mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

再考:現代版『一杯のかけそば』


‘一杯のかけそば’
子供を2人連れた貧相な女性が現れる
「かけそばを1杯頂きたい(3人で1杯食べる)」と言ったが
主人は母子を思い、内緒で1・5人前の蕎麦を茹でた
そして母子は出された1杯(1杯半)のかけそばを美味しそうに分け合って食べた

実話を元にした童話という触れ込みで涙無しには聞けない話として
1989年に日本中で話題となり、映画化されるなど社会現象にまでなったが
実話としては辻褄の合わない点、作者にまつわる不祥事で、ブームは沈静化した
四半世紀後に振り返ってみると
カネあれば官軍とばかり思い上がったバブル経済日本人の偽善性に訴えかけ成功と言える

施設組もよほど裕福でない限り、ジジババが死ぬまで経済破綻しない保証無し
介護人も年齢や家庭環境によっては、当方みたいな自宅警備員が生まれます
利根川事件は、介護家庭全体への衝撃ですよ

介護人が今回のような事件起こせば、身内に不利益出るとわからないのか?
兄弟姉妹いて、1人で介護人務めるとしても
他の連中に何らか支援と拘束の義務を与えるべきなんでしょう
北欧のような福祉先進国、介護人の支援と社会復帰が優先社会作りが先決でしょうけどね

しかし現実は、現代版リア王の世界がそこかしこに見られる

利根川三女を知るご近所さんは皆泣いてるそうよ
兄弟姉妹の中で一番優しく責任感のある者に全負担のしかかる実態を知ってるんでしょ
「苦労は多いが、自分に可能な、働ける仕事を持てる身」
それだけが、人間の、頑張る自分への御褒美なんですよ




三女の判断が誤ったのは事実で、当人も非を認めている
介護が好きで選んだわけじゃない仕事だったけど、三女がいなければ、両親は誰が看る?
三女にのみ、可能だったんでしょ
つまり、一度は再生の機会与えるのが、再生を頑張る自分への御褒美となる
三女だから当然、少なくとも長女と次女がいるね
面倒嫌よで逃げた宇宙人であれば、実家近所から悪魔認定かしらん
どういう形であれ、三女に丸投げしていた場合、因果は巡る自分の末路にだ




…何で、改めて持ち出したかって?




社会福祉協議会社協ねーさんの説明を思い出したの
社協に寄せられる相談について質問したら、ま~多種多様の中で、『3人世帯リスク』が印象に残った
ジジババ両親、子供1人の組み合わせの世帯を指す
介護方面の悩みについて、この組み合わせが一番怖いという
子供が、独身一人っ子、宇宙人兄弟姉妹持ちのいずれにせよ
社協に駆け込むというのは概ね、切羽詰まる状況に置かれるを示すでしょ
親が弱って来てるものの、施設入所無理な経済力で、しかし子供が在宅介護と仕事の両立も無理
生きるか死ぬかの瀬戸際に立つ思いで訪れる子供が多いんだって




個人的には、『3人世帯リスク』に、『4人世帯リスク』を付け加えたい
ジジババ両親、障害児(者)1人、きょうだい児(者)1人の組み合わせよ

『兄弟が障害者の方お話ししませんか』
https://girlschannel.net/topics/105834/

104. 匿名 2014/03/09(日) 20:28:11
68の方の気持ちが凄くわかる
結婚できない一生実家暮らし
こんな人生嫌だ

9. 匿名 2014/03/09(日) 17:50:58 
毎日地獄だ。
両親共に体力が無くなり、介護が必要になりました。
結局一人で3人を看る羽目に。
仕事も辞めてこの先の人生はマジで地獄だ。

この世界よ
この組み合わせの家庭環境次第で一番怖いの、何だと思う?
「ジジババどっちか1人が倒れ、連れ合いはまだそれなり元気」
この場合、役所は本当、何もしたくない糞だ
と、11年前の堺市役所本庁、堺区役所地域福祉課を思い出してみた
鬼婆が倒れ、お坊っちゃまどーすんのとなった際をだ
そりゃ役所にも限界あるのはわかるし
「ヘルパー利用して、同居者2名で世話してね」、ショート施設案内付きでの説明が間違ってるとも言わない
けど
すぐに入所無理でも施設求む事情をいろいろ説明してるのに
机上のデータ処理が役所の仕事基本とあって、家庭訪問するわけでなく
目と鼻の先の障害者自立センターでの話し合いの時なんざ、同席したジジィが先に帰った後
その何ヶ月後に結婚指輪☆、要するに終業後オトコと遊び倒す無病息災小娘が
「施設を望んでませんね~」、ジジィの様子を勝手に判断し
何も出来ないジジィだの説明したら、「お年寄り男性は皆そーですよ~」とアハハハ♪笑い
自分の判断のみを上司に報告しおったのは、名前晒してやりたいくらいだ
人間、赦せる事と赦せない事がある
肺炎での病院までお坊っちゃまを見に来て、初めて、アワワワ★仕事開始し
それが結果的に、管轄が役所から児相へと移り、和歌山病院に、これは、赦せる事
それ以外が、地域包括BBAと合わせ、死んでも赦せない事だ
公務員、そして外で働く主婦、どっちも全員とは言わんが基本は死ぬほど嫌いな根拠でもある




「ヘルパー利用して、同居者2名で世話してね」
同居者いれば、ジジババと障害者の双方、ホント不利なのよね
利根川にクルマで飛び込む
ジジィが鬼婆の首絞めるに成功する(未遂に済んだから、鬼婆の施設入所適った気がしないでもない)
とにかく事件や非常事態が発生して、お上は初めて動くもんなのよね




ところで、ココまで書いてあげても理解不能なお花畑脳は?
理解不能ならば、当然、1億総活躍社会とやらの真の恐ろしさに気づかない??
1億総活躍社会とやらの真の恐ろしさとは???




総活躍は、在宅介護絶賛推奨と矛盾する罠
皆が納税するためだけにでも外で働けば、誰が、介護専従出来るのさじゃん
…と思ってたんだけどね
「納税他、国にカネくれる仕事出来ない奴、ジジババと障害者は逝って良しというより早く逝け」
アベちゃんどもの本音視点に立てば
国は絶対、矛盾を承知の上で、制度をアレコレ弄繰り回しているに思い至った
・何かにつけてカネ巻き上げる
・医療や介護のシステムを手薄にして、自然淘汰、各家庭内で干上がるみたいなのを狙う
ま、そういう主旨だ
・現役世代まで干上がったら、どっからカネ吸い上げるの?
・上納金稼いだ上で、未来の奴隷バンバン産んで、産業廃棄物も国民自身が始末しろってか!
がスッポ抜けてるけど
「国がサーヴィス用意してるのに、利用しないのなら、国民の自己責任だよ」
カネ上納する能力無い者を、国が手を汚さず始末出来るのはウマーでしょ




利根川事件は氷山の一角であり、人知れずがわんさかと思われる
これからの時代も、一般国民の多くが

利根川の水の如く冷たい日本社会の底に落ち、溺れ死ぬ

なんだろね