mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

歌う女、歌わない女

17分前から続いた




昨日記事の

アメリカン・ニューシネマの波が去った1970年代を思い起こすべし
秀作多いが、スケアクロウさらば冬のかもめ、そんなん全部、男性主人公だった
カッコーの巣の上での怖い婦長さん、ルイーズ・フレッチャーが何で、アカデミー主演女優賞なの?
女性主人公映画が少な過ぎたからでしょ
レ・ミゼラブル原作者の娘アデル役、フランスからイザベル・アジャーニ混ぜたが、まだ足りなかった
助演ながら演技は素晴らしかったフレッチャーの主演女優賞受賞というわけ




40年前に、ダイアン・キートンが‘アニー・ホール’でアカデミー主演女優賞の頃から
女性主人公映画、男優と同等の映画が増えた
キートンさんが受賞した第50回での主演男優賞思い出してよ
‘グッバイガール’の、30歳で当時主演男優賞最年少受賞となったリチャード・ドレイファス
ところで、グッバイガールって、マーシャ・メイソンが主演じゃないの?
ダブル主演という事にしてあるけどさ




アメリカ映画に於いて、特別に若いでも美人でもない女優が主役張る映画が増え出した時代よ
ジル・クレイバーグ主演の‘結婚しない女’がカンヌ映画祭女優賞受賞したのも、1978年だった
メリル・ストリープが亭主と息子を置いて出奔する‘クレイマー、クレイマー’は、その翌年だった
1979年のカンヌ女優賞が、空飛ぶ尼さんから労働者の権利訴えるノーマ・レイに変身したサリー・フィールド
ハノイ・ジェーン、ベトナム戦争終わって大人しくなったジェーン・フォンダも、この頃だった




1970年代でも前半と後半では、アメリ映画女優事情変わる
しかしだね、時代無関係に女優主役当ったりめえじゃんの欧州映画と比較してみよ
ロミ-・シュナイダー、リヴ・ウルマン、ドミニク・サンダを使い切れなかったのは
ただでさえ海外女優使うニガテに加え、女優そのものがニガテなんじゃねーのと言いたくなるハリウッドだ
半世紀足らずでウッソ~な改革可能かえ?




『女性映画』隆盛期から30数年~40年後の現在、何人の女優がハリウッド第一線に残ってるのよ
ヘレン・ミレンのような、アメリカ映画出演もよくする英国女優などは別に置くと
いまだに主役依頼来るのは、来年古希を迎えるメリル・ストリープくらいか




欲出さずボチボチで満足する女優なら、残ってる
離婚歴無しという珍種に属するメリル・ストリープであるが
このメリルさんと公私共に仲良しさんが、今年71歳迎えるグレン・クローズ
3人の夫との間には子供はもうけていないが、恋人だったプロデューサーとの間に一女がいる
1969年に産んだ息子の父親フランコ・ネロと2006年に結婚したのが、81歳のヴァネッサ・レッド・グレイヴ
離婚亭主との子供は無く、ミハイル・バリシニコフサム・シェパードの子供いるのが、69歳のジェシカ・ラング
結婚歴は無いが、50歳過ぎて養子を二人取ったのが、今年72歳のダイアン・キートン
女優エヴァ・アムリの母が、ティム・ロビンスの子供産んでる、72歳のスーザン・サランドン




ウサギ煮た女が怖過ぎたクローズさん以外、全員、オスカー女優なんですけど
形は様々ながらも、皆、収まる所に収まってるのが面白い
『確固たる自己を持つ』彼女らこそ、ゼータク言わなきゃ一生食えますわのキャリアと預貯金が誇れるしな
雇用機会均等法なんぞに頼らずとも修羅場くぐり抜けられる才能と実力と政治力なんでしょ




ついでの女優備忘録しとくと
リヴ・ウルマン:
イングマール・ベルイマン監督との間に娘誕生したが、結婚はせず、男女関係終了後も芸術ではパートナー
ドミニク・サンダ
20歳そこらで21歳上の俳優・監督クリスチャン・マルカンと同棲して息子誕生、70歳現在は誰かと結婚中
ロミー・シュナイダー
彼女が捨てられても憎み切れないアラン・ドロンが、亡きロミーの天敵を焼き討ちにしてくれた




当記事題名はね

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歌う女・歌わない女 L'Une chante,l'autre pas (1977年)

1962年の冬のパリ。ポム(ヴァレリー・メレッス)は17歳の高校生。明るく、歌が好きで、人気者の彼女は大学受験の準備より、両親の家を出て、歌手になって旅に出ることを夢みていた。ある日、通りかかった写真スタジオで、ジェローム(ロベール・ダディエス)という写真家が撮った女性たちの写真を見て、その女性たちの一様に淋しく、美しく、人生の影だけをせおったような姿にやりきれない気持になる。それらの写真の中の女性の一人、シュザンヌ(テレーズ・リオタール)は、ジェロームの内縁の妻で、22歳の若さで3歳のマリー(サロメ・ヴィミル)と9ヵ月のマチュー(フランソワ・クルバン)がいた。貧しい生活の中、さらに3人目の子供が生まれようとしていた。シュザンヌと知り合ったポムは両親に嘘をついてシュザンヌに200フランを与え、それがきっかけでポムは家を出ることになった。歌のアルバイトでの初めての収入をもち意気揚々とシュザンヌを訪れた日、ジェロームは自殺し、ポムとシュザンヌは別れ別れになる。10年の月日が流れ、パリ郊外の小都市ボビニーで開かれた裁判に、避妊と中絶の自由化を求める人々が集まっていた。その中に、今はフォーク歌手の人気者になったポムと南仏イエールで女性のための家族プラニング・センターを開いて活躍するシュザンヌの姿があった。つかの間の再会のあと、2人は絵葉書をかわすようになる。ジェロームの死後、実家にもどり、タイプをおぼえ、辛い年月を送ったのち、イエールに移ったシュザンヌ。一方のポムはイラン人のダリウス(アリ・ラフィ)と知りあい、イランに行き結婚した。イランでのダリウスとの生活は豊かだったが、フランスでは自由人たったダリウスが、イランでは家長そのものになり、ポムは出産を理由にシュザンヌのいるイエールへ向かった。無事出産を終えると、ポムはダリウスに別れを告げ歌の生活にもどるため、女性3人のフォーク・グループ“オルキデー”と巡業の旅に出た。そのころシュザンヌは、ツーロンの町医者ピエール(ジャン・ピエール・ペルグラン)と結婚していた。2年後の夏、シュザンヌとポムは水辺の別荘を借りて、友人や家族たちとバカンスを楽しんでいた。そして、2人は、自分たちが青春をかけて幸福を求めた足どりをふりかえるのだった。

https://movie.walkerplus.com/mv11696/




https://www.youtube.com/results?search_query=amsterdam+sur+eau+
何十年ぶりかに、♪水のアムステルダムを聴こうと思ったら
アタシの好きな女声じゃなくて、蔵人智有のギターが続々に困ったわ




MovieWalker読めば、アタシが詳細を説明しなくてイイよね




一つ余計なお世話しとくと
「映画のメガホン取ったのは、『ヌーヴェルヴァーグの祖母』、女性監督アニェス・ヴァルダ
同業者ジャック・ドゥミと1962年に結婚し、彼が死去するまで共に『カイエ派』に対して『左岸派』と呼ばれた
息子のマチュー・ドゥミは俳優、娘のロザリー・ヴァルダは映画衣装デザイナーになった
娘は、母親の姓?
https://en.wikipedia.org/wiki/Rosalie_Varda
未婚ママンの連れ子なのよね
このロザリー、継父の作品、‘シェルブールの雨傘’に出てたの、皆様御存知?
元彼が経営するガソリンスタンドに偶然入ったカトリーヌ・ドヌーヴが連れてる女の子よ
あの映画に出演したドヌーヴさん、絶対、赤ん坊持つ自分を捨てたロジェ・ヴァディムへの嫌味込めてるけど
子役は子役で…というのが、映画同様に元彼のタネだけあって、笑えて来る~」




続かないけど、アタシ何歳やねんと笑える記事が、17分後に待ち受ける