mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

「Kiss Me」は、死の抱擁~人間の証明~


動画冒頭、白黒画面に登場するディミトリ・ティオムキンのロシア訛りも凄まじいが
アカデミー視覚効果賞受賞者カルロ・ランバルディのイタリア訛りの破壊力たるや
時空超えてティオムキンと漫才させれば、巻き舌コンビで呂律回らず、客席ワケワカメであろう




ところで、ランバルディの名前聞きたくもない者が誰か、皆様おわかり?
ヒント:「日本の実業家&映画監督&映画プロデューサー&俳人&冒険家」
答:「刑務所ではかなりイジメられていたという、角川春樹
恐竜REXのお母さん代わりが、安達祐実!?映画のクリーチャークリエイト:カルロ・ランバルディ
聞く所によれば
角川御大が仮に、65億円を自由にポン☆と弾める懐具合としましょ
そして、E.T. みたいな夢のある映画作りたいな~と夢見てるとしましょ
そんな時、「角川さん、ランバルディ紹介しましょか」と耳元で囁かれたら?
…この段階で、50億円損する羽目に陥った(損する経緯は、想像つくよね)
手元に残り15億円、フツ-なら虎の子を猫可愛がり、大事に大事に置いとくものだ
が、REX製作に当たり、止せばいいのに、ランバルディに依頼した
…相手はイタリア人よ、オンナ見たらオカメでも絶世の美女と絶賛する口先野郎よ
詳細忘れたけど、ランバルディと比較すれば安く雇える日本人に依頼した方が…の高給ドロボー猫だった
白いブツをス~ハ~ス~ハ~したくなる境地には同情する




アナタ自身がE.T. じゃん、自ら監督ついでに恐竜やればと言いたいくらい、数々の伝説誇る角川御大
1982年、汚れた英雄で初監督
この辺りまでが人生絶頂期じゃねーの
映画と書籍を同時に売り出す『角川商法』
出版業界と当時停滞していた日本映画界の風雲児となった、1970年代後半が最盛期でしょ
というくらい
犬神家の一族に始まる横溝ミステリー
・人間、野生と、二つの証明
40年ちょい前に勢い持っていたと見る





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岡田茉莉子松田優作ジョージ・ケネディがそれぞれ過去に一物を持つ人物を演じ、当時の日本映画では稀なニューヨークロケが行われた。松山善三(プロでありながら、公募に応募して採用された)の脚色により、森村誠一がテーマとした題名「人間の証明」である原作と異なる結末になっている。ラストシーンでは本来無言であったはずの松田が独自に台詞を付けたいとの要望を出し、佐藤純彌も台詞つきのシーンを撮ったが、佐藤の判断で台詞はカットしつつも台詞を言った後の表情がとても良かったため、そちらを採用した。

映画公開時に用いられた有名な台詞「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」は西條八十の詩がオリジナルであ、劇中でも語られている。ジョー山中が歌う「人間の証明」のテーマソング(「Mama, Do you remember...」と歌詞は西條八十の詩を英訳したもの)もヒットし、ベストテン入りを果たしている。

脚本は最初、長谷川和彦に依頼し、角川春樹が直接長谷川に交渉したが、長谷川が角川に対して無礼な物言いがあって流れたといわれる。

その後、賞金500万円を掲げて大々的に脚本を公募した。プロアマ問わずとの条件で最終選考に残ったのは、脚本家・監督の松山善三、脚本家の山浦弘靖、俳優・プロデューサーの岡田裕介(現東映社長)、プロデューサー・脚本家・推理作家の小林久三とプロばかりであった。応募者の名を伏せて角川プロデューサー、佐藤監督らによる選考会の模様は『キネマ旬報』707号(1977年5月1日刊行)誌上に公開されたが、のっけから「ロクなのがない!」「(公募に頼った)考えが甘かった」とボロクソであり、「いちばん修正しやすい」との消極的理由で入選作を決定した。ふたを開けてみれば、全選考委員にとって大先輩である松山の脚本だったという気まずい結果となった。なお、角川によれば、予算にまで気を配って小さくまとめた悪しきプロ脚本が多かった中、大胆に海外場面を多用した松山脚本が角川映画に相応しいと判断したという。

偶然に次ぐ偶然によってクライマックスのお涙頂戴になだれこむ展開は、大映が戦後直後に「三倍泣けます」「ハンカチをご用意ください」のキャッチフレーズでヒットさせた三益愛子の「母物」の再来だと批判されたが、角川春樹石上三登志との対談で、まさにそれをこそ狙ったと語っている。

第51回キネマ旬報ベスト・テン第50位、読者選出第8位となった。配給収入は22億5000万円となり、この年の興行ベストテン第2位を記録した。原作小説を読んでから映画を観るか、あるいはその逆かといった意味の「読んでから見るか、見てから読むか」という宣伝文句も話題となった。

配給は東映であったが、興行は日比谷映画劇場をメインとした東宝洋画系チェーンが担った。その後、2000年にDVD化され、2009年にBDソフト並びにデジタル・リマスター版DVDがリリースされた。2012年に改めて「角川ブルーレイ・コレクション」の一作品としてブルーレイディスク化された。

Wikipedia人間の証明より引用 )





長谷川和彦に脚本、ついでにメガホン取らせたら、どんなんやったやろぉと興味ワクワクさせて
「角川によれば、予算にまで気を配って小さくまとめた悪しきプロ脚本が多かった中
大胆に海外場面を多用した松山脚本が角川映画に相応しいと判断したという」
貧乏クサイ日本映画多かった1970年代に
・ニューヨークまで撮影行ける
・ブロデリック・クロフォード、ジョージ・ケネディと、アカデミーの主演と助演の男優賞が雇える
気ィ遣うてくれんかてカネならナンボでも用意出来るわいの角川御大だもんな
松山脚本は正直、冗長過ぎたとアクビ出るものの~




原作者の森村誠一がどう自画自賛しようと、駄作と言わんが決して名作じゃないからね
編集もだが、大鉈振るって交通整理していればね
三益愛子の『母物』の再来だと批判された?
母物のドコが悪いっちゅうねん!
「三倍泣けます」「ハンカチをご用意下さい」、それは、子供たちがス~ハ~…の川口松太郎夫妻にとして




個人的に、あんまし感傷的なのは好かんながら
1977年(昭和52年)という時代を考えてみると、「作り方次第で、お涙頂戴物アリ」




戦後32年、日本社会は戦前からすっかりイメチェンした
しかし、横溝ミステリーにも言える『戦後の混乱』が、まだ影を落としていた




ジョニー・ヘイワードよ
ジョニーは実母の生活を邪魔しようとは考えておらず
「母親に会って産んでくれた感謝と成長した自分を見て欲しい」
という長年抱いていた純粋な夢を達成する目的で、文字通りの母国・日本を訪れた
父親ウィルシャーも息子の夢を理解したから、命を懸けて日本への旅費を工面した
皮肉にも命を懸けて産んでくれた母親は地位や名誉にしか目を向けておらず
ジョニーの夢は叶ったものの、同時に実母に刺された




もっとも、母親の苦悩も、理解は出来る
「ジョニーの存在が世間に知れ渡り、過去に黒人と関係を持っていた事実が露見すれば?」
2018年現在とて、昔ほど酷くないだけで、日本人の歪んだ人種感情が頑迷に残ってるでしょ
戦後の混乱期を知る世代がわんさかいた40余年前に、功成り名を遂げた女性がだと身の破滅だ
日本人旦那・郡陽平が、国会議員でもある




映画で八杉恭子を演じるのは、岡田茉莉子
製作回数多いTV版を調べ、韓国版は除外すると
高峰三枝子宮本信子いしだあゆみ松坂慶子鈴木京香
…高峰BBA選んだの、誰よ?
犬神家の松子から強引な母物と推測するが
・郡恭平:八杉恭子の息子。轢き逃げ事件を起こす
・郡陽子:郡恭平の妹。恭子、恭平が犯行を認めた頃、アンパン遊びに加わっていたとして補導された
2018年基準で言えば、三田佳子を選ぶようなもんじゃん…
高峰BBA詳細は各自で検索してクレとして
アタシが映画でもTVでもキャスティング・ディレクターであれば、合格:岡田、次点:いしだ
映画主演には岡田、TV主演にはいしだが最適というか
いしだあゆみガリガリ過ぎる、その印象から、銀幕のスケールに耐えられると思えないのね
ドロドロした情念みたいな暗さは、二人とも合格よ





刑事が犯人を見逃してやる=金田一さんの影響?と強引に納得しといて
現代では小娘年齢である44歳の岡田茉莉子、絵になるね(映画最盛期の銀幕育ち女優なればこその貫禄だ)