mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

利用出来る喝采そして陰となる舞台裏の総て

思い出したら忘れる事を恐れるによる備忘録記事よ
ヲタクに悲鳴上げながらも追いつける方々だけ追いついてらっしゃい




アル・パシーノの真似なんかして ちょっとニヒルに笑うけどぉ♪
渡辺徹の嫁、イクエちゃんの♪アル・パシーノ+(たす)アラン・ドロン<(より)あなた(1977年10月1日発売)
Al Pacinoは当初、日本語では、アル・パチーノでなくアル・パシーノと表記されていたと説明しといて
謡曲題名に登場するほど、日本での人気高かったいうコトね
1972年から1975年にかけて4年連続でアカデミー賞にノミネートされるが、全て逃した
賞狙いの過剰な演技が目立ち始め、業界関係者の反感を買う
スター・ウォーズ’のハン・ソロ、‘クレイマー・クレイマー’のテッド・クレイマーの打診を断った結果
ハリソン・フォードは一躍トップスターへ、ダスティン・ホフマンはアカデミー主演男優賞を獲得し
一方のパチーノは1980年代後半から1990年代にかけ、その人気は下降して行く




1983年の‘スカーフェイス’も、公開当時は大失敗作と評され、興行成績も振るわなかった
ところで、スカーフェイスには、いま思うと笑える話が残されている
「同作共演者F・マーリー・エイブラハムが、撮影中に、大作の主演を獲得
大作の主演はパチーノがオーディション受けて落ちた役柄ながら
エイブラハムとは旧知の仲であり、パチーノも男らしく一緒に祝杯を挙げた」
…心温まる話なのに、ドコが笑える?
「大作の主演は、‘アマデウス’のサリエリ役」
1985年3月25日に発表された第57回アカデミー賞の主演男優賞獲得作品
ぶっちゃけ、よほど外さない限り、オスカー像頂戴出来るタイプの役柄
自分はオーディション落ちたとはいえ、受賞結果を見て悔しかったんじゃねーの!?
1992年の‘セント・オブ・ウーマン/夢の香り’で盲目の退役軍人を演じ
第65回アカデミー賞では、主演男優賞と‘摩天楼を夢みて’での助演男優賞と2つにノミネートされ
ちなみに、主演と助演の同時ノミネート、女優の場合、助演賞受賞と相場が決まっているを追記しといて
悲願であった主演男優賞を獲得したパチーノさん、どーりで喜色満面の破顔だったワケだ~
Al Pacino Wins Best Actor: 1993 Oscars




低迷期を過ごしても、最後に笑うんだったら幸運を言いたいのよ
通常、とりわけ女優は、『40歳の壁』にぶち当たり、お肌の劣化と同時進行してキャリア下降の一途を辿る
メリル・ストリープのような、美人でなく実力で評価受ける女優が生き残り
ニコール・キッドマンのような、美人と実力の両方で評価受けるも、整形の無理が…は大苦戦して
合衆国でキャリア始めたなら別だが、合衆国へ渡った○○国スター女優なんかだと問題外となる





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かつてのスターが若い娘にしだいに追い抜かれ、嫉妬し苦悩する姿を描いた作品。祖国チェコスロヴァキアを捨てアメリカに亡命してきた元大女優アンナ。しかし彼女はこの国ではまるで相手にされず、すっかり落ちぶれた生活を送っていた。そんなある日のオーディションの帰り、彼女に憧れ追ってきたというチェコ時代のファンの娘が現れ……。

監督:ユレク・ボガエヴィッチ
製作:ザンヌ・ディヴァイン、ユレク・ボガエヴィッチ
脚本:アグニェシュカ・ホランド、ユレク・ボガエヴィッチ
撮影:ボビー・ブコウスキー
音楽:グレッグ・ホークス

出演:サリー・カークランド、ポーリーナ・ポリスコワ

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1670
http://movie.walkerplus.com/mv654/




題名役のサリー・カークランドは
ロサンゼルス映画批評家協会最優秀主演女優賞
ゴールデン・グローブ最優秀主演女優賞受賞
インディペンデント・スピリット賞主演女優賞
主要な女優賞の三冠を達成し、アカデミー賞最優秀主演女優賞にもノミネートされた
(オスカー像を手にしたのは、‘月の輝く夜に’のシェール)
1941年10月31日生まれ、1960年から活動する、1987年当時45歳の美人でない実力派女優よ




アンナ、クリスティーナ、どちらもモデルとなった女優が存在する
脚本担当のボガエヴィッチ&ホランドを見て、「ポーランド人?」と思う人いる?
ビンゴ~☆
アンナ:世界三大映画祭全てで賞を獲得している映画監督イエジー・スコリモフスキの奥方(名前は不明)
クリスティーナ:1984年の‘ゴーリキー・パーク’で高い評価を得た女優ジョアンナ・パクラ
詳細わからないもんで、映画から邪推すると
「クリスティーナは以前アンナが語ってくれた生い立ちを
TVインタヴューでまるで自分のもののように語って視聴者を感激させる」
合衆国視聴者が感激する話、ね…
パクラがポーランドを離れたのは、合衆国がレーガン政権時代の1982年
ソ連軍に占領された故郷の町を、トム・クルーズ含む高校生が抵抗運動する‘若き勇者たち’とか
シルヴェスター・スタローンが筋肉披露しながら、ロッキー4、ランボー怒りのアフガンしていたとか
1980年代のRed Down(‘若き勇者たち’の原題で、「共産主義くたばれ~」の意味)真っ盛り時代とあって
白い妖精コマネチが、チャウシェスクの息子に…みたいな逸話なら、自由の国アメリカにとって10点満点
パン買うのすら配給切符要るなんかだと、特大ハンバーガー片手に「何でも食えるアメリカ万歳☆」
…そんな所かしらん




真面目に推察するとだね…
スコリモフスキは、共産圏での厳しい暮らしぶりによほど嫌気さしてたのかな?
アンナが、前夫トンダを訪ねると、トンダは仲間とホームパーティー
前嫁と話もせず門前払いにはしなかったものの、中に入れず、「カネに困ってるのか?」と聞いたりする
トンダは、西側の生活を謳歌し、東側の連中とはもう関わりたくないよう
異国の地でまずまずの地位を築けたならば、わかる部分はあるんだけどね
母国では名声を築いた実力派スター女優が、頭下げてオーディション受ける日々なんて
母国とは何もかも180%異世界を頭ではわかっていても、老いも含む現実を受け入れるのは至難を考慮せよ
成功した者がそれなりの精神的支柱になれなかったのか
クリスティーナの裏切りに、精神に異常をきたしてしまうアンナ
アンナを病院に入れてどうのとクリスティーナが言う最後の場面
クリスティーナがいくらか良心の呵責を覚え、アンナの保護続けるを願ったのは、アタシだけ?




記事題名は思いっ切り悩んだ末に
アル・パチーノの1982年主演作‘喝采の陰で’(人気劇作家のクレイマークレイマーもどき)
そして

アメリカ演劇界最高の栄誉であるセイラ・シドンス賞が、新進女優イヴ・ハリントンに与えられた。満場の拍手のうち、イヴの本当の姿を知る数人だけは、複雑な表情で彼女の受賞を見守るのだった…。

田舎から出てきた女優志望のイヴは、ブロードウェイの 大女優のマーゴの付き人となる。自分の大ファンだというイヴに目をかけるマーゴだったが、イヴは次第に本性を表してゆき、批評家やマーゴの周りにいる人々 に取り入ってゆく。ある日、出るはずの舞台に間に合わなかったマーゴの代役として出演するチャンスをつかみ、イヴは批評家たちから絶賛される。これを皮切 りに、劇作家や有名批評家に巧く取り入り、マーゴまでも踏み台にしてスター女優へのし上がっていく。

Wikipediaイヴの総てより引用 )

強引にくっつけてヒネった





マリリン可愛い♪
まだ身体張って役を獲得するに必死の時代でカワイソ~(号泣)




そーですよ
枕営業で立身出世叶うのは中程度までと、シャロン・ストーンさんが仰っていたでわかるように
実力以外で勝負に出る事の総てがダメとは申しません
オンナは利用出来る物は利用し倒す武器をいろいろ用意しているものです




イヴの失敗其の壱:「恩人の一人である、他所様の亭主にまで色目使ったりがねぇ」
All About Eve (4/5) Movie CLIP - Eve Blackmails Karen (1950)
仁義守った上での利用はしても、敵は作るもんじゃない




イヴの失敗其の弐:「イヴ予備軍が存在する事を失念していた」
過去の偽りに満ちた正体と汚ないヤリ口の証拠を批評家アディスンが握っているを知ったイヴ
All About Eve (5/5) Movie CLIP - Eve Belongs to Addison (1950)
こうしてイヴは、一枚上手のアディスンに操られたまま、他の人々を踏台にして、栄誉の席に着いた
受賞の夜、アパートに帰ったイヴは
フィービーという演劇志望の少女が部屋に座り込んで、細々とイヴの用を足すのを見る
フィービーをそのまま受け入れたイヴが寝室に入った後、フィービーは

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イヴの衣裳をつけて鏡の前に立った
8ヶ月前にイヴがマーゴの衣裳でしたと同じように、自らの姿に法悦を感じるフィービー




余談ながら何とも皮肉な話を締め括りに…
「フィービーを演じたバーバラ・ベイツ、幕切れ場面のインパクトで永遠に残る存在となるも
ベイツ自身のキャリアは、これと実らずじまいに終わった
1967年1月、夫を癌で亡くし、荒廃して行く
彼女は故郷デンバーに戻り、一時は、秘書、歯科助手及び病院の補佐官として働いた
1968年12月、彼女は幼馴染み男性と再婚、しかし精神的荒廃から脱却出来ない
1969年3月18日、再婚数ヶ月目に、母のガレージで、一酸化炭素を用いて命を絶った」