mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

儚く散り行かないために~哀愁の花びら~

グッバイガール主演者リチャード・ドレイファスの検索掛けたら
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201711120000534.html
あの顔で、男性の息子スティッキーをって…笑かしやがる~




セクハラに関して、告発する側と告発される側、どっちも最近多いね
自前TB記事に、ベベちゃんが
「アラウンド70になっても、主役級の役しかこないメリル・ストリープダイアン・キートンは本当にすごいよね~
そして売れている女優はセクハラ訴訟をしないような気がする・・」
訴訟に関しては思うに、「カネ持ち喧嘩せず」かと
売れてる連中って、少々の事は我慢し、受け流すんじゃないですかね
大物が訴える効果持つ内容なら訴えるでしょうけど
それだって、いざとなれば一生食えるモノ築いてる余裕が考えられるでしょ




と推測してたら




『Nキッドマン、元夫Tクルーズと結婚「保護だった」』
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201810170000021.html
「若くして結婚して手に入れたのはパワーではなく、保護だった
私は愛のために結婚したけど、ものすごく力のある男性と結婚したことで
結果としてセクハラから守ってもらえた
だから離婚した時、私は成長しなくてはいけなかった」




ニコール・キッドマンは、オーストラリア時代に出演した‘デッド・カーム / 戦慄の航海’(1988年)が
トム・クルーズの目に留まって、ハリウッドに招かれ、現在のキャリアが始まった
実力はぶっちゃけ、30年前から離婚後に至る現在まで、ニコールが上
しかしニコールのキャリア開花は、『トムの嫁』が無効となる離婚後だわな
別の資料見ると
「いままでは結婚生活というものが、私にとって一番優先することだった
でも、いまの私には、仕事と子供たちしか残されていない
独身になったから、女優として成長できる時期だ、というふうには思わないけれど
確かに、演じたいという情熱は結婚していたときよりも強くなった」
型通りの美人女優にしてセレブ妻やってる期間中に、学び、貯め込んだ諸々が、離婚後に実を結び
十分お若い30何歳の美女が、誘われる女のリスクから、堂々と誘う女が許されるに転じたっちゅう事かいね




ニコール記事読みながら何故か浮かんだ映画が↓

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当所記事いくつかに点在する、1967年米国サイテー級映画‘哀愁の花びら’
女性作家ジャクリーン・スーザンの筆による通俗小説‘人形の谷間’の映画化だが、原作もサイテー級
映画は、ラジー賞財団による『公式・最高のワーストムービー100』の1作に輝く




ショービジネスの世界に生きる3人の女の成功と堕落を描いたメロドラマで
箸にも棒にも掛からないとイジメたい所だけど、取り柄があるもんで抑えとく
取り柄とは?





綺麗なおねえさんは好きですよね?
FC東京のデビル前田も当たり前だのクラッカーと断言する!(しなけりゃ、男子及び青赤♂狸失格と断言する)
そお、アタシの大好きなシャロン・テートおねえさんね
チャールズ・マンソン一周忌を迎える今月、腐れヒッピーへの呪怨を一層強化しといて




シャロンおねえさん演じるジェニファー
「私は才能が無いからカラダで売るより仕方ないのよ」
無能を自覚するのも才能の一つであるが、グラマー美女以外売り物持ってないのは確かだ
日本のそれとは比較にならないほど社会的地位が高いナイトクラブ歌手トニーを獲得する
セレブ妻としての社会的地位で安泰と信じた
しかし幸福の絶頂から坂を転がるように、思わぬ悲劇が続く
トニーには姉が始終くっつき、小姑ウッゼ~と思ってたら、姉が実は弟の保護者だった
いかがわしい商売に従事する母親から生まれた姉弟で、弟は、母と姉が呆れるほどの高齢出産による
年の離れた姉が必死で弟育てたに等しい理由として、正確な内容忘れたけど、「障害持ち」
遺伝性か、とにかくトニーは不治の病持ちで、いずれ退行する宿命を背負う
事実、ジェニファーと結婚後しばらくして、檻付き病院の世話になる症状を見せた
18禁なんて嫌だけど、カラダしか商売道具無いんだもんと
ジェニファーは高額な治療費を稼ぐため、渡仏して、ピンク映画出演する事に
細身系なので、服を脱ぐ時に見せる背中の骨が何とも痛々しく、ジェニファーの苦境を示すが
追い打ちを掛けるように、今度は、ジェニファー自身が乳癌に罹患した
唯一の商売道具すら、無くなっちゃう…
人生を儚み、『人形』、睡眠薬を手に取り、The End




…悲惨と言ったら悲惨なんだけど、モノは考えようでしょ
仮に、トニーとジェニファーの二人とも無病息災でいられるとしよう
ジェニファー(女)の美貌が衰え始めると、トニー(男)はどう感じる?
ジェニファーは優しい性格ながら、女がいくら出来た嫁でも、男って新鮮な小猫ちゃんに走っちゃう濃厚だよね
慰謝料貰ってのお払い箱にしたって、潰し利かないジェニファーの後半生は惨めったらしくなるばかりかと
自ら人生幕引きする宿命だったと考えれば、薄倖だが、不幸過ぎると言えまい?




au発信ニュース記事に、『職歴無し』の元芸人インタヴューが載っていた
芸能界で成功する者なんてほんの一握りで、現実には、夢破れた数多の死屍累々となる
就活の履歴書に『元芸人』、んなもんフザケてると見做されるのが一般社会であり、職歴無しとなるんだわ
芸人でも、グラドルでも、サッカー選手でも、第二の人生保険必須という教訓が
まさかのサイテー映画にも示されてると言いたいの




「有能な者とて、調子こいてれば、地獄見る」
その教訓も、まさかのサイテー映画に示される




田舎から単身上京し、ブロードウェイのエージェントに勤めたアン(バーバラ・パーキンス)
初仕事で芸能界の裏側を目の当たりにする
大御所女優(スーザン・ヘイワード)が有望な新人の芽を摘み取っている
摘み取られた1人、ニーリー(パティ・デューク)は
アンとその恋人の手助けにより次第に名声を獲得し、遂にはハリウッド進出を果たす
努力はもちろん実力に見合うものであり、ここまでは問題無かった
ところが、急に大スターとなったもんで、勘違いしてしまい、驕り高ぶるようになる
やがてスタジオを干され、酒と『人形』に溺れて身体を壊し、檻付き病院送りへ
トニーと同じ病院なので、病院行事で歌うニーリーにトニーが唱和する場面が見られる
退院後、芸能界復帰果たすものの、慢心まで治癒されていないせいで
イヴの総てというか、ガラスの仮面の乙部のりえというか、スターの座を虎視眈々と狙う者を恐れるあまり
自分の芽を摘み取った大御所と同じ道に進んで行く
再び、酒と『人形』に手を出した結果…「自分は、大スターだ」、倒れ落ちた路頭で叫ぶ無様な姿に




…これまた、芸能界に限らず、俗世間に掃いて捨てるほど聞くパターンだね
パティ・デュークに関しては
10歳のテータム・オニールに抜かれるまで、史上最年少オスカー受賞者(受賞時、16歳)
キャリアは短躯同様、意外と伸びなかった
と、何となく笑える




アンについては?
社長の補佐役をしているライオン・バークと肉体関係を持つようになった
…これまた掃いて捨てるほど聞く話ね
その後コマーシャル・ガールとなって売り出し、スポンサーとの関係も出来たも、同上
バークとはくっついたり離れたりし、最後に、独りで故郷に帰って行く
そこへ、ニーリーと出来ていたバークが再び帰って来るも
故郷の空気を吸いながら、当分独りでここにいたい、この土地が、自分は一番好きなのだと答えた




…アンによる映画幕切れが、ちと悩む
3人の女のうち1人くらい堅気に戻し
娘さんよく聞けよ余計な夢なんか抱くな、まず自分の適性を見極める努力からの教訓?
TVのペイトンプレイス物語ライアン・オニール騙してデキ婚にの役以外、取り柄無しのバーバラ思うと
わかるものの




原作では、アンもまた、『人形』にすがる生活に堕落し、そのままThe End
Valley of the Dolls、人形の谷間
人形は睡眠薬を指すと同時に、女は社会に於いて所詮操り人形だよも意味し
操り人形から転落した女は、お仕置きとして、依存してはならないモノ(酒や薬物)の谷間に溺れるだったりして




誰も浮かばれない結末が、一応『フェミニズム映画』とされる本作に相応しいのではないかね




哀愁の花びらが、反フェミニズム映画とも思わんけど




ニコ-ル・キッドマンくらい有能な女性だったら、それっくらいの自信持ってるならば
変に肩肘張らず、反則しない範囲で、有効利用出来る男や男社会システムに乗っかれよ
昔々、雇均法初期に、「女性の発想を活かして」、女性のみによる企画チーム組んだ会社があって
見事に失敗したのは、男衆が指導してやらないで、その分野では素人に近い女衆任せにしたからであった
女いなけりゃ何も出来ない男いるんだったら、逆もあるじゃん
男を排除する格好で、男に頼るべき場面ですら頼らずで、つまり男女共画しないで、何がフェミニズム
女にとって世の中なかなか改善されない事の半分は、ある程度権利保証された女の慢心が元凶
…といった主旨を考えさせる点に於いては、名作という気がして来たわ