前篇から続いた
ホントは1本読み切り記事のはずが調子に乗ってローズちゃん画像まで載せたら長くなってしもたw
「ハースト姉妹が何かと話題の尽きない御一族に属する」
1970年代を知ってる世代なら
そして、映画それなり観てるなら
お騒がせ御一族の本当の意味、もおわかった?
2010年のYahoo!独話別館とアメブロ別荘の記事を気の済むように加筆修正した旧本館ざます
お騒がせ爺さんとはいえ
ハーストは『ザ・モナーク・オブ・ザ・デイリーズ』当初、汚職の暴露を扱っている
他紙を買収し、別の他紙との発行競争が勃発、購読者数を増加させるために熱入れてるうちに
自身の新聞の売り上げを伸ばすべくドンドン煽情的でオゲレツな路線に傾いて行ったのかしらん
けどさ
ピーク時には彼はいくつかのラジオ放送局および映画会社に加えて、28の主な新聞および18の雑誌を所有
しかしながら、世界恐慌は彼の財務状態を弱めた。
1940年頃になると彼は巨大なコミュニケーション帝国のコントロールを失っている
彼が築きあげたハースト・コーポレーションは
巨大メディア・コングロマリットとして現在でもニューヨークに本拠を構え事業は続いている
栄枯盛衰を辿りながらも、爺さんの功績はしぶとく生き残っているから誉めてやってイイんじゃね
皆意外と知らない点を挙げると
その昔日本でも人気高かったアニメシリーズ版『ポパイ』
製作配給会社キング・フィーチャーズが、ハースト・コーポレーション傘下だった
キング・フィーチャーズは一時期、フィート数でネズミ~をしのぐ量を製作していた
1965年、アメリカで最高の視聴率を記録したTVアニメ『サ・ビートルズ』
1968年、ビートルズの劇場用アニメ『イエロー・サブマリン』
これらもキング・フィーチャーズ製よ
「悪いトコばっかイジメないで、たまには爺さんの擁護したれや」
『市民ケーン』の件と合わせ、ハーストがカワイソに思えて来るのアタシだけ???
ハースト主催の豪華船上パーティーの最中に心臓発作で急死した映画プロデューサーのトーマス・H・インス
彼がマリオン・デイヴィスに色目を使い、激怒したハーストが射殺し権力悪用して隠蔽したという噂に基づく
仮に事実として、ハーストに同情するのもアタシだけ???
マリオンちゃんが夜の仕事に自信無くなって来た爺さん公認での浮気を繰り返していたとはいえ
間男が女にな、何かと威力振るえる爺さんの目の届く場所で「今晩お暇?」とかアフォやろとしか言えんわ
インス自然死の場合だって、外部に洩れるのは良しとしない事情があって船客皆ダンマリ考えられるでしょ
(追記)
ハーストのお抱え饒舌BBAが、見ざる聞かざる言わざるを決め込んだ
映画界にとって不都合な真実は確実なんでしょね
従って、トンデモ過ぎる仮説立てる可能は黙っとく~
何であれ
何やら卑猥に映るので、ハーストに同情する次第
ハーストが嫌われるのもよーく理解出来るけどね
テロリズムの夜/パティ・ハースト誘拐事件 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
全米を騒がせたパトリシア・ハースト誘拐事件がエル・ファニング主演で映画化される計画が持ち上がったものの、
当の本人から猛抗議にあい頓挫してしまったという知らせはまだ記憶に新しい。
が、この事件が1988年にあのポール・シュレイダーにより映画化されていた事を知ったのですぐさま鑑賞。
この新聞王ハーストの孫娘がいかにして左翼過激派組織の一分子として溶け込んでしまったのかという過程を、
独白からショートカットしてくる雑さがジワる。
ままごとの延長線上でやんややんや騒いでるだけにしか見えねー笑
「ままごとの延長戦上で」、イイ線突いてると思う
懲役35年の判決が下され、刑は懲役7年に短縮され
その後、カーター大統領による特別恩赦と保釈金150万ドルを支払うことで、1977年1月19日に仮釈放された
懲役の35年と7年が長いか短いかは置き、誘拐事件から3年で仮釈放それは短いと感じる
21世紀日本風に表現すれば、「上級国民だから?」
「当時19歳でカリフォルニア大学バークレー校2年生だったパトリシアは、家出して恋人と高級アパートに一緒に...」
別の資料見ると、両親の了解を得て婚約者と同棲を始めたと記されている
正式と口約束いずれにせよ、婚約していたに変わりなく、19歳それも大学生がを考えれば
卒業後にすぐ結婚する予定で、就職するならハースト・コーポレーションの何処かに配属であろう
順風満帆な人生予定は崩れたものの、同志タニアの末路だって、甘いお裁きと映るぞ
ちなみに
タニアは映画に誘う同志に断固拒否の姿勢を見せた
「銀行強盗でも何でも命令して
でも、映画館に行って『市民ケーン』を観てる間に、捕まるのだけは嫌~」
祖父さんが草葉の陰で喜んだに違いないとワロテw
裁判費用にハースト家がいくら投じたかまでわからない
安くない金額は確かだ
というのもね
弁護側の証人として証言台に立ったのが、パトリシアの精神鑑定を行った著名な精神医学者である某大学心理学博士だった
この博士には検察側も候補として面談に臨んだが、その時の感想がイマイチなの
田舎町の裁判如き、全米に知られる博士に大した仕事じゃない印象で、そのくせ饒舌家
しかしながら、肝心の証言台では、「わかりません」「(事件現場などを)見ておりません」
結果、フッカー裁判の結末で、何が起きたと思う?
判事が陪審員の労をねぎらった後
「博士の証言を採用しなかった皆さんの御判断に対し、特別の敬意を表したいと思います
あの手の証人は、正義を実現すべき司法組織にとって大きな脅威だと言わざるを得ません
客観的な科学者を装って当法廷に出て来てますが、その実、カネで動く代言人に過ぎません」
後略するけど
早い話、「世の中、カネ金かねで正義が左右されるケースわんさかw」
ハースト家が巨万の富を注ぎ込んで司法等を買収したと言ってるわけじゃないよ
ただ中級国民や下級国民の目には
「長いものに巻かれ、上級さんがあまり困らんよう、雑魚が配慮せなアカンいうこっちゃ」
ハースト家の諸々を挙げて行くと、そーいう結論に至るんちゃうん
記事題名のFirst Family、「大統領一家」を指す言葉ながら
本物の大統領がな、パトリシアに特別恩赦を与えたんやで