mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

去り行く今こそ、知って欲しい

アタシは知っている、この事を
去り行く今、アタシがいつかはアナタの瞳から消えて行く事を
涙なぞ役に立たない事を
心だけはいつまでもアナタのものよ




走れ風と共に
通り過ぎた道に残したものは、誰か後の人が見つけてくれる




何にも無い、何にも無い
アナタがいる、アタシがいる、答えは愛だけ
愛は人と人を結ぶ鍵
人は誰かを愛した時、涙を知るという
庇い合って、支え合って、信じ合って、傷つくなら、共に二人
何故走るのか、何故急ぐのか、愛としか愛としか答えられない
遥か彼方にある、倖せという、花の咲いた園にいつの日着ける




流せ熱い涙、心行くまで
守れない口約束と知ってる心が頷くわ
二人の熱い血が結ぶ糸、これが愛ね
顔を見て返せないほど、意気地無し、それが憎らしい
泣きながら、左手にアナタの手紙クシャクシャに握り締めながら
レッド・センセーション、涙を隠しアナタを愛した証しの色よ
レッド・センセーション、二人を引き裂く赤い稲妻がアタシの背中を赤く貫く
許せない、必死で信じて生きて来たのに、アナタは掌を返すのね
許せない、アナタは誰かと生きるのね
許せない、心を勝手に切り取った人、アナタの心が掴めない




どんなに泣いても悲しみは、アタシの中から消えてくれない
この広い空、あの流れ星、いつか見たような気がするの
この陽の光、あの長い影、側にいたような気がするの
もう一人のアタシが、何処かにいます
もう一人のアナタを、捜しています




…アタシのせいなら、許して下さい
アナタを知らずに苦しめ傷つけた事を
アタシは一人でどうにかなるから
明るい陽なたを歩いて欲しい
枯葉が一つずつ零れるたびに、悲しいお別れ近づいてます
小石を一つずつ並べるように、いろんな想い出数えています
泣いたり、笑ったり、喧嘩をしたり、アナタといる限り、素直になれました
「有難う、アナタ」




別れても 別れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
憶(おぼ)えておいてほしいから
しあわせ祈る 言葉にそえて
忘れな草を あなたに あなたに




いつの世も いつの世も 別れる人と
会う人の 会う人の
定めは常にあるものを
ただ泣きぬれて 浜辺につんだ
忘れな草を あなたに あなたに




喜びの 喜びの涙にくれて
抱(いだ)き合う 抱き合う
その日がいつか来るように
ふたりの愛の 思い出そえて
忘れな草を あなたに あなたに