「面会」からな~んとなく浮かんだ映画ネタをば
スタンリー・キューブリック監督『ロリータ』(1962年)の題名役ね
4番目の夫というのは実は5番目で、1983年に結婚し翌年離婚した夫が本当の4番目
sue lyon husband at DuckDuckGo
1番目の夫ハンプトン・ファンチャー、スーの11歳上でなく8歳上で、人畜無害系イケメン
リドリー・スコット監督『ブレードランナー』に関わって来るから笑かす
2番目の夫との間に誕生した、一目で黒人系と知れる娘を抱くスーの写真はコチラ
3番目の夫が
文通を通じて知り合った(・・?、刑務所内で挙式した、殺人罪と窃盗罪で服役するコットン・アダムソン
妻が刑務所に近居して夫の元に通い婚の形が当時マスコミを騒がせた
黒人の次は囚人だけに、映画プロデューサー達はスーを避けるようになり
この3度目の結婚でロリータ以降パッとしないスーの女優生命が実質終わりを告げた
Cinéma-cinémas 1987 — Sue Lyon 25 ans après "Lolita" - YouTube
こんなんあるけど
Sue Lyon in "Alligator" (1980) - YouTube
下水道への捨てワニが、研究所から投棄された成長ホルモン実験用の犬の死体を食べて体長10m以上に成長、人間を襲い始めた
1980年公開のB級映画の端役が、女優歴(18年)より余命(39年)が長いスーの遺作
ま、大人になったら無意味のロリータらしいと言えばロリータらしい
ところで、オトコの服役する刑務所に通うオナゴで思い出したのが
Bube's Girl, La Ragazza di Bube 1963, English subs, also Bebo's Girl. - YouTube
ブーベの恋人 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
クラウディア・カルディナーレ&ジョージ・チャキリス主演。
1944年、終戦後の爪痕が残るイタリア・トスカーナの田舎街に住むマーラの家に、ブーベという青年が訪れる。
共にパルチザンとして戦ったマーラの兄の最期を伝えるためだった。
反ファシズムのマーラの父は息子のように歓待し、
政治には無関心のマーラも、パラシュートの白い絹布をプレゼントされ、ブーベに好意を抱く。
数ヶ月の文通に期待した言葉はなくヤキモキするマーラ。相談もなく勝手に父親と婚約話を進めていたことにも腹を立てていた。
そんな時、ブーベは同胞と共にファシスト派と揉め、殺人を犯してしまう。
追われる身となったブーベの帰省にマーラはついて行くのだが…。
母親がVHSでコレクションしていた作品。
学生だった当時は音楽以外ちっとも良さがわからなかったのですが、先日BDの美しい映像で再見の機会が…これが悪くない。
カルロ・ルスティケリによるノスタルジックなスコアはやはり素晴らしい。
単なるラブストーリーとして記憶していたけど、これが大間違い。
戦後イタリアの混沌とした街並み、民衆がしっかり描かれているし、後半の裁判シーンもなかなか力強い。
そして、マーラという一人の女性の成長の物語として見応えがある。
蓮っ葉で、すぐにいじける子供っぽかったマーラが、
ブーベと引き裂かれ、迷い葛藤しながら、見守り支える女性に変わっていく過程が見事。
特に映画館前である決意を語るカルディナーレの芝居が素晴らしく、泣けました。
主演の2人が大変美しいので、印象的なカメラワーク、カットも多々あり、目の保養になります。
主演はクラウディア・カルディナーレ。
この時代はヨーロッパから名女優がたくさん生まれましたが、美貌、色気、演技力、存在感…最もバランスのとれた人だと思います。
ロミー・シュナイダーと共にヴィスコンティのお気に入りとしても印象的。
本作は前半から後半、
モノローグ&エピローグと様々なヘアスタイル、メイク、ファッションが楽しめますし、年齢ごとの演じ分けも見事です。
相手役にジョージ・チャキリス。
どういう意図でキャスティングされたのか…踊らないチャキリスに驚いた人は多かったはず。
顔とスタイルの良さは言うまでもなくですが、芝居は…。
ただ、当時外国語が稚拙だと吹き替えにされる俳優が多かった中、ちゃんとイタリア語を話しているのは立派。
海外より日本で大変人気があったのも特徴的でした。
国外逃亡していたブーベがユーゴ政府によって、イタリアに送還され、殺人犯として裁判を待つことになった
この時マーラには、1年前に田舎を出た後、町で出来たステファノという真面目なボーイ・フレンドがいた
ブーベとの婚約がマーラの気持ち確かめず勝手に進められたものに加え
警察のお尋ね者になってしまったブーベがマーラを連れて故郷へ帰った折
マーラは予期に反して汚いブーベの家や家族にもガッカリしている
これ以上、ブーベと一蓮托生の必要は無い
「ブーベが無罪になれば、自分もブーベから解放される」
そうマーラは考え、ブーベのために(自分のために)偽証しようと心に決めた
だが、法廷で嘘が吐けず、結局、ブーベは14年の判決を受けた
ブーベとマーラは、彼が初めて彼女の家を訪れた後の数ヶ月間文通していたから
マーラにとってブーベが初恋の相手であり、自分が助かるための嘘はどうしても吐けなかったのか?
ステファノと結婚すれば安心保証だけど
マーラはやはリブーベの妻となることを決意し、ステファノに別れを告げ、それ以来、2週間毎に刑務所通いを続けるが…
2022/4/30
1944年、イタリアの田舎町で暮らすマーラ。
演じるクラウディア・カルディナーレがすこぶる綺麗で、
前半でブーベに食って掛かる姿、後半でブーベを叱咤激励する姿、そのどちらもが魅力的。
前半から後半にかけて、マーラが娘から女性に、ブーベへの想いが恋から愛に変わっていく様が、本作の見どころのひとつと言える。
が、20歳から27歳、さらに34歳まで、マーラが犠牲にする年月はあまりに長い。
その裏には、自分を必要とするブーベを見捨てられず、ブーベの恋人であると自分に言い聞かせているマーラが居る気がする。
そして、マーラは「強いのはブーベ」と言うけれど、やっぱり本当に強いのはマーラだと思う。
ブーベが本当に強かったのなら、マーラに別れを切り出していてもおかしくないかと。
20代を丸々犠牲にするだけで、女にとって何の罰ゲームやねんだよね
14年後の状況次第では、社会復帰困難な実質ヒモ夫を飼う可能性まである
21世紀フェミだったら、元彼に黙って真面目なATM男と結婚済みであろうと
かつての婚約を盾に、恐ろしい額の慰謝料を男に吹っ掛け、男の釈放後に闇金から借金してでも支払えと要求するに決まってる
それをしないのが、不安には違いないけど、弱いブーベを見捨てられないほど優しく強いマーラ
父親が自殺し、麻薬&アル中毒の母親に代わり、12歳で髪をブロンドに染め家計を支えるためモデルとして働き始めたスー・リオンの真逆
「愛に飢えた=力強い腕と懐に保護されたい」とは無縁の女性だよ
それにしても、CC、クラウディア・カルディナーレ、ホンマ別嬪さんやな
『ブーベの恋人』当時25歳
ほぼ同時期の出演作が
上流令嬢も田吾作娘と同じくらい様になる
でも個人的には
Alida Chelli - Sinnò Me Moro "Un Maledetto Imbroglio" (1959) - YouTube
アモーレ、アモーレ、アモーレ、Amore Mioの『刑事』
鞄を持った女 / La Ragazza Con La Valigia(Girl with a suitcace) - YouTube
自分を捨てた男の弟に愛されるも、彼の将来を慮って身を引き、再び「重い過去を詰め込んだ鞄」を手に去る年上のおねえさん
陰のある女を演じる作品が好き
CC自身、「鞄を持った女」だから(゜_゜>)
1966年に映画プロデューサーのフランコ・クリスタルディと結婚するが1975年に離婚。
現在、ユネスコ親善大使にも就任し、教育を通した女性の権利保護活動を進めている。
子供が2人おり、1975年以来、映画監督のパスクァーレ・スキティエリと暮らしている。
1979年、孫ちゃん誕生と娘誕生が続いて話題となった
41歳で第二子誕生はおかしくないものの、既に22歳の第一子にも子供誕生したので、子守りと孫守りの同時多発誕生にw
第一子というのがな、CCが19歳で産んだ息子パトリック
この子は常にCCに同伴していたが、10歳頃まで「年の離れた弟」として知られていた
と書けば、何でそうなったか、ゴチャゴチャ解説不要だよね
パトリックの方は、CCを姉と信じていた
CCの最初の夫クリスタルディの養子に迎えられたが
CCに隠し子がスッパ抜かれた当時、醜聞に近く、パトリックも転校に迫られる騒ぎに至った
ま~CCが頑張ってフォローした甲斐あり、姉弟から母子に無事シフト出来たけどね
CC自身の強さが投影される出演作品が好きという意味よ
女優としてロミー・シュナイダーの次に好きかも