mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

現代版黒い騎士:「自由・平等・博愛の精神で、不平等を王宮に訪問ヘルパー」

昭和町の自称「香川を17歳の時からオレが育てた」桜から「よわすぎ~」メールで怒られた
DFBポカール決勝、バイエルンが優勝しおったわけ(怒)
バルサ出身とはいえ、王国とアラブマネーに釣り上げられたペップの感動の涙なんて許してやんないッ
バイエルンめ、アンチェロッティとともに不幸にな~れ(来季は今年ほど上手く行かない勘が働くのよん)
…と、怒り過ぎて寝られないんで、安息日の予定を中止し、更新しとく(更新後にタヌキ寝入りする)




日本の介護保険制度って
18世紀末に於けるヴェルサイユ宮殿の規則を真似したんですかね

何を突拍子もない事を言い出す?
一昨日から大真面目に考えてるんですけどぉ





















写真右側は、‘歴史読本~世界の女王たち~’(1988年夏刊行)
ベルばら原作者である池田理代子先生と作家・遠藤周作氏による対談の中で
ヴェルサイユ宮殿のバカバカしいまでの窮屈な様子が語られる
具体例:「宮殿の中で働く者が7000人いた」
例えば、マリー・アントワネットが肌着を取り替えようとすると、数人の手を経て届く
新しい肌着が届くまで、王妃といえど、胸の谷間を隠してジッと、顔だけは笑顔で待つしかない
ベッドが汚れていて、王妃がに侍従に「ベッドを直して」と命じる場合でも、似た展開である
「もし、王妃様が現在お休みになっておれば、ワタクシの役目ですが
いま王妃様はお休みになっておられないので、これは家具です
ですから、家具係にお申し付け下さい」




…訪問ヘルパー及び居宅介護事業所の皆様、アタシが何言いたいか、ピンと来ますよね
http://www.kaigo110.co.jp/consult/bbs_1.php?r_ct2=15&r_bb=31375&d=all
・酒やタバコ、仏壇の花は訪問介護で買って来る事が出来ない
・窓の内側を拭くのはOK、外側はNG
・生活上の心配事を話したのなら?OK、雑談なら報酬にならない
・電球の取り替えは問題外
などなど、人がイビキ中なら寝具だが、起床後のアクビ中なら家具に通じるのでは?




「訪問ヘルパーが創意工夫して
ジジババ二人暮らしの、介護要らない方の食事も、一人分食材で作れば
報告書は、一人分の食事をコレコレ作りましたで何とか通ります」
そういう話を、ウチのお坊っちゃまが世話になったヘルパーお兄さんから聞いた
介護要らない方がジジだったら、ババに食事出すはもちろん、自分の世話も困難な亭主関白崩れがいるでしょ
サーヴィス対象外といえど、一人だけ腹ペコをを無視出来ないもんね
酒やタバコはともかく、仏壇の花も無視出来ない物よ
ジジィ勘当から2年、同じ100均造花で通してる、頭丸めた坊さんアレルギーが珍しい
クリスマス大好きな葬式仏教国といえど、ジジババ世代には欠くべからず生活必需品と思う
福祉用具が指定の店の物をというのはわかるけど、これだって、指定を周知徹底させるのが先決だ
以前書いたように
介護サーヴィス受給資格万能と考えるのか、指定外の高い物を購入して来る者が少なからず
「保険使えませんよ」と説明しても、「Σ⊂(゚Д゚ ) なんでやねん!」と納得しない者が
もし、調理ダメよと言われたら、餌にありつけないんだから天地逆転させる勢いで暴れたりしてね~




自立や外出が困難だから生活支援して貰うのに、細かく指定と制限される
介護の範囲を越えた、基本の日常生活が成り立たなくなるリスク生まれる
お上は現場を知らないで、自分たちが潤うカネ勘定のため、制度を弄ぶ
介護保険制度というのは、自分たちは利用する必要無い特権階級のお遊びなんよ
お上も漏れなく介護サーヴィス受ける義務、どっか内政干渉しまくってくんない?
国民に是が非でもオススメしたい商品ってんなら、自分を人体実験してからにしろっての
あまりの不便さに泣くのであれば、そして不便から逃げられないのであれば、改善の余地あるか試してみよ




フランス王妃の場合、不満が、自滅への道を招いた
「家庭感に満ちる楽園、プチ・トリアノンへ逃げ込んだ事よ」




マリー・アントワネット、ドイツ語名:マリア・アントニア
欧州屈指の名門オーストリアハプスブルク家皇女として生まれ育った
母親である女帝マリア・テレジアが、自身は一人娘で、父カール6世が後継者問題で悩んだため
自分は出来る限り子を産もうと考え(婚姻による外交政策の持ち駒ともなる)
多忙な政務をこなしながら、夫フランツとの間に男子5人、女子11人と計16人の子供をなした
11女マリア・アントニア出産時以外は安産であったという(11女、誕生時点でもお手のかかる子ってか~)
絶えずハラボテ状態で、枢密会議か何かの席上でも、大臣どもと「次は、男?女?」を賭けていたというほど
皇室の範疇に留まるとしても、気さくで、家庭的な女性であったよう
女の狭い了見が子供たちに影落とす、それはいま無関係なので置いといて
公式行事など以外では、子供たちをガミガミやらず自由にさせていた影響を受けてだろね
ベルばら第5巻、王妃がフェルゼンと夜の逢い引き中に、「普通の貴族に生まれていたら」
血筋絶対主義的な史実の王妃がそんな風に考えるとは思わないけど
マリア・アントニア皇女も、ある程度は自分の生活を掌握したい、市井の主婦感覚持つ姫君とは思われる
そんなフツーの女の子が、微に入り細に入り規則づくめの婚家へ入ったら、さぞかし息が詰まるわよ
英国式の庭に、農村に見立てた小集落を作らせ、田園生活の風情を楽しみたくもなろう
ま~普通の貴族、少なくとも王族でなければ、カネの浪費には変わらんものの黙認出来よう
ファーストレディがやっちまったら?
宿敵ながら、先代の老国王の愛妾に過ぎないデュ・バリー夫人でさえ、傾国の美女として
国の10%占める程度の王侯貴族に搾取される、国の90%も占める国民から反感を買っていた
(長年積もり積もった王侯貴族の贅沢三昧が革命の元凶であり、王妃の散財だけに罪を着せるのは?
その点に於いては、王妃一人を責める気持たない)
ポリニャック伯爵夫人とその一族郎党の腹黒さ見抜けず、大臣に据えたり高額の年金を保証したり
太鼓持ちを引き連れ、巨額の費用を注ぎ込んだ田園に遊び興じたり
んなもん、たった1リーブル稼ぐのに何ヶ月も働き、血税搾り取られる国民ブチ切れるのが当然の帰結である





国王の処刑後、母親による帝王学教育を恐れた革命委員会が、王大子を取り上げに訪れる場面
王妃は絶叫しながら取り上げないよう懇願し、「あなたたちも、人の子の父親でしょう!!」
すると…
「そうとも、ワシらにも息子がいた
ワシらが息子に飲ませてやるミルクもなく
栄養失調で死んでいくのをただ黙って見ていることしか出来なかった時
アンタは、贅沢な宮殿で、宝石を身につけ、笑っていた…」

…てな具合に、どっかの島国も
お上と、賢いつもりの無病息災組ともども落ちぶれないとわからんのかねぇ





取り敢えずさ、お上も漏れなく介護サーヴィス受ける義務を試してみ





野菜の切れ端が浮いてるだけのスープ、これが食事だというのか…!?
とりどりの前菜や何種類ものスープに始まる、焼き肉食べ放題♪も吹っ飛ぶ主菜・デザートの数々
貴族階級の食事が常識なオスカルには、そりゃ信じられんお話ですわな
その反応を見たロザリーは、「すみません。お口に合わなかったんですね…」
「ごめんなさい…でも、もうパンも何もないんです。ごめんなさい…」

涙ぐんで謝るロザリーに、オスカルは「ロザリー、何故、お前が謝るのだ」
「わたしは、いま、自分がどうしようもなく恥ずかしい
何もかも知っているつもりでいた
与えられた毎日の生活を当然のものとして受け止めてきた
自分と同じ人間が、このような食べ物で生きているなど、考えてみたこともなく」
「ロザリー、お前が小さな手をアカギレだらけにして手に入れてくれた食べ物だ
遠慮なくご馳走になろう」
内側は綺麗だが、外側は雨に打たれた跡が残る窓の部屋の中で
切れかかってチラチラ目に痛い電球の照らす下
生活上の心配事を聞いて貰えるが、即解決に繋がらず
気分転換する雑談抜きの、希望通りのメニューと決まっていない孤食もどきをモソモソ頂く
…それでも効果無いなら、この国はFIN(巻末のご挨拶)を迎えよう