mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

遥かな新天地の空に描いた絵~母をたずねて三千里~


OP場面が、FC2への夜逃げ決行する直前のアタシの心境だった




それから1週間
独話別館を昨日に続き、今度は【mathichen Days】へと運び込んでる真っ最中だす
計4回の移行が完了すれば

母をたずねて三千里 再会場面

マルコとお母さんを一人二役する予定よ




世界名作劇場シリーズで何回泣いたか数えてない
母をたずねて三千里第51話は最強に泣ける
マルコがどんだけ、だだっ広いアルゼンチンを移動させられたやら
マルコがジェノヴァで、ブラジル行きのフォルゴーレ号密航に失敗した際
船会社のおっさんが世界地図?を指しながら
リオデジャネイロからアルゼンチンまで歩いて行くって…
ジェノヴァからポーランドまで歩いても着きませ~ん」
ペリーヌ物語の虚弱なお母さんなら170%仆れるハイパー遠距離ね
エドモンド・デ・アミーチスの "Cuore" (『クオーレ』)の中の
Maggio (5月)の挿入話 "Dagli Appennini alle Ande" (アペニン山脈からアンデス山脈まで)
短い原作と比較してみてよ
原作では、ブエノスアイレス到着後、北上し続ける
アニメ版では、1976年1月4日から同年12月26日まで全52話を引っ張るため
原作では行ってないバイアブランカ、馬車で3週間要する遥かな南まで行かされた
つまり、遥かな北を目指すために、ブエノスアイレスに2回足を踏み入れた
大人でもキツイ道程なのに、10歳くらいのガキをとは児童虐待かいの点でまた泣ける




【「自由に飛びたい」と夜空に描いた絵、そして、小さな希望】
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-556.html
【適齢期を逃したか縁の無かったアナタに捧げる世界名作劇場
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-164.html
世界名作劇場を中年以降に観ると、ガキの頃に見えなかったものが見えて面白いのは事実である





母をたずねて三千里 イタリアの星

第40話:かがやくイタリアの星一

メッシ(アルゼンチン代表)

アタシが勝手に三男坊に指名した神の子メッシの故郷ロサリオでの場面ね
マルコが南から戻ったブエノスアイレスで、お母さんはコルドバにいると聞く
港湾のボカ地区、元祖神の子ディエゴ・マラドーナを抱えとったボカ・ジュニアーズのお膝元で
イタリア人金持ちファドヴァーニから、スペイン系だが繋がり持つロサリオ在住の有志への紹介状を貰った
ロサリオで、コルドバへの手配をして貰えという
ロサリオ到着後、主人は留守中で、執事に差し出したら
「次から次へと…KOJIKIやるなら、ジェノヴァでやっとけ!」
執事は紹介状を確認もせず、マルコを門前払いにした
途方に暮れるマルコを救ったのが、ブラジル経由の移民船で知り合ったフェデリコ爺さん
爺さんは自分と同じくロサリオ在住イタリア移民の集まる居酒屋≪イタリアの星≫へマルコを連れて赴き
事の経緯を話し、募金を募ったら
「我々はイタリア系じゃないが、この町の者が無礼を働いたと恥ずかしい思いだ」
2人でひっそり飲み食いしていた紳士たちからも募金が貰えた




アルゼンチン自体、移民国家なんだよね
スペイン系が主流なので、彼らもまた移民に過ぎないのに
血気盛んに乗り込んで来る後発組に脅威を感じてもいるんだろね
先住者は何処の国に於いてもデカイ顔しがちで、後発組を抑え込もうとする
マルコがブエノスアイレス再訪時、お母さんの元勤務先を見てみ
前回は留守にしていた有閑BBAが厭味ったらしかったの何のって

フランシスコ・メレッリ
声 - 梶哲也
アルゼンチンに出稼ぎに行ったアンナが唯一頼りにしていたいとこ。しかし事業に失敗しアンナの仕送りも着服するようになり、アンナの手紙もジェノバへ届かないよう根回しした張本人。バイアブランカではスペイン人のマルセル・エステロンと名乗り、正体を隠していたが、アンナとジェノバの音信が途絶えたことにひどく責任を感じていたのか、マルコにブエノスアイレスまでの切符を渡す。ペッピーノに自分の正体を明かす(もっともペッピーノはそれ以前から疑っていた)が、事情を知ったペッピーノは彼を殴ってしまう。

メレッリおじさんとて、名も無き移民の一人として身過ぎ世過ぎに苦しみ
已むに已まれず、アンナから預かった仕送りに手を出したのだと見る
コルドバまでの切符は無理なので、ブエノスアイレスまでを捻出しただけで感謝出来るよ
マルコが舞い戻ったブエノスアイレスで、「メレッリおじさんの事は、もう忘れます」
これ、赦しの言葉と見ていいでしょ




マルコはマルコで、コルドバに着いたら、またも振られる
お母さんの現勤務先メキーネス家は更に遠いトゥクマンへ引っ越していた
ここから先は、無賃乗車した汽車から放り出され、牛車や老ロバなどの世話になりながら徒歩で進むが

パブロ・ガルシア
声 - 東美江
コルドバの貧しい家で暮しているインディオの少年。自分のことを馬鹿にされていると勘違いし、初対面のマルコにいきなりごみ箱から拾った肉を投げつけたりなど気性は荒いが、優しい心の持ち主。寝所のないマルコを家に呼んで一緒に住まわせてくれる。妹のためにトゥクマンまでの汽車賃を遣ってしまったマルコに対し、貨車にタダ乗りするよう勧め、自分が囮となって駅員に手酷く殴られることでマルコを助ける。

フアナ・ガルシア
声 - 横沢啓子
パブロの妹。まだ幼くて体が弱く病気がちである。チキティータという人形を大事に持っている。パブロとマルコの帰りを待っていたせいで雨に打たれ肺炎にかかるが、マルコがビクトル・メキーネスからもらったお金をフアナのために使ったおかげで助かる。
なお、その治療に使った薬の名前が毒薬の一種である「ストリキニーネ」となっていたが、地方局などの一部再放送で放送終了後に「本編に登場する『ストリキニーネ』は『キニーネ』の誤りです」というテロップが出されたことがある。キニーネは、アンデス自生の植物であるキナから抽出される物質で、19世紀に抗マラリア薬として利用されていた。

パブロとフアナ兄妹との出会いが、マルコの将来を決める分岐点となった
マルコが医者に駆け込んでも、受付が「サン・イシドロ地区」と聞いただけで無視する
カネ払えない最底辺地区は人間じゃないからシネとばかりの対応に
「お金ならあるよ!」、トゥクマンへの汽車賃を全部差し出したら、慌てて医者を呼びに行くくらいだ
ま、医者は来てくれたから許すとして
この時のマルコが意識していたかともかく
ジェノヴァ貧困層を対象に無料診療所を営業するお父さんの血を受け継いでいるが知れる
お父さんが借金抱える故に、お母さんが出稼ぎに行く事になり、マルコは恨めしく思っていたものの
高熱にうなされるフアナを見たら居ても立ってもいられないのって、蛙の子は蛙だわ




んで、結果的に、お母さんと再会時に、医者志望を告げた
お母さん快方後、メキーネスさんがお祝い会を催した場面では
「立派な医者になって、アルゼンチンに戻って来ます」
何年後か知らんがイタリアで正式なグリーンカードを入手して乗り込む勢いを示す
30年後くらいの壮年期にあるマルコが、一時帰郷し、お母さんの写真を眺めながらの場面あるよね
ジェノヴァという出発地点に立ち、過去を回想していたと思う




…当記事、亀の甲より年の功?
ハイジ、フランダース、マルコ、ペリーヌが、世界名作劇場四天王という持論なんだけど!
多かれ少なかれ、社会問題などを含んでるじゃん
小学生では理解不可能やがな




四天王の次点としては

【縁の下の力持ちながら主人(後篇)】
https://gunnereds17.blog.fc2.com/blog-entry-82.html

バーネット原作では、ひたすら我利我利亡者婆
アニメ版では、原作者が震え上がりそうなセーラいびらー
ですが、ミンチン先生を忘れちゃならな~いけどね