mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

O hehrstes Wunder! Herrlichste Maid!(神聖な奇蹟!素敵な女性!)

前記事から続いた




ジークフリートといえば、第三幕、グースカ寝て暮らしていたブリュンヒルデがお目覚めになる


バイロイトの指環の現プロダクションは、旧東ドイツ出身のフランク・カストロフ演出による
ワーグナー生誕200年の2013年に新制作上演された
カストロフはベルリン・フォルクスビューネ総監督を務めるドイツ演劇界のヴェテラン演出家である
ラインの黄金では、1950年代から60年代初頭の米国西部のモーテルが舞台
…序夜で早くも、頭痛が…アンソニー・パーキンスに刺されそうで怖い←映画‘サイコ’を思い出して~
ジークフリートに至っては、米国サウスダコタ州ラシュモア山国立公園もどき
公園にある岩壁に彫られたワシントン、リンカーンら4人の名大統領の像を模した像?
マルクスレーニンスターリン毛沢東…さすがは共産圏出身、どーせなら、紅衛兵に警備させろぉ!
盆が回ると何故か、旧東ベルリンのアレクサンダー・プラッツらしき広場へと変わり
画像探したくもないのでペタリしないけど、第二幕に於いて、ジークフリートが初体験する
森の小鳥が食っちゃったんだって…Σ(゚д゚lll)
森の小鳥には、ジークリンデが憑依したという説ある
駆け落ちした双子の兄妹から生まれた息子が、お母ちゃんとなんて、どんだけ因果な家系なの(=_=)




ブリュンヒルデの眠る、燃える炎に守られる岩山いうたら、せめて↓の感じでお願いしたい


2006~2010年までの、ドイツの脚本家・演出家タンクレ-ト・ドルストが創った♪ワルキューレ幕切れより
初年度に歌ったファルク・シュトルックマンが悪趣味系現代演出に嫌気さしてトンズラしたため
神々の長ヴォータンは、2年目以降を歌ったアルベルト・ドーメンである
現演出では昨年より、小人のアルベリヒね




とにかく、説明聞いても想像に苦しむ意味不明な舞台演出は困る





…視覚による余計なストレス感じさせないラジオの価値、わかった?
ウチの鬼婆は、特養消灯が午後9時と早いもんで、夜中にラジオ深夜便を聴いて暇潰しする
ラジオは音質などに拘る向きを除くと、TVほど場所を取らない手軽さが有難い
ラジオに限らず、音楽は、オーディオルームに腰下して聴く絶対条件も無いけど
イヤホンを耳に歩く連中が余程、歩きスマホと同じくらい、育ちが悪くて感性持たないし
手軽に入手出来る物は何でも、「壊れたら交換すりゃイイじゃん」という、安易なカネ金かね発想に陥りやすい
新幹線での長時間移動ならまだわかるけど、1ヶ所に落ち着かない状況で音楽なんて楽しめるかっての




悪態つく元気は残ってる
もう一眠りして養生し、ジークフリートの父親、ジークムントに起こして貰うか
だって、今夜は

2015/4/9(木) 午後 4:34 【奇蹟が勝利の盾】

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.6『ニーベルングの指環』第1日《ワルキューレ
文化会館シャンパンロゼ、1杯1700円…椿屋珈琲店1杯700円珈琲がコンビニ珈琲1杯100円に思えるじゃなくて




ジークムント…(テノール)クリストファー・ヴェントリス
ジークリンデ…(ソプラノ)ハイディ・メルトン
フンディング…(バス)ゲオルク・ツェッペンフェルト
ウォータン…(バス・バリトン)ジョン・ルンドグレン
ブリュンヒルデ…(ソプラノ)キャサリン・フォスター
フリッカ…(メゾ・ソプラノ)サラ・コノリー
ゲルヒルデ…(ソプラノ)キャロライン・ウェンボーン
オルトリンデ…(ソプラノ)ダラ・ホッブス
ワルトラウテ…(メゾ・ソプラノ)ステファニー・ハウツィール
シュヴェルトライテ…
(メゾ・ソプラノ)ナディーネ・ヴァイスマン
ヘルムヴィーゲ…(ソプラノ)クリスティアーネ・コール
ジークルーネ…(メゾ・ソプラノ)マライケ・モール
グリムゲルデ…(アルト)ヴィープケ・レームクール
ロスワイセ…(メゾ・ソプラノ)アレクサンドラ・ペーターザマー
管弦楽バイロイト祝祭管弦楽団
(指揮)マレク・ヤノフスキ
~ドイツ・バイロイト祝祭劇場で収録~
(2016年7月27日)
バイエルン放送協会提供)

指揮者マレク・ヤノフスキ、ブリュンヒルデ役キャサリン・フォスターが、今年のバイロイトと同じなんだよね
ディジタル録音初の指環となった、旧東ドイツ時代のドレスデン盤を振ったヤノフスキ
愛想も色気もヘッタクレも無い、面白みに欠ける指環であった
武骨というのかしらね、現在も同じ
30余年前から見れば、少しは甘美さ加わった
弛緩する所無いのは立派と、昨夜、♪ラインの黄金でも感心した
1939年生まれ、堂々たる後期高齢者にしてようやっと、バイロイト初登場となったが
保守派ながら、昨年までの1972年生まれキリル・ペトレンコに負けず劣らず感性は若いと思う
ケッタイな演出を目にして脳出血起こさなかったしね




アタシゃ以前、自転車飛ばしながら♪ワルキューレを歌っていた
ジークムント(テナー)、ヴォータン(バス=バリトン)を、ソプラノとメゾ・ソプラノの中間でね
今夜もきっと、横になりながらも


Zurück vor dem Speer!(槍の力を恐れよ!)
In Stücken das Schwert!(剣よ!砕け散れ!)
天井に向かって腕振り回す、救済しようないワルキューレおたくぶりを発揮するであろう