mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

黄金の百合1輪~チェチーリア・ガスディア賛歌~

秋分の日を迎えたら一気に涼しくなり、また調子いくな~い、やる気出ねー

大欠伸しながらスマホ眺めると

若手ドラマティックソプラノのバルトリも凄い! - 声楽特化の音楽評論~My Star Singerを称えて

バルトリと聞けば、メゾのチェチーリアが浮かぶけど

Anastasia Bartoli(アナスタシア バルトリ)はイタリアのソプラノ歌手

なお彼女の母親は、

ベルカント物を中心に、アジリタを得意とした名ソプラノ、チェチーリア・ガスディア(Cecilia Gasdia)なのだそうです。

en.wikipedia.org

 細身の方のチェチーリア、彼女の娘だった

 

 

 

 

この人のキャリアは面白いことに、最初は空挺部隊を目指して4年間勉強した後、

歌の勉強を始めたのは23歳になってからだったようです。

銀行勤務の後、28歳でデビューしたソプラノおったから別に不思議じゃない

ロッシ-ニ『セビリアの理髪師』ロジーナは、カーチャンも歌ってた

 けど、ヴェルディナブッコ』アビガイッレはマリア・カラスばりの強靭な声要るから、カーチャンを凌駕する声のよう

尚、 ガスディアのWikiに載ってる画像について

Cecilia Gasdia - Coppia iniqua - Anna Bolena - Donizetti - 1982 - YouTube

1982年のミラノ・スカラ座で急遽モンセラート・カバリエに代わってドニゼッティアンナ・ボレーナ』を務めた時のものだ

当時22歳、自分でも大役歌うには若過ぎたかな~と言ってたような(・・?

 

 

 

 

それはさておき、久し振りにガスディア思い出したので

ちょいとばかりYouTube検索掛けてみたら、「映像あったんか」

👇

LP レコード アバドのロッシーニ/「ランスへの旅」 独DGG 3289

Rossini - Il Viaggio a Reims - Pesaro 1984 (new) - YouTube

ja.wikipedia.org

作品の復元と蘇演

1970年代後半から「ロッシーニルネサンス」と呼ばれるロッシーニ再評価の動きに伴い、

散逸していた『ランスへの旅』の楽譜の復元が行なわれた。

この復元のためヨーロッパ中からロッシーニの直筆譜が集められ、慎重な研究によってなされた。

こうして復元された作品は、1984年にロッシーニの故郷ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティバルで

ロッシーニルネッサンス」の立役者の一人クラウディオ・アバドによって実に約150年ぶりに蘇演され、

同時にドイツ・グラモフォンによって世界初の録音も行なわれた。

その後、この作品はアバドによってミラノ・スカラ座ウィーン国立歌劇場でも取り上げられ、

1992年10月にはベルリン・フィルアバドの指揮に

シルヴィア・マクネアールッジェーロ・ライモンディといった豪華キャストで上演され、大成功を収めている。 

 

 

 

 

Rossini il viaggio a Reims Ruggero Raimondi Samuel Ramey - YouTube

Il viaggio a Reims 1992 Abbado ENCORE - YouTube

ベルリン・フィル定期演奏会でのセミ・ステージ形式上演、これは30年前、初期のWOWOWで観た

 ローマの女流詩人コリンナ役のシルヴィア・マクネアーお触り出来たBPO団員は役得ヨカッタねは置きw

 

 

 

 

このコリンナ役を蘇演したのが、ガスディア

Rossini IL VIAGGIO A REIMS Caballé,Raimondi,Furlanetto-Abbado 1988 Viena sub español(leonora43) - YouTube

ウィーン国立歌劇場でも歌い、翌年の日本公演にも帯同した

学者ドン・プロフォンド役のルッジェーロ・ライモンディが、日本企業名だか商品名だかを立て板に水の如く並べるアドリブやったそうだが

MONTSERRAT CABALLÉ: Di vaghi raggi adorno... (Il Viaggio a Reims - Rossini) 1988. - YouTube

宿屋の女将コルテーゼ夫人役を歌ったカバさんも

喜劇好きで笑い上戸BBAとあって、ノリにノって、有名な十四重唱のアンサンブルでガスディアの髪飾りを引っ掻き回して笑いを取るわ

ガスディア自身、騎士ベルフィオーレ役のフランク・ロパードに懸想されて大変なお笑いの二重唱を歌った時には

喜劇的エネルギーの塊の両名が、声楽テクニックの限りを尽くし、且つ、ドタバタの動きをこなしながら歌いまくるわ

 是非とも観たかったワイ…

 

 

 

 

一躍名を馳せた役柄がアンナ・ボレーナつまりヘンリー8世の2番目の妃で処刑されたアン・ブーリンでわかるように

ヴェルディ作品なら

Cecilia Gasdia- Caro nome 1985 - YouTube

リゴレット』ジルダ

Cecilia Gasdia- È strano! È strano ...Ah,fors'è lui 1986 - YouTube

『椿姫』ヴィオレッタ

儚く悲劇的な役柄が似合ったガスディア

ドタバタ要素は抜きに、コメディエンヌぶりを示す映像は貴重と思うから

…『ランスへの旅』映像は、日本公演が一番観たかったりする

まだバブル期続いてた時代に、NHKよ、収録する気無かったん(・・?

 

 

 

 

つか、倍賞千恵子に似てる気してならんw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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