mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

神の領域は不思議と謎が覆い隠すべし~ピクニックatハンギング・ロック~

Karapaiaでまたまた不思議と謎の大冒険に出たら、32年来の謎を思い出した





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https://www.youtube.com/results?search_query=picnic+at+hanging+rock+1975

Picnic at hanging rock - Most Fantastic Scene




この映画で謎じゃない事

「美少女が消えたままで、ブサイク女子は返品された」





今年、再映画化されたようね
43年前のアナログ感漂う映像美が、神隠しにピッタリに勝てるのやら





1900年2月、オーストラリアヴィクトリア州。アップルヤード女学校の生徒十数名が、近くのハンギング・ロックと呼ばれる岩山へピクニックに出かける。 岩山の麓に着くと、なぜか教師たちの時計が12時で止まってしまうが、引率の女性教師マクロウ先生は磁気のせいだと言う。 午後になり、マリオン、ミランダ、アーマ、イーディスの4人が岩面を測定するため岩山に登る。途中、近くに住むマイクルらの家族と出会い、とりわけ美しいミランダを見たマイクルはその美しさに心を奪われる。 4人の生徒は岩山へ登ると、頂上近くの岩の上で昼寝をする。突然ミランダ、マリオン、アーマの3人が起き上がり、イーディスの呼びかけに応えず去ってしまい、イーディスは悲鳴を上げて逃げ帰る。

学校では、夜になっても戻らない生徒たちをアップルヤード校長が待っていたが、ようやく馬車が帰って来ると、3人の生徒とマクロウ先生までもが岩山で行方不明になったと知らされる。 岩山で捜索が行われるが手がかりは見つからない。イーディスは泣きながら皆の基へ帰る途中、厳格な性格のマクロウ先生が、なぜかスカートを履かず下着姿で登って行くのを見かけたと証言する。

失踪事件から1週間が過ぎたころ、ミランダを忘れられないマイクルは岩山に捜索へ行く。孤児でマイクルの弟分のアルバートが、心配して後を追うと倒れているマイクルを見つける。マイクルの手には、女性の服の一部と思われるレースの切れ端が握られていた。 その後、アルバートは岩陰で倒れているアーマを発見する。 発見されたアーマは気絶していたが、擦り傷程度の怪我しか見当たらず、とても1週間も岩山に居たとは思えなかった。また裸足で見つかったが足は無傷で、なぜかアーマの服の下のコルセットが無くなっていた。

アーマが見つかり生徒達は喜ぶが、校長は事件後数人の生徒の親から娘を退学させると連絡があり、学校の評判に傷がついたことに苛立つ。 この頃から校長の行動と、学校がおかしなことになる。校長は授業料を滞納している生徒セーラに、復活祭までに支払わなければ退学させ施設に入れると通告する。 孤児院で育ったセーラは職員から虐待された過去があり、美しいミランダに憧れていたので彼女の失踪に心を痛めていた。 一方街には、ミランダ、マリオン、マクロウ先生の3人は死亡したと推定される、と書かれた紙が貼り出される。

その後アーマは意識を取り戻すが、失踪の日のことは何も憶えていない。 回復したアーマはヨーロッパに行くことになり、別れを告げるため学校に来る。しかし他の生徒たちはアーマへ失踪の真実を話すよう詰め寄り、ヒステリー状態になり大勢が泣き崩れ、アーマは逃げるように去って行く。 また教室の片隅では、セーラが「猫背を矯正する」という校長の命令で、壁際に縛りつけられていた。 学校から次々と生徒が去って行き、教師も辞職する者が相次ぐ。校長はアルコールに溺れ、セーラに孤児院へ戻るよう言い渡す。

一方、アルバートは回復したマイクルに「セーラが別れを告げる夢を見た」と話す。アルバートは、実はセーラの生き別れの兄だったが、ずっと音信不通で妹のセーラがアップルヤードにいることを知らなかった。 翌日、2階の窓から身を投げたセーラの死体が温室で発見される。

事件から1ヶ月以上経った3月、岩山の麓でアップルヤード校長の死体が発見される。校長は岩山に登ろうとして転落したものと推測された。 失踪者の捜索は数年間続けられるが、今日まで謎のままである。了)

Wikipediaピクニックatハンギング・ロックより引用 )
子供の頃に見て恐怖を感じるもタイトルが分からなかった謎の映画がこれ。

近年ひょんなところから映画のタイトルが判明したので、さっそく過去の因縁にケリをつけるべく見てみた。

実話ベースというようなことがネットには書かれているが、原作自体は完全なフィクションのようだ。

しかし実話を元に小説が書かれた可能性はなきにしもあらずで、失踪事件というのはいつの世でも後を絶たない。

そうしたリアリティのある事件に巻き込まれる美しい少女たちとロケーションとなる奇岩のコラボが織りなすファンタジーが、なんというか天国のような地獄というか、境界線感覚はひたすらコワイ。

ホラー映画に慣れ親しんでいたはずの私が感じたこの恐怖は一体何なのか?
それは作り物のお化けではなく、自然の造形に対しての畏怖だろう。
TVの怪奇特番によくある心霊写真をシミュラクラ現象じゃんと一笑してきた自分がハンギングロックに畏怖するというのも変なのだが、それも含めてやっぱこの映画はコワイ。

さて、原作となった小説には削除された最終章があるらしい。

それは後に『ハンギングロックの秘密』として発表されたようだ。
ネット情報で知った限りでは、削除されて正解なトンデモな結末で、詳しい説明は省くが、UFOによるアブダクション事件ばりの内容らしい。

ところが『ハンギングロックの秘密』を実際に読んだ人が身近にいて、その人いわく、真相は舞台となるオーストラリアの先住民族の神話と関係があるとのことで、行方不明の少女らはトカゲになってしまったというのだ。

コルセットやスカートを身につけていないというのが、人間からトカゲへのメタモルフォーゼの象徴ではないかと。

あまりに食い違う情報。
これはホンマもんのミステリーになってきた。
長年のモヤモヤは解消されることなくさらなるモヤに包まれたのでした。

https://filmarks.com/movies/34057/spoiler




「さて、原作となった小説には削除された最終章があるらしい」
第17章か第18章がそうで、作者の机に封印されたらしい
1986年日本公開当時、ラジオ大阪‘サタデイ・バチョン’で、浜村淳が言うとったわ
すぐネタバレするおっさんも流石に、内容知らんので余計なコト言えんかったけど
アタシゃ20歳から52歳現在まで、映画忘れた頃にまた思い出しの繰り返しにより、気になってしゃ~ない
諸説飛び交い、マイクルが良からぬ想いから…というのまであったと記憶する所へ




http://roanoke.web.fc2.com/foreign/Hanging_Rock.htm
最終章のあらましが紹介されているサイトから引用されている
読んでみると、わかったような!わからんような?

なるほど、本章は確かに『ハンギング・ロックの秘密』である
何故なら本章こそは
『ピクニック・at・ハンギングロック』という小説がフィクションであることの明らかな宣言なのだから
この章を最後に挿入した途端
『ピクニック・at・ハンギングロック』は単なる御伽噺と化す
だが本作の成功の要因の一つは
読んだ人に実話だと思わせる迫真性にある
削除を提案した編集者は慧眼であった

それはその通りだ




批評家の反応

本作は批評家から好評を得ている。 映画批評サイトのRotten Tomatoesは、35件のレビューに基づき94%の評価を示し、評価の平均点は10点中8.5点である。 また、批評家の総意を「視覚的に魅力的な本作はムードがあり、不安定で謎めいているが、オーストラリア映画の傑作であり、ピーター・ウィアー監督の初期の大成功だった」としている。

批評家のロジャー・エバートは、4つ星満点中、最高点の4つ星を付けている[3]。 また「ラッセル・ボイドの撮影は、ヘビやトカゲ、鳥や花など、ロック(岩山)の中の魅力的な映像を垣間見せる」と評した。さらに、本作がピーター・ウィアーの成功作であるとし、ウィアーの後の作品『トゥルーマン・ショー』なども取り上げた上で、「家にいれば大丈夫だ、という身の安全は、他の土地に彷徨うと消滅するかもしれない」という想像力がウィアーの底にあるだろうとしている。

「家にいれば大丈夫だ、という身の安全は、他の土地に彷徨うと消滅するかもしれない」
ブラックホールみたいな場所への畏怖を感じ取ればイイんじゃね




未知との遭遇への畏怖を抱く方々には、「美少女検索はお止しなさい」
Anne-Louise Lambert (born 21 August 1956)
BBAになってからの画像にぶつかっても知~らない