mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

永遠の日曜日が待ち遠しい!~シベールの日曜日~

ウェブリ休憩所とmathichen Daysの更新に行き
2013-09-18(19:34) :Cinema
Daysから1本記事を持って来た
内容は思いっ切り変更する




昔々、1954年生まれのワーグナー師匠格が
「フランス映画に限らず、何でそない古い事知っとるねん
それ、オレらでも忘れてる話やぞぉ」
怪獣映画に関しては、アンタらに勝てるかを強調するぞぉ
怪獣大戦争はニック・アダムス懐かしい、横へ置いといて
温故知新いうか知的好奇心旺盛な証拠と断言してやった




【喜びには、哀しみ。涙を笑いのインクに…C'est la vie !】
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-1170.html
アタシが16歳の時に自札したパトリック・ドヴェール
これは、イケメン嫌いだが男前好きの証拠としてね
周囲がたのきんトリオだシブがき隊だと黄色い声の中、欧州映画好き、特にフランス映画好きなんて
15歳でイヴ・モンタンシャンソン好きだった、何たるヒネクレ芸術家肌ギャルいう意味じゃ~
【突然炎の如く~隣の女~】
これかて、JK年齢で観る映画ちゃうやんけ~




ん?
上段のフランス映画のうち、ベルトラン・ブリエ作品は…
30歳の男性ピアニストが、子連れのモデルと結婚した
望ましい仕事取るには厳しくなりつつある妻という事は、30代半ばくらい?
継娘が14歳を考えれば、母親は40歳の声とアンチエージング心配するお年頃には違いない
その妻が自動車事故死した後、継娘は実父いるのに、若い継父と暮らすと言い出す
14歳といえば、魔の年齢(女子にも厨二病あるぞ)
精神年齢高いフランス娘の場合、小悪魔を通り越して悪魔に近い
案の定、やってくれおった…パパが誘惑に負けちゃった~
最後には、パパが、これも精神年齢高いフランス野郎らしく、熟女に走ってくれるので、メデタシメデタシ
ながらも…実父の元に引き取られる継娘、アナタひょっとして…パパの代役探しの気配?




…えっと、仏蘭西では確か、実態どうあれ、未成年でも16歳から、相手がお縄食らわないはず
ひょっとすると、18禁指定するのがイイ???




それと比較すれば、哀しくも清々しい映画だね↓

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シベールの日曜日 Cybele ou les Dimanches de Ville d'Avray (1962年)

戦争中パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は戦線で少女を射殺したと思いこみ、それ以来、みずから激しい戦に加わり、墜落のショックで彼は記憶喪失性となった。恋人マドレーヌ(ニコール・クールセル)の愛情も、友人である芸術家カルロスの友情もピエールの孤独な心を救えなかった。彼はあてもなく町をさまよい歩いた。あるたそがれ時、ピエールは町で一人の少女(パトリシア・ゴッジ)に会った。少女の名はフランソワズで寄宿学校に入れられていた。父親から見捨てられたのだ。二人は日曜日ごとに会い、互に孤独な二人の間には汚れのない愛情が生れていった。日曜日は二人にとって貴重な時間となったが、この日曜日を守るために、彼等は周囲に嘘をいわねばならなかった。マドレーヌもこの嘘に気づき心配して後を追ったが、池の畔で遊ぶ二人の姿は汚れのない美しいものだった。ピエールと少女は父と娘として装ってきたが、そんな嘘はいつまでもつづくはずがなかった。クリスマスがやってきた。いつものように二人は池の畔で楽しいクリスマスイブを過ごしていた。いまはピエールを唯一の友人と思っている彼女は、はじめて本当の名前はシベールだと告げるのだった。一方、マドレーヌはピエールの不在に気づき相談相手の医師ベルナールに助けを求めた。ピエールを頭から変質者扱いにしている彼は早速警察に連絡した。警察もベルナールと同じく父親でもない男が少女と恋人同士のようにしているのに少女の危険を感じた。警官達は二人の楽しいクリスマスの現場に踏み込んできた。彼等はピエールにピストルを向けた。ピエールは死んだ。シベールは池の畔でいつまでも泣き続けた……。ピエールもいなくなった。シベールはまた一人ぼっちになってしまったのだ。

https://movie.walkerplus.com/mv13160/




名手アンリ・ドカエの撮影によるモノクロの映像美
と共に詩的な物語世界が展開する、ヌーヴェルヴァーグ時代のオアシス的作品かいね
メガホンを取ったセルジュ・ブールギニョンも他には特筆すべき作品撮ってないでしょ




最後、警官が少女に名前を尋ねると
「自分にはもう、名前が無い」
Cybele、これはピエールと共に去って行った名前だもんな
難しい名前だからと、寄宿学校の先生達がフランソワーズに変えたんだっけ?
家族から見放される格好で寄宿学校に入れられ、孤独だったシベールにとって
本当の名前を教えてあげるほど信頼を置けたピエールまで失ったら
もう、今後、誰も信じる事も愛する事も出来んわ




シベールを演じたパトリシア・ゴッジは当時12歳
作品がアカデミー賞外国語映画賞受賞の成功を受けてか
3年後、米仏合作‘かもめの城’に出演している
結局シベールの呪縛から逃れられなかったようで、1973年を最後に経歴が止まっている
古い資料を見ると、4歳年上のヘイリー・ミルズパティ・デュークと比較されていた
ネズミ~映画秘蔵っ子のヘイリーは、14歳でアカデミー賞子役賞を受賞
舞台に続いて映画でもヘレン・ケラーを演じたパティは、16歳でアカデミー賞助演女優賞を受賞
経歴では立派ながら、小柄なりに早熟だったヘイリー、身体も経歴も小柄に終わったパティ
この2名より、パトリシアが大人の女優として成功する可能性大だったのにとの評価であった




当記事題名にある、‘日曜日が待ち遠しい!’
フランソワ・トリュフォー監督遺作題名よりパクった
女の美脚フェチだったトリュフォーらしい場面多し
最後の愛人となった主演ファニー・アルダンも美脚よ
突然炎のごとく’‘黒衣の花嫁’に主演した、への字口だが聖なる獣ジャンヌ・モローも、脚は実に美しい
『jeanne moreau leg』(Google検索)