mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

慕わしき名を呪わば、破滅の穴二つ

風邪気味ながら暑がり狸のため、ラーメンで滋養強壮OK、しかし濃い顔見たくない、夏日にウンザリ中
プレミアリーグ第34節:アーセナル 0-0 チェルシー
http://jp-arsenal.com/news/5114.html
「レッドのユニフォームで303試合に出場し、その後ブルーのユニフォームに着替えた元キャプテンの
セスク・ファブレガスに対して、ホームのファンたちは少なからず彼に野次を飛ばした。

23分、エリア内でファブレガスが倒れるが、ダイビングの判定でイエローカードが出される。
これにはアーセナル・プレイヤーの実況も"マイケル・オリヴァー主審のファンタスティックな判定だ!"
と興奮を隠さなかった。」
セスク見たら人間変わるが、事がチェルシーに関する限り、ヴェンゲルさん介護係に回るアタシも同じであった
( * 倫敦青組の可愛いセスクに悪態つき過ぎると、記事題名通りになっちまいそうなんで、手加減はする)
だっちゅうのに、ちょいと
ヴェンゲルさん、もおモウさん率いるチームに勝利する日は来ないんじゃないのかえ?




世俗はボチボチ、GW突入ですかね
酷鉄と航空会社揃って利用者の足元を見て、割引利かず、財布が_ノフ○ グッタリ(⁰︻⁰) ☝週間に大変だ
もっとも遊びに行けるだけ、その間ジジババや養護学校児を預かる施設職員への感謝忘れんな
夏日のまま、急に冷え込む、いずれにせよ呉呉も御自愛を




アタシゃ、黄金週間にどっか遠方へ出かけた経験あったっけ?
一度だけ、あった…





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ついでに





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同じ名前でも、イタリアは好き、緑は嫌い
緑の方は何故、VERDYなんだろね。Yで終わると、何語に置き換えようと無意味なのにさ
川崎時代から既に、自分らが無意味な存在と自覚してりゃ笑える~




サントリーホールのホール・オペラ
ナブッコは、1998年4月20日に出かけた
《ワルツ堂 堂島店》によく来ていたオバちゃんが行く予定にしていたら、親父の急病により×
( * ホレホレ、世俗よ。人間明日知れぬ世の定め、その証明だよ
オバちゃんは独身で、親父の家業手伝いのため、親父は退院したが、その後が心配じゃ~)
「新幹線チケットともども無駄にしたくない。誰か行けへんかしら~」
パソコン通信(死語)で知り合いを当たるも、月曜日夜の公演では行けるかいな多し
で、mathichenさん棚ボタ、渋谷のビジネスホテル代他少しだけでとお得な結果に
 



リゴレットが、1995年5月3日憲法記念日の上演だった
こちらは、チケット代が自腹、その代わり、宿泊&食事は無料
1993年から1996年か1997年まで、ワーグナー師匠格が、福岡に本社置く職場の東京支社勤務したおかげ様
会社の借りた事務所兼住居が、東京砂漠、失礼、北区にあったの
( * ちなみに大阪支社は、日本橋でんでんタウン近く、893屋さんがお散歩する地域に置かれていた)
東京23区内ならば、移動に少々時間食おうと、立ってるものは何でも使い倒せに限るじゃん
何回、東京のTHE下町を利用したやら
リゴレットに関しては、師匠格がレナート・ブルゾン好きなので、一緒に行った








1995年映像無いんじゃと居直って

娘を誘拐しやがって、やい返せ~と、マントヴァ公爵の廷臣たちに喚き懇願する場面
まだ50歳、声に勢いあるざます
「もうじき、アタシも50歳だね~。当分、大声出るやろ」と自分にハッパかけよっと




記事主題を一から書き起こすのがメンドクサイ
乳母様への返信とコメントの編集をば(アタシが悪魔め~鬼めッの証明?)




【ああ無情】(2009年9月2日)に





4年前に書き忘れの追記をば
ジルダの母親は赤ん坊に近い娘をリゴレット自身に託したのでしょうが
リゴレットは職業柄、また異形ゆえの不遇から、一人で育てきれず、修道院かに預け
娘が15,6歳とそれなりに成長した所で、名乗りを上げ、引き取ったと思います
年頃の娘にすれば、ケッタイな姿形した父親なんて驚くでしょうに
何ら疑い抱かず、「アタシのお父様ですか~」と懐くというのが
ヴァルジャンが実父でないと知っていようが、彼を疑わないコゼットとの共通点かと

アデルの特徴は、「狂気を自覚している」所でしょう
中尉の婚約ブチ壊し場面では、「好いたハレタは、理性で制御出来ない」と言うし
父親からの説教(手紙内容を、ユーゴーの声で聞かせますよね)も理解していたようだし
イザベル・アジャーニの思いつめた風の目が活きてますよ





トラバ先の乳母様記事には





ヴェルディに父性愛描いた作品多いですが
自身の子供失うという点で、♪リゴレットの原作者ユーゴーと共通しています
(アデル・ユーゴーは病院で余生送りましたが、その姉は溺死しています)
一昔前、ドラマ版‘レ・ミゼラブル’を観てようやく
何故、ジャン・ヴァルジャンが救済され、リゴレットは救済なしかに気づき
【ああ無情】に書いた次第です
理不尽といえば理不尽ながら、自業自得の面もあるのですよ
父娘ともそれぞれ自己完結というか、やりとりに平行線多いのは
台本と楽譜をすり合わせれば見えます

題名役のレナート・ブルゾン、当時60歳ながら絶好調で、感動致しました
娘の方はコロラトゥーラでなくリリック系でしたが
ジルダは椿姫同様、第一幕がコロラトゥーラ、第二幕がリリック、第三幕がドラマティックと
歌手三人必要な役思えば、この役に何求めるかで、誰に歌わせるか選択変わると思いますよ
アリアの装飾技法を犠牲にしても、演劇性を重視し、重めの歌手に歌わせるかという意味です





「父娘ともそれぞれ自己完結というか、やりとりに平行線多い





第二幕、父親がもう少し娘を注意して見れば、娘が単に騙されたのじゃないがわかるでしょ
ジルダが父親の姿を認め、「お父様が何故、ここに?」の後、状況説明する時
二人きりでと言うのは、廷臣たちが誘拐犯であり、彼らが怖いからである
Leo Nucci &Olga Peretyatko, Rigoletto atto secondo: "Parla, siam soli... Sì vendetta..."
Diana Damrau "Caro nome" Dresden 2008
ジルダは公爵への愛情を、父親に訴えようとした
公爵の実態いまだ知らないとはいえ、彼を信じる強い意志を、父親が見て取っていれば?
娘の言葉を途中で遮らず、最後まで言わせ、真意を知れよ
ジルダがあまり賢い娘じゃないのは確かだ。娘は娘で、反応する父親の言葉や感情を見誤るぜ




第三幕、娘に男装してヴェローナへ行けと命じる場面でも、「親父、復讐諦めて、一緒に行けよ」とツッコミたくなる
公爵がマッダレーナ口説くのを見て、ジルダもようやく相手がお調子者を知り嘆くも
( * 公爵はドン・ジョヴァンニと同類で、獲物を食っちゃうまでは真剣タイプなんだけどね)
諦め切れず動揺してる所へ、復讐だと物騒な父親を見ると、フラフラ舞い戻り
殺し屋兄妹の会話を聞いて、身代わりに死のうとする観音様もどきであるのが厄介よ




いちいち勘定してないが、全幕で何回、父親が娘を危険やお陀仏の方向へ持って行った?




【ああ無情】の
「マリユスは、ヴァルジャンとコゼットが実の父娘でなく、ヴァルジャンの『愛情』から、コゼットを遠ざけました
ヴァルジャン自身は、ミリエル司教の慈悲により魂の救済を得られたおかげで
イケメンに捨てられた哀れなファンティーヌとその娘コゼットに救いを与え、自制出来ていたはず
ここが、ジャン・ヴァルジャンリゴレットの明暗分かれ目と言える




男の救済が女によってもたらされ、その女神様がアッサリいなくなってしまうと?
ヴァルジャンとて、マリユスに見抜かれたように、成長したコゼットを一個の女として見ていたものの
司教様の慈悲深さ以降、ジャヴェール警部の執念深さに怯えながらも、孤立無援ではなかったから
コゼット自身の幸福を考え、彼女の心を射止めたマリユスを危難から救ってやれたと対照的に
宮廷と世間の笑われ者であるリゴレットにすれば、何の偏見持たず慕ってくれるジルダの価値たるや
実の娘か否か無関係に、彼女を残したこの世のマリア様と重ね合わせ
ジルダがもしも実の娘でなけりゃ、ね…




ジルダは、父の言いつけに背いた事を詫びつつ、愛する男の身代わりになり天に召される幸福を歌って息絶える
残されたリゴレットは「ああ、あの呪いだ!」と叫んで、幕
あの呪い…




* https://www.youtube.com/watch?v=Bkh8Txyh3NY、全曲から辿り着くべし




第一幕、モンテローネ伯爵の警告場面
実の娘チェプラーノ伯爵夫人の名誉が傷つけられたとして抗議に現れ
嘲笑の的にするリゴレットと公爵に痛烈な呪いの言葉をかけ、リゴレットは内心恐怖に打ち震える
リゴレットは無論、ジルダという秘密を持つなればこそ




ジャン=ピエール・ポネル演出による、1982年製作映画版では
題名役歌うイングヴァール・ヴィクセルがモンテローネも歌い、舞台では不可能な一人二役を演じた
ポネルの意図が何かは忘れた
「復讐するは我に在り」?
Valerie Masterson - Piero Cappuccilli - Rigoletto - final duet - 1981
ただでさえ暗くドンヨリした内容が、リゴレット自身、観客ともに救われねーオチですな…




なお、mathichenさんの♪リゴレット限定救済は
【悪魔め鬼め。神さんのお慈悲により】(2011年10月3日)
1971年のNHKイタリア歌劇団映像が、3年半経った現在もYouTubeに、全幕生き残ってる事よ








皆様のお手間省くべく、検索して探し出したサーヴィス精神に感謝しとくれ
36歳だと、さほどヒゲデB化してないね~、高音もよう伸びるわ♪☆
感動し過ぎたニッポン親父約1名が舞台へ駆け寄り、足にしがみついたのもわかる




mathichenさん地獄の記憶力によれば
「♪女心の唄、ここの映像が、日本放送協会には残ってない」
一部だろうが、全幕だろうが、本丸に無く、篤志家が国内外で永久保存ってか?
その辺はこの際、どーでもいい。正式発売せい( * ウチBlu-ray無い。DVD同時発売頼む)
NHKよ、是が非でも受信料ボッタクリ悪鬼でいたけりゃ、国民という名の神さんお慈悲乞えっちゅうのぉ




(おまけ)








イングリッシュ・ナショナル・オペラの1950年代ニューヨーク893界版ね
黄金週間行楽予定無い方々、どーざんしょ?
英語訳上演ながら、日本語で歌われるよりゃ自然で聴きやすいわ
mathichenさんの愛するジョン・トムリンソンが、殺し屋を歌い演じております(ヒゲ無し顔が可愛い~☆彡)