毎年毎年、小寒から大寒にかけての頃になると、「(・・?(゜_゜>)」
40年近く前にレンタル📼で一度観ただけなので思い出せない点アリの映画が1本
『アラビアのロレンス』の2名
イギリス陸軍将校(アイルランド人)とファイサル王子(アラブ人)なのに、ドイツ軍将校が似合い過ぎ~は置きw
舞台は1942年、ドイツ占領下のワルシャワ
既に劣勢になりつつあった東部戦線から、タンツ中将が占領軍司令部に赴任して来る
ヒトラー総統の信任厚いタンツ中将は、現地の治安強化に辣腕を振るう
その夜、売春婦が数十か所を切られる猟奇殺人が発生する
時は流れて1944年のパリ
従卒のハルトマン伍長を運転手にパリを観光するが、ハルトマンはタンツ大将の異常な面を目撃してしまう…
ワルシャワとパリのどちらか忘れたけど、1月の厳寒の夜ちゃうかった?
気になってしゃ~ないw
今日、YouTubeで確認して、記憶に間違いなかったのは
The Night Of The Generals - Wilhelm Tanz - YouTube
戦後、目撃者が現れる場面よ
「あの夜、私を始末しておくべきでしたね」
ハルトマン伍長の言う通りだ!
サイコパスなら凶行の目撃者を消すなど躊躇わず朝飯前でしょに( ´ー`)y-~~
タンツ役が、リチャード・バートンと並ぶアカデミー賞無縁のピーター・オトゥールとあって
顔を見たら「やっぱ不運だね」とツッコミたくなったw
ま、冤罪の場合、凶行を目撃した者の有無が、それもなる早で現れることが、嫌疑を掛けられた者の命運を分けよう
謎の侵入者によって妻が、、、疑惑の裁判と事件の傷跡『サム・シェパード事件』- YouTube
👇のモデルとなった事件だ
逃亡者 The Fugitive OP Japanese Ver. デビッド・ジャンセン - YouTube
職業、医師。正しかるべき正義も時として盲いることがある
彼は身に覚のない妻殺しの罪で終身刑を宣告され、無罪を獲得した
孤独と絶望の逃亡生活が始まる
執拗な世間の追跡をかわしながら
現在を、今夜を、そして明日を生きるために
『逃亡者』冒頭に流れる矢島正明のナレーションの脚色ね
改めて、「ドラマ『逃亡者』の罪は重くて深い」
キンブルには、4年間も逃亡し続けられる余地があった
The Fugitive TV Series - Final Episode (5 minutes) from 1967 - YouTube
「片腕の男」、キンブルの妻を殺害した真犯人の目撃者がいて、遅ればせながら証言した
ドラマが大団円に終わった
(出来れば、ようやく無罪を勝ち取ったキンブルがジェラード警部との握手を拒否り、代わりにカンフーキックが見たかったw」
メデタシメデタシの幕切れが有効、それは、 ドラマが100%創作だったらの場合でしょ
シェパードの場合
事件発生当時の過熱したスキャンダル報道により、第一審は憶測だらけで、反証不能な証人など誰一人としていなかった
『逃亡者』開始の頃には世間も十分に冷却し、事件を冷静に見る眼を持っており
ほとんどのマスコミはシェパードに同情的であり
風はシェパードに吹き始め、終身刑の判決から12年後の1966年11月16日、遂に無罪を勝ち取り、ようやく釈放されるも
『逃亡者』と異なり、真犯人が逮捕されていない
にも拘らず 、シェパードに、『逃亡者』でキンブルを応援する視聴者から同一視みたいな眼を向けられた?
現実はドラマより厳しく、終身刑判決後に、母親がショックで拳銃自殺し、父親も病死している
シェパードは息子以外の家族を亡くした
釈放後に再婚するも、相手はよりによって、ドイツの実業家オスカル・リッチェルの娘アリアーネ・テッベンヨハンス
いくら獄中に閉じ込められる頃からの支援者といっても
鉤十字宣伝相の妻マグダ・ゲッベルスの異母妹とだなんて、そら誰しもドン引きする
結果
自業自得の面あるも、人柄が疑われ、結局、釈放後も不審の眼が拭えなかったのか?
シェパードは再び開業したが、患者は訪れない
やがて酒とドラッグに溺れ、カネに困ってプロレスラーに転身したものの、1970年、肝不全で死亡の末路を辿った
マリリン・シェパードを殺害したのは果たして、誰か?
一人息子サム・リースは、偏見に晒されながら伯父に育てられた
やがて、シェパード家の窓掃除人だったリチャード・エバーリングが真犯人である疑いが浮上した
サム・リースは、残された証拠品に対し、事件当時は存在しなかったDNA鑑定を依頼して
エバーリングと一致するという結果を得た
エバーリングは、別の殺人事件のため終身刑で服役中、1998年に死亡したが
別の受刑者によればエバーリングは自分が犯人だと語っていたともいう
「父の冤罪は晴れたが、母を殺めた真犯人は挙がっていない」
「殺人事件はまだ解決していない」
サム・リースは裁判を起こした
だが、2000年に出た評決では、彼の期待した結果は得られず、真相は藪の中のまま
ただ、現場に残されていたA型の血液がシェパードの物でないことは、ほぼ間違いないようである
アガサ・クリスティ小説『物言えぬ証人』みたいな話だけど、名探偵エルキュール・ポアロは実在しないから
サム・シェパード事件も未解決ミステリーとして後世まで語り継がれるんでしょね