mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

居住地には日常という悪夢が、出来心の代償~避暑地の出来事~

前記事から続いた





イメージ 1

淀川長治爺さんより1個下の、双葉十三郎爺さん
スクリーン誌で半世紀に亘って連載された『ぼくの採点表』が有名だね
雑誌と単行本で1960年以降を全部読んだけど
批評された中で何故かパッとすぐ浮かぶ映画が、淀川ママンが隠れて観に行った映画よ
(他のドナヒュー映画として、あんまし変わらん内容のはずだ)





イメージ 2

これをおよそ60年前に観たジジババに言いたい事
「感動したならば、甘ーい音楽に騙されたね」





実態は

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

わかり辛けりゃ
避暑地の出来事 A Summer Place (1959年)

バート・ハンター(アーサー・ケネディ)はパイン・アイランドで妻のシルビア(ドロシー・マクガイア)や息子のジョニー(トロイ・ドナヒュー)と宿屋を経営していた。訪れたのは昔この地でバートの父に雇われ、今は億万長者となったケン・ジョーゲンソン(リチャード・イーガン)である。妻のヘレンと美しい娘モリー(サンドラ・ディー)が一緒だった。ジョニーとモリーは一目で恋におちた。夜番のトッドからこれを聞いたヘレンは娘を激しく叱った。雨の日の午後、ケンとシルビアは変わらぬ愛を打ち明けた。20年前、2人は恋に落ちたが、シルビアの母が2人をさいたのである。2人は互いに離婚を望んだが、子供を失うことは恐しかった。2人の間を知ったヘレンはトッドに金を与えて証拠を握らせた。ボートが転覆し、ジョニーとモリーは一晩帰らなかった。ヘレンは医者に娘の体を調べさせた上、調べに来た警官に夫とシルビアの情事を暴露した。バートも前からこの秘密には気づいていた。各新聞はパイン・アイランドのこのスキャンダルを書き立てた。モリーとジョニーは遠く離れた学校へ入れられた。しかし2人がクリスマスの夜バッファローの町の教会で会ったことはすぐヘレンの知るところとなり、口論の末、母娘の縁は切れた。ケンは娘を訪ね、新しく彼の妻となったシルビアと共に休暇を過ごすように頼んだ。モリーとジョニーを加えてロングアイランドのジョーゲンソン家は新しい生活を始めた。モリーとジョニーの愛は一層深まった。数カ月後、モリーの妊娠が分かった。しかし結婚を決意したジョニーにバートは許可を与えなかった。彼の体は酒でもう駄目だった。2人はケンとシルビアの元に急いだ。2人の結婚は理解と愛情をもって認められた。2人はパイン・アイランドに新しい家庭を営むことになった。

https://movie.walkerplus.com/mv7497/




早い話、「親子揃って、見境あらへんな」




子供から見て、ドナヒュー君の母親とサンドラちゃんの父親が元カップ
元彼が嫁と娘を連れ、元カノ一家の別荘を訪れるって?
双葉爺さんの言うように、クリチャン・マルカン&誰かフランス女優なら見栄えするが
リチャード・イーガン&ドロシー・マグガイアでは、絵にならん
零細企業の窓際族と受付BBAのW不倫みたいで見苦しいに尽きる
そこはマァ何とか目を瞑るとした所で、後がアカン
W不倫脱出が叶い、真実の愛とやらに浸るお二人さんとて、一応は人の子の親
夏休みに、それぞれの子供を呼び寄せるんだけど
アメリカさんの習慣を考慮に入れても、20歳前後の男女を一緒に過ごさせるなんぞ
無責任なればこその出来ちゃった婚を招くんじゃと怒鳴りたくなるほど非常識甚だしい
サンドラちゃんが母親に、自分たちは親と同じようにならないと主張しようが
アタシが母親なら
「男女ともホントに責任感持ってるなら、子供の他病気を考え、簡単にパンツ脱がんわッ」
「離婚したって、自由恋愛なら何でも自己責任じゃ、二度と近づくな、勝手にシネ~」
二人纏めて魂吹っ飛ぶほど張り倒して大説教後、外へ叩き出し、着拒と家の鍵変更と絶縁するわ




というくらい、精神年齢低さに呆れる映画なのよ
だっちゅうのに、現代のジジババが小娘青二才時代に感動した場合
「そんなんやから、今現在、頭と尻の軽い子供の出来婚による孫守りさせられるんじゃ~」
「息子持つ親、出来婚する女なんて何処でも股開くぞ=孫ちゃんの出所は?を覚えとけッ」
子供なんて結局、親の出来不出来を受け継ぐんだよねと嘆きたくなるぞなもし




少しは物考えるアナタには
アメリカの通俗小説映画なんて、トランプ支持者に負けず劣らずツバメの超低空飛行水準が知れよう
尚、避暑地の出来事が、通俗小説映画に於けるアタシの選ぶ二大サイテー映画の一つである
もう一つ?
【儚く散り行かないために~哀愁の花びら~】
双葉爺さんが別映画で喜劇センスを褒めてくれたシャロン・テートおねえさんだけが見所よ




あ、避暑地の出来事も一つだけ、双葉爺さんが救いを覚えてるわ
サンドラちゃんよ
悲しみは空の彼方にの時より見せ場が多く、近頃の娘役中の収穫と褒め
売り出し当時の若尾文子といった所だってさ
売り出し当時の若尾文子と言えば、十代の性典シリーズ(古)
今はすっかりボケ散らかしてるジジババにも性春時代はあったんだよねと横へ置き
サンドラ・ディーはボビー・ダーリンと離婚後、再婚しなかったのが素晴らしい
と、意味不明な〆括りしとく