mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

流転の果てに、現代への警鐘が鳴らされる~漂流教室~

どおでもな備忘録

トゥルーマンショー、カプリコン1復活の日漂流教室
これらをミックスしたてな夢見たアタシって
2018/11/22(木) 午後 10:19 mathichen
 
 
 
 
41年前に見た夢記憶してるくらいだから、数日前の夢なんて鮮明過ぎる
説明難しく、メッチャ怖かったとだけ報告して
 
 
 


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漂流教室以上にトラウマな漫画は無い
最初に読んだのは、1974年だ
週刊少年サンデーの頁めくったら
 
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主人公の高松翔が、子供たちだけの執刀で盲腸手術受ける場面が現れた
普通のカッターナイフを、職員室に置いてあったウィスキーで消毒し、麻酔無しでブスッ
…この後、全11巻揃える1988年まで、漂流教室と聞くだけで腹痛起こしたもんだ
 
 
 
 
そこから30年後の2018年
フッと頭に浮かんで考え込んだ備忘録をば
 
 
 
 
 
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関谷久作(せきや きゅうさく)

「長吉製パン」というパン屋、及び学校給食全般の納入をしている。年齢は38歳。学校給食を卸しに来たところ漂流に巻き込まれる。漂流以前は優しい人物を装っていたが、漂流後は残忍醜悪な本性を現し、学校を支配しようと目論む。「学校ごと未来にタイムスリップした」という状況を信じず、未来世界は「荒廃した現代」だと思っており、アメリカ軍の救助を待っている。後に怪虫に襲われた時、余りのショックで一時幼児退行を起こすが、あるきっかけで再び意識を取り戻し、何度も子供たちの足を引っ張ることになる。最後の“大人”であった若原がいなくなってからは事実上作中における唯一の大人になる。暴行の多くは己の欲望を満たすためであり、狂騒的に殺人に耽る子供達とは対照的でもある。最後まで高松たちの足を引っ張る作品中最大の悪役とでもいうべき存在だったが、ユウちゃんが現在に戻る帰還の儀式を妨害しようとした際、馬内によって顔面をつかまれ両目をつぶされ、地面に後頭部を何度も打ちつけられ、さらに首を絞められて妨害を止められる。結局現代に帰還することは叶わず、高松たちと共にこの世界に取り残されてしまった。(生死は不明)

Wikipedia漂流教室より引用 )
 
 
 
 

見れば見るほど

黒澤映画にも出演した名脇役・谷村昌彦だねは置き
 
 
 
 
給食のおっさん、最恐の大人でしょ
日頃、底辺扱いされている的被害妄想により、劣等感が鬱屈していたと見る
漂流後ガラリ豹変するのは察するに、給食という、人間の生命線を握る飲食物の支配者意識だ
優しい人物を装っていたというより、極限状態が、我欲始め醜悪な部分を引き出したんじゃないかね
根っからのワルでなく、むしろ頭良い印象へと変わったわ
 
 
 
 
校長以下、大和小学校教師陣と比較してみてよ
 
若原(わかはら)

大和小学校6年3組担任教師。漂流前は普通の教師で、漂流後も当初は指導力を見せていたが、状況の変化に耐え切れなくなって殺人狂と化し、他の教師や生徒達を次々と手にかけていく。最後はホテルケイヨーで、翔が苦し紛れに刺したナイフ(このナイフは西あゆみの超能力によって翔が未来にいると知った恵美子が彼に追われている翔を救うため、壁に埋めたものである)により転落した。生死不明。
 
翔の担任が頭逝っちゃってしまうように
大人になると雑念だらけ、刷り込みや常識に呪縛される哀しさじゃん
 
 
 
 
関谷も
「学校ごと未来にタイムスリップした」という状況を信じない
未来世界は「荒廃した現代」だと思っており、アメリカ軍の救助を待っている
他の大人と同じと言えば同じ




しかしながら

 


未来世界が、イエローストーン一発で壊滅した現代世界を表すとも言えるじゃん
未来世界を「荒廃した現代」と捉え、それでいて滅亡未だしと考えるのって、案外冷静じゃないのかね
幼児退行から回復したら、しばらくアハハハ♪続け、形勢逆転の機会を窺っていたほどだ
最後の最後まで、頭が完全に逝ってるとは思えなくなったんだわ
 
 
 
 
次に
 
 
 
 
 
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小野田 勇一(おのだ ゆういち)

3歳児。未来の世界では本人がフルネームを言えなかったために「ユウちゃん」とのみ呼ばれている。漂流前日に翔と出会い、次の日も遊ぶ約束を守って校庭の砂場にいたため、漂流に巻き込まれる。ただし行方不明者には含まれていない(恐らく小学校に来ていた事が目撃されなかったため)。お屋敷町に住んでいる。未来に飛ばされた当初は幼児らしい多少我侭な面も見られている。漂流中の幾多の困難を翔たちと共に潜り抜けるうちにある強い決意を胸に抱き、終盤で子供達の中で唯一、現代に帰還する事となる。苗字の由来はフィリピンから終戦後30年目にして日本に帰国した元陸軍少尉の小野田寛郎

ユウちゃんの母

高松家の玄関で恵美子を待ち伏せしていた。恵美子に向かって「勇一がいなくなったのは翔の所為」とまくし立てる。
 
 
 
 

あれま、ユウちゃんの苗字、小野田少尉から取ったのかい
だったら30年間未来に残し、横井軍曹の言葉パクッテ、元いた時代の30年後に戻ればいいものを
(言葉は、「恥ずかしながら帰って参りました」)
ま、どーでもエエけどとして
 
 
 
 
幼児にはママが必要であると判断した小学生たちにより
ユウちゃんだけは幼い点を考慮し、現代へ帰された
「ボクが未来を変える!」と嬉しい言葉を残して去るユウちゃん
 
 
 
 
3歳児というのが、微妙に思える
三つ子の魂百まで?
それとも、ママの顔見たら嬉しくて、怖かった事忘れる?
学校のお兄ちゃんお姉ちゃんたちが現代へ帰らない選択をしたら、ユウちゃんは「嘘吐き!」と怒る
必ず帰れると信じるからこそ、奇跡体験アンビリバボーの数々を耐えて乗り越えた
未来世界での記憶を保ち続けられるか、怪しい気がして来たのよ
お屋敷町と裕福な家庭環境だし、ママが籠の鳥にしちゃったら、アッサリ未来世界忘れる気がする
連載開始した1972年に3歳だったら、現在49歳で、カネが正義な世俗の垢まみれだったりして
とにもかくにも
「ボクが未来を変える!」を抱き続けた所で
「お前、頭ダイジョブ?」みたいな場面に遭遇し続ければ?
挫折して、下手すりゃ檻付き病院住まいだよなという結論に達した
 
 
 
 
夢が無い?
 
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原作者が批判的な、良く言えば「未来志向の前向きな作品」、実は脳内お花畑映画より救い感じるけど!

(トロイ・ドナヒューの、教師が校則破ってどないする的なツンツン逆立てた髪型が目に焼き付いて困る)