mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

三尺下がって師の影を踏まずの王

news.yahoo.co.jp

「幸せな結婚生活を維持する上で鍵となるのは寛大な心

それをこれまでの結婚生活で学びました

女王はとても広く大きな心をお持ちです

それは僕が保証します」

寛大な心に甘えた元プリ夫の言い訳に聞こえるの、アタシだけかねw

f:id:mathichen:20210410123603j:plain

晩年は、「キャサリンちゃ~ん遊びましょ」みたいなセクハラ大舅っぽく映る

若い頃は、13歳のエリザベス王女がボ~ッとなったイケメンとあって、そりゃ小猫ちゃんとゴロニャ~ン出来よう

 

 

 

 

英国全土に半旗が掲げられて服喪中

アタシゃ


エディンバラ公フィリップ1984年10月22日

トットちゃんマシンガントークに白旗を半旗代わりにw

喪中のため、殿下は500位辺りと低い数字で大きな影響及ぼさない王位継承順位の変更も行われない

女王様の職務も葬儀まで停止されるけど

CNN.co.jp : 英フィリップ殿下の葬儀、国葬は行わず ウィンザー城礼拝堂で実施

f:id:mathichen:20210410174708j:plain

大喪の礼で日本まで出張するなど自分では世界中飛び回って、自分の時にはわんさか参列者無しなんて

女王様、いよいよもってボケるは許されず、世界全体コロナ終息まで生涯現役全う御願い致します

21世紀現在、女王様と殿下だけが、君主及び配偶者の国葬に価する

殿下が国葬とならないなら、殿下の分まで女王様が、古の国葬!での理由:「最後の王子王女夫妻」

誰でも知ってる国で、昔ながらのA国王子&B国王女夫妻、他に(・・?

 

 

 

 

フィリップ殿下の父方母方を合わせると

祖父:ギリシャ王ゲオルギオス1世

曾祖父:デンマーク王クリスチャン9世

高祖父:ロシア皇帝ニコライ1世

高祖母:イギリス女王ヴィクトリア

こんだけの御先祖様を誇る生まれながらの王子や王女、今おったら手を挙げてみ~

気の毒な点として

1957年にエリザベス2世からPrince of the United Kingdomの称号を与えられ

それ以降は、His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburghエディンバラ公フィリップ王配殿下)が正式な呼称となるも

ヴィクトリア女王の夫アルバートとは異なり

共同統治者としての地位を示す「王配殿下(Prince Consort)」の称号が与えられず、従って機密書類閲覧権も無い

「フィリップ殿下を含めた世界を救ってナンボじゃ~」

f:id:mathichen:20210410140748j:plain

本物の代わりに、シド・ヴィシャスから英国首相までと幅広いゲーリー・オールドマンに悪態吐いといてw

 

 

 

 

フィリップ殿下の経歴を辿ると、まるで王子様らしくないのが哀しい

 

 

 

 

1921年6月10日、ギリシア王国のイオニア諸島のコルフ島(ケルキラ島)にある別荘の台所で

ギリシャ王アンドレアスとアリキ妃の一男四女の末っ子長男として生まれた

生後1年ほどしてギリシャでクーデターが発生し、国王コンスタンティノス1世は退位を余儀なくされ

ゲオルギオス2世が即位し、コンスタンティノス1世の弟アンドレアスは革命政府から死刑を宣告された

それまでケルキラ島に滞在していた一家は、英国からジョージ5世の差し向けたイギリス海軍の軍艦によりギリシャを脱出した

ヴィクトリア女王で繋がるロマノフ家、ニコライ2世及び一男四女一家よりゃ運に恵まれたようね

英国君主とも血縁関係が強い元ロシア皇帝一家の場合、同盟国でもある英国に亡命させる計画もあったが

ペトログラードのソヴィエトを中心として反対論があり、シベリア西部のトボリスクに流された

後は説明不要だね(世界史アレルギーでもない限り)

 

 

 

 

アンドレアス家は家庭面でも不遇続きであった

一家はフランスへと向かい

父の兄ゲオルギオス王子の妃マリー・ボナパルトの所有するパリ郊外サン=クルーの別荘に滞在し亡命生活を送ったが

王子の座を失い、次々と愛人を作り、家庭を省みないで不在が多かった父

夫の不貞に精神を病み、病院に入院した母

4人の姉達が結婚で実家から離れると、末っ子長男は一人になった

 

 

 

 

ちなみに、母アリキについて

f:id:mathichen:20210410142921j:plain

アリス・オブ・バッテンバーグ(Alice of Battenberg)

初代ミルフォード=ヘイヴン侯爵ルイス・アレグザンダー・マウントバッテンとその妻であるヘッセン大公女ヴィクトリアの長女

遺伝による先天性の難聴を克服し、読唇術を身につけ、英語とドイツ語を話し理解出来るようになり

家庭で教育を受けてフランス語を学び、婚約後はギリシャ語を学び

後年ジョージ5世となるヨーク公ジョージの結婚式でブライズメイトとなるなど、幼い頃から英国王室の一員として育った

亡命により、後の生活は一転する

亡命後の病院というのは、統失を患ってのサナトリウム入所で、娘達の結婚式に出席出来ず、三女は飛行機事故死で喪った

退院後は一人でアテネに戻り、深い信仰心から、2つの寝室しか無いフラットに住みながら貧しい人々を援助する活動を始め

戦時中は相変わらず困難辛苦の身に置かれ、長男宛の手紙には「パンとバター以外の食べ物を食べていない。お肉なんて何ヶ月もよ」

戦後、修道女となり、イスラエル政府により諸国民の中の正義の人に列せられ讃えられるほどの功績を残している

 

 

 

 

ところで、一人になった時まだ10歳未満だった長男がどうやって成長したか?

1928年に渡英し、祖母ヴィクトリア(初代ミルフォード・ヘイヴン侯爵夫人)、叔父ジョージ、ルイスとともに生活した

1933年からは、母の家と縁の深いドイツの南部にあるバーデンの学校へ転校する

1934年5月にはギリシャの王制復活が決定されたが

コンスタンティノス1世ではなくゲオルギオス2世が王位に復帰したため、フィリップの帰国は叶わなかった

1939年に英国海軍兵学校をクラスのトップで卒業し、士官候補生として英国海軍に入隊

第二次世界大戦に従軍し、数々の戦績を挙げる

ギリシャの枢軸国による占領は終わった戦後も亡命生活は続き、帰国後の1947年2月英国に帰化(国籍取得)

帰化した際、英国に於ける軍務を継続するために母の実家の家名「Battenberg」を英語化した「Mountbatten」を姓として選択し

これに伴ってギリシャ正教会から英国国教会への改宗を行い

更に、形式上となっていた「ギリシャ王子及びデンマーク王子」の地位を「放棄」することを宣言した

尚、1705年ソフィア帰化法(1948年英国帰化法により廃止)により

ハノーファー選帝侯妃ゾフィーの子孫であるフィリップは、生まれた時から英国籍を有している

 

 

 

あ”~、ややこし~と肩揉んで

 

 

 

 

同じ王子でもフィリップ殿下と他では格が違う、わかったかしらん

それが悪いわけじゃない民間妃から生まれた王子なんて、王子の中の庶民クラス

海の王子スポナビ様おうじに至っては、エエ加減にさらせよに尽きるw

 

 

 

 

フィリップ殿下を女性に置き換えると誰が当てはまるかを言えばわかりやすいか

当てはまる女性:「昭和の桃印様、香淳皇后

久邇宮家の出身で、皇太子時代の昭和天皇と結婚する以前も皇族の身分であり

それまでは「良子女王」と称しており、敬称も「殿下」であった

皇太子妃時代が短く、皇后時代年数は昭和と同じ数

王族あるいは王族に繋がる由緒正しい家系の出身で、60何年余りとそんだけ長い期間に亘る王配と皇后どちらも

フィリップ殿下と桃印様以外おらんし、二度と現れまい

 

 

 

 

桃印様は皇太后としての最晩年、女官数名だけの仕打ちを受けるなど、嫁にイビラ…は代わりに皿割って投げ捨てといて

フィリップ殿下の場合、男の本音としては卓袱台返しでオラオラしたい場面あったのでは(・・?

「王配殿下(Prince Consort)の称号を得られなかったとか、男にゃ辛いよ

ja.wikipedia.org

Kongegemal(配偶者たる王)」 でなく「Prinsgemal (配偶者たるプリンス)となったことに落胆

わかるけど、「立場の不平等を理由に女王と同じ墓所への埋葬を拒否した」、フェミじゃあるまいし見苦し過ぎるw

 

 

 

 

そう、男は普通、「女から完全に支配される格好」が嫌なものだ

自分より格上の女を理解し、彼女に従える男なんて、滅多矢鱈にいない

常人に真似出来ない怜悧な漢だ

「王配殿下」に関する細かい違いは置き、王妃以上に忍耐力が備わってこそ務まる

例えば

ja.wikipedia.org

国民の反ドイツ感情により、一時、鬱病を発病した

克服したら、「私の重要な仕事は、開会式のテープカットをすることです」w

ja.wikipedia.org

「王子(prins)」の称号と皇太子が保有しているヴェステルイェートランド公爵の爵位が譲位されたが

皇太子配ならびに王配としての正式な称号は、現段階では未定のまま

実業家として成功しているとはいえ

普通の体育大学を卒業しただけで、特に芳しい学歴も経歴も持っていない平民

カノジョの頑固親父もとい国王との食事では、公式な場での食事マナー不慣れなもんで、良い所を見せることは出来なかった

メディアは、顔がカエルに似ていると言って「カエルの王子様」と見出しをつけるなど、批判的に報道し

国民もメディアに押され2人の交際に反対する意見が多かった

どっかのKKと決定的に違うのは、濡れ手にアワの持参金どころか、超厳しい王族教育を耐え抜いての合格

交際から7年、王族修行を始めてから5年経った2009年に遂に国王から正式に婚約を認められ、2010年に結婚式を挙げた

何が笑かすって、「(反対する者を)見返したった~」の姿勢は一切取らず、自虐ネタを披露など顔ともかく男前だった件w

 

 

 

 

英王室のフィリップ殿下、冗談と失言の公爵

エリザベス女王の夫の畜生発言集

フィリップ殿下は失言多過ぎたのが困りものだったけど

4人の子供達には父親として厳格な躾を施し、とりわけ長男チャールズには将来の国王となるべく影響を与えた

次男がアレなのは、お気に入り息子にママ甘過ぎたね…女王様に責任転嫁しといてw

フィリップ殿下は王室の一員としての公務に献身的に取り組んだだけでなく、王室の改革、近代化に積極的だった

初めて王室の日常をTVで公開するなど、王室と国民の関係を親密にすることに心を砕いた

このような改革について、後に沈静化したが、義母のエリザベス王太后との確執があったを見ても

「婿殿」と慇懃無礼な女どもに言われっぱなし、裏で必殺やってストレス解消の中村主水ちゃうから

ギリシャでも何処でも、妃を迎える、つまり国王の素質を備えていたと思うわ

一家に二人の主人や主婦はガーガー揉める元で不要ながら

国家等に関する限り、国王は王妃、女王は王配、配偶者と同じ役割も務まる能力が求められるでしょね

 

 

 

 

「どれだけ優秀な国王や女王であろうと、一人で成し遂げられる功績じゃない」

「縁の下の力持ちである王妃や王配は、連れ合いを見送ってナンボ」

フィリップ殿下に置いてけぼり格好で気の抜けた女王様ダイジョブなのやら

孤軍奮闘っぽくなるからね