mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

Frühling. 春、薄暗い谷で、眠りにつく時

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。゚m9(゚^∀^゚)゚。ブハハハハハハハハ !!
左端のルネ・コロ、当時始終苦しむ49歳ながら、まだ髪がフサフサしちゃって
なお、この人、見上げるほど背が高い
(1995年、名古屋の愛知芸術劇場楽屋口でビビッた)
右から3人目ペーター・ザイフェルト、彼もかなり上背あると思われる
アタシが目撃したドイツ人男声歌手は総じて、死んだフリしたくなるほど大柄だった
(ルネはルネでも、バス歌手のパーペ、彼は相撲部屋が相応しい…千代の富士に見えるんだよ
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&gdr=1&p=Rene+Pape
「男性は175cmでようやく、人間扱い」
mathichenさんのドルトムント市に程近いミュンスター
三十年戦争講和条約であるヴェストファーレン条約の締結地として知られる古都ね
そこの音楽大学にピアノ留学してたおねえさんの言葉である




上の写真が撮られた1986年の夏かしら、ミュンヘン・オペラ・フェスティヴァルでのばらの騎士騒動起きたのは
"Ist ein traum" - Lucia Popp & Brigitte Fassbaender
右から2人目ルチア・ポップが、長年お馴染みのゾフィーからいよいよ元帥夫人への出世が決まった
1986年夏なら46歳、娘役とオサラバする時期であり、声も熟してる
日に日に巨大化する体型と比例して、根性も相撲部屋級に?
指揮者のカルロス・クライバーと怒鳴り合いを演じたんだって
この時以来、ただでさえ日本の温泉浸かりに来るほど仕事嫌いのカルロス、ますます仕事量減った
どんだけ修羅場だったんでしょね、気になる、誰か教えて~




ポップちゃんといえば

艶やかだが深みと張りのある声質が特徴的で、品格のある表現によって評価が高かった。年を重ねるにつれて、表情にかげりを帯び、ニュアンスに富んだ多感な表現を見せるようになった。オペラ歌手としては、モーツァルトの歌劇やヨハン・シュトラウス2世の『こうもり』を得意とした。一方、リート歌手としてはマーラーリヒャルト・シュトラウスプフィッツナーアルバン・ベルクなど、20世紀初頭のドイツ・リートの録音を残している。美貌にも定評があり、オペラ映像では70年前後に『小鳥売り』、『皇帝と船大工』、80年前後に『ばらの騎士』『こうもり』『売られた花嫁』(ドイツ語版)『魔笛』(パミーナ役)などが残されている。ソフト発売はされていないが、来日公演の『アラベラ』などもテレビ放映され評判となった。ドイツ語ネイティブの出身ではないが(ただし母親はオーストリア人である)、歌曲もふくめ、ドイツ系のレパートリーを中心に据え続け、70年代から80年代にかけてグンドゥラ・ヤノヴィッツとともにドイツ・ソプラノの代表的存在であった。

Wikipediaルチア・ポップより引用 )

Berndt Weikl Julie Kaufmann Peter Seiffert Wolfgang Sawallisch LIVE
1988年秋、バイエルン国立歌劇場日本公演にして、日本初演となったR・シュトラウス大先生の♪アラベラ
教育TVで放送されたVHS持ってるけど、音声モノーラルなんで
(1990年代半ば頃までの教育TV音楽番組はモノーラル音声だったが、FMでは、ステレオ放送された)
日本放送教会よ、大真面目な話、ソフト化頼むわ
1973年NHKイタリア歌劇団ファウストのように、モノーラル映像とFM音声が別々の日に収録ならば諦める
同日ならば、後期のイタリア歌劇団と同じく、映像と音声のシンクロなんて、1994年と大昔に楽勝だったじゃん
(イタリア歌劇団NHK-BS2クラシックロイヤルシートVHS録画も持ってる)
巨大化に始終苦しむ49歳、どこが絶世の美女の誉れ高き伯爵令嬢よ、でも可愛かったポップちゃん
可愛かったから、ザイフェルトが彼氏から亭主いうよか、ポップちゃんが彼女から嫁に昇格したんでしょ
Arabella Act 3; Das war sehr gut, Mandryka - finale (Lucia Popp, Bernd Weikl)
見よ!素人がステレオ可能だろ!!受信料ボッタクリNHKに出来んと言わせん!!!と絶叫して
大女を持ち上げたベルント・ヴァイクル、これまた大男の腕力を後世に伝えるべくね
(割れるはずのコップが割れずコロコロ転がるのを眺める場面も)


ポップちゃんがエヴァちゃんを演唱した♪ニュルンベルクのマイスタージンガーもだ
全曲ある:単独で、メイキングだけ:アラベラ特典映像として、NHKの会議にかけろ~




ザイフェルトはコロ同様、声自体は重量級じゃないがヘルデン・テナー
叙情的な白鳥の騎士、ローエングリン辺りが一番シックリ来る
日本でのアラベラに於いては、伯爵令嬢に片想いする若い軍人マッテオを演唱した
1989年かしらね、その翌年かしらね、ミュンヘンでと思うけど、今度は白鳥の騎士とエルザ姫での共演した
無実の罪から救ってくれた名無しの騎士との婚礼の夜、亭主の素性知りたいと爆発する姫を
15個若い亭主を縁の下の力持ちする姉さん女房、これまた可愛いわね
SONYクラシカルでの録音計画あったという
帝王カラヤンに専属録音させるため新レーベル立ち上げたら、肝心のカラヤンがくたばってガックリしたSONY
1989年7月16日にカラヤンが急死した際、ザルツブルクカラヤン邸を訪れて
カラヤンの映像作品の商品化について話し合っている最中だった伊東四朗ソックリさん御愁傷様
https://search.yahoo.co.jp/image/search?p=%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC+%E5%A4%A7%E8%B3%80%E5%85%B8%E9%9B%84&aq=0&oq=%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC+%E5%A4%A7%E8%B3%80&at=s&ai=.GVWPofZTl6OWbxKG2HaFA&ts=6810&ei=UTF-8
ローエングリン計画流れたも、ポップちゃん逝っちゃったせい???




とある医者先生曰く、「あれだけ肥えての、癌ねぇ…考えられるものはあるけど…」と悩んでた
1992年秋のバイエルン国立歌劇場日本公演時
「ワタシも声が熟し、主人と共演でのジークリンデを検討しています」
肥えた上に老けて母と息子に見えるのに、♪ワルキューレの双子兄妹なんて…是非とも観たかった~





1977年、まだ40前
流石にブクブクしてないわね
Lucia Popp (+ 16.11.1993) "Frühling" R. Strauss (1993!)
亡くなる年、53歳でも、声はまだまだ若々しさ残してるんだもの
自分が年々、その年齢に近づき、より強く惜念を抱く…

In dämmrigen Grüften
träumte ich lang
von deinen Bäumen und blauen Lüften,
Von deinem Duft und Vogelsang.

Nun liegst du erschlossen
In Gleiß und Zier
Von Licht übergossen
Wie ein Wunder vor mir.

Du kennest mich wieder,
du lockest mich zart,
es zittert durch all meine Glieder
deine selige Gegenwart!

うす暗い谷で
私は永く夢見ていた
あなたの木々と青い空を
あなたの匂いと鳥の歌を

今、あなたは私の前に
輝き、華やかな装いで
光を体に浴びながら
奇跡のように立っている

あなたはもう一度私を見つけ
優しく私を抱く
私の四肢が震える
あなたの素晴らしい存在に!

Wikipedia4つの最後の歌 [リヒャルト・シュトラウス]より引用 )