mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

食べる事が許される知恵の樹に生る実~いつまでもあると思うな親とカネ~

大掃除なんてしなくたって人間暮らせる
体力温存が一番(手抜きを意味する書庫を選択した理由である)





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汚宅玄関横の本間四畳半
部屋の真ん中の小さな畳を引っぺがすと、元は茶室が知れる構造ざます
昔々、茶道と華道の師匠していた祖母さんが、花嫁修業する賢女たちを教えてバリバリ稼いだ部屋だったのよ
最終的にはジジィ飼育小屋と化す前には、1ヶ月だけながらババァ介護部屋と没落していた
ゴチャゴチャ置かれる黒い物体、見る人が見れば、介護ベッドとすぐわかるわな
ババァの特養収容後、ジジィも使い、減価償却出来て元は取れている
気に食わんのは、横の椅子
これも見る人が見れば、ポータブルトイレの残骸とわかるよね
こちらは、ジジィ用に購入したものであった
汚宅の御不浄が裏庭横にあり、四畳半から離れているため
自力で移動出来るものの、モタモタする間に合わず惨事発生したら後始末に困る
ジジィの動きが鈍くなった折、ケアマネが介護保険適用して買った
日常的に使われないまま、ジジィは老人ホームに勘当されたので、見るたび何か腹立つわ
物がトイレだけに、他所様に譲渡すると行かないでしょが
保険内とはいえ何万円もする高価を思い出すたび、蹴り入れて足イタタタとなる次第




生活必需品といえど、何でも新しく買えば済む物質文明万能じゃない例として

障害者または被介護ジジババいる家庭にはタオルが絶対必需品ですよね

手拭いに近い薄手のタオルなら
ウチに、婆さんが溜め込んでた新品がわんさか残されてます
どこでもドアあれば、お歳暮として配達するのに~

旦那さんの面倒見る嫁介護人へのコメント
「昔は景品なんかでタオルを貰っても大して嬉しくなかったけど、最近はタオルを貰うとすごく嬉しいもん」
尾籠な話で恐縮と断っといて
人間飲み食いしたら必ず出るモノを出す宿命背負う
身体の自由利かないと、出物腫れ物所構わず、大惨事を呈する
ちなみに、食事・排泄・入浴、これが介護に於ける大三事(命名した人に、山田君ザブトン17万枚持って行け☆)
タオルって、洗顔や入浴でのお役目御免後、雑巾として最大有効利用出来るように
介護用も、家で使う分には少々、ヘタレようが、穴開こうが、使える間はとことん使えるけど
デイサーヴィスやショートステイの出勤に持たせる物は、適度に新品交換する必要ある
いくらあっても困る事は無い
そのため、嫁介護人は外出時、昔の学校の便所雑巾みたいなクタクタでホタホタの物が干されているを見ると
「オケツ拭きに最適だなぁ~イイなぁ~欲しいなぁ~」と真剣に思うそうな




嫁介護人の話としてもう一つ

旦那さんはそう大柄じゃない、でも男性だから?
奥さんは、小柄な乙女ですよね?
小柄な女性が、動き不自由な男性を引っ張ってトイレまでズリズリ
…尊敬の一言に尽きます

自分より10何cm背の高い弟立たせて歩かせた事から
長年の経験値が物言うのはわかりますよ

腰にはくれぐれもご注意を
乙女がギックリ腰なんて哀し過ぎますから~

ある日、着替え中に転倒した旦那さんをその場で起こすには、無理な条件が揃っていた
トイレまで行けば、手摺りもあって、何とか女手だけで起こせた




アタシが何を言いたいか、おわかりでしょ
「現場叩き上げの長い経験値、それが如何に重い意味を持つか?」
ファ○リーズ環境育ちの小娘主婦がいくら医学的見地では正しい衛生観念を声高に叫ぼうと
専門家によるマニュアルは確かに必要であろうと
学校で教わらない、というよか教えるのが難しい、生活の知恵
「正しい知識が必ずしも、正解と限らない」、そういう場面がいくらでも見られるのよ
「汚れて古くなったね。新しい物を買おうね。古い物使うなんて貧乏人なの。真似しちゃダメよ」
子供に父親と母親は唯一無二なのに、朝から晩まで外でガツガツ働く小娘青二才なんて
トシヨリの知恵を学ぶどころか、そのトシヨリに孫育児丸投げしながら最新版育児書絶対主義を押し付けるなど
トシヨリがいつも正しいわけじゃないが、若い衆が進化しているとも限らないというのに
頭の中身が貧乏人だから、何でも買い替え出来ない状況に陥った時、思いっ切り発狂するだろうよ




なお、そういう小娘青二才の親世代自身、「この子供の親だから…」、実に多い例も付け加えとく

二個一夫婦の共倒れなんて、その後の状況がアレコレ考えられ、恐ろし過る…

というか、爺婆様が老老介護するしかないを想像すると
例え鬼娘でも、同居介護人の存在が改めて、大きく物言ってますよ

爺婆様が娘夫婦と同居する前、爺様が道路で転倒した際、頼りになったのは、お向かいの奥さんだった
娘の兄弟夫婦の家が、実家とは目と鼻の先にあるんですけど?
それはともかく
他の兄弟が、「減収したら、連れ合いが怒りまくった」なら
目と鼻の先の兄弟は、「夫婦揃って年金が一般より高額のため、消費主義」という
兄弟たちから、何が透けて見える?
性格上、爺婆様介護に知らんぷり、たまにファ○リーズ状態の様子を見るのは、爺婆様の安全保障と言えよう
口も手もカネも出さないに対して業腹ながらも目をつぶれるとして
見世物確実なのは、兄弟たち自身がブッ倒れた時よね
長年、「買えば済むじゃん」の消費主義が通り、カネの余裕残っているとしてもだ
死に損ないの生命をタンマリ貯金やりくりして繋ぐ術が、何十年も日中の留守続きであった共稼ぎ夫婦に?
人間は不老不死じゃないのに、自分たちの後始末方法を講じていた??
そんな親の背中を見て育った子供たちが助けてくれるとでも???
親の事を姉妹の自己負担当たり前状態で丸投げしといて
自分自身が困窮する時には、手作りや修繕が得意な姉妹の手を借りようなんて思わないよう必勝祈願中である




「片付け上手なデキる主婦」の話を見ても、ね
彼女は、雑誌に定期的に紹介され、Facebookへのイイね!とコメントが多数寄せられていた
ところが、ある時を境に、潮を引くように減少して行った
不思議に思い、原因を調べると、妹のFacebookに見られた
姉は激怒するものの、妹の意図を知ると、「お姉ちゃんの自業自得でしょ」が、そもそもの原因であった
姉には一男一女がいて、娘の方が、叔母さんにSOS発信した理由というのがね
「お母さんは物を片付けるんじゃない。自分に無価値な物は何でも、アタシの大事な物も、容赦なく捨てるのよ」
そこで叔母さんが証拠固めして、自分のFacebookに、姉の偽装投稿に合わせて実態投稿し一般公開したわけ
家族を自分の都合いいよう利用し、虚名を得て自己陶酔していた姉
姉旦那にとって唯一無二のお宝、母親の形見かいな、掛け替え無い物までポイ捨てしていたもあり
何でも捨てる姉自身が家族から粗大ゴミとして捨てられるという、洒落にならん結末を迎えたメデタシメデタシ





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汚宅は築80年、ガラクタだらけの魔窟と言える
アタシの汚部屋も然り、今日、買ったのが30年以上前と思われる未使用鉛筆が現れた
ババァに恵んでやるけど、ババァが買って来た物のはずだし、振り出しに戻るってか~




先々月、ババァの誕生日祝い持って行ってやったら、HB鉛筆と筆箱が欲しいと言い出した
特養で買える鉛筆にHB置いていないと言うのよ
そこで先月、特養御一行様が利晶の杜を訪問時、コンビニで買った消しゴム付きHBを
アタシが40年前に使っていた筆箱、他の小物と一緒に持たせた
筆箱もさすがに汚れて見た目悪いけど、ババァは「これでいい」、ホイホイ持ち帰って行った
蓋をパカっと開けて中身取り出すタイプが、半身麻痺ババァに使いやすいからよ
鉛筆に、賞味期限みたいなものは?
わかんねーが、使えるんだったら、需要と供給を満たすべし




ある場所での生活長いと、断捨離が課題となる
しかしながら、ここにも、冷静に推移を見極める目を持って取捨選択する重要度が見て取れるよね