った事から
猛反対していた娘の結婚を利用し、派手な祝宴でマスコミの目を誤魔化そうとする
しかし、食事会でローランの家庭環境を知ってしまえば、当然怒る
が、パパラッチは狂人の檻にまで迫り
こーしなけりゃ、外へ出るなど出来るかってのぉ
シャリエ氏が世間の目は欺こうと、狂人の檻に弱味握られたのは言うまでもあるまい
シャリエ夫妻が嫌でも、娘の門出を祝福するしか生き残る道はおまへん
「常人の檻」、細かく説明しなくたって、もお意味わかるでしょ