mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】

~midnight dribbler~(ウサギ畑でつかまえて)

遥か群衆を離れて、君を想う~Julie Christieに捧ぐ~

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グラントとフィオナはオンタリオ州 ブラントに住む夫婦。40年以上も連れ添った二人だが、ある時フィオナにアルツハイマーの兆候が現れ始める。

自分の症状が進んでいることに気が付いたフィオナは介護施設に入ることを自ら決心するが、その施設では環境に適応するため、最初の30日間は誰も面会できないという規則があった。グラントはその規則に納得いかなかったものの、フィオナのためを思って入居に同意した。

最初の30日間が終わり、グラントが妻フィオナを訪ねてみると、フィオナはすでに彼のことを忘れ、入居者の一人である身体の不自由なオーブリーという男性に好意を寄せていることを知る。自分の妻と他の男性が徐々に親密になっていく姿を見ることになったグラントは、覗き見をしているような立場に置かれ、いたたまれない時を過ごすことになる。あるとき、オーブリーの妻が経済的な理由によりオーブリーを自宅に引き取ることになる。オーブリーを失ったフィオナは精神的に落ち込み、症状が悪化してしまう。それを見たグラントはオーブリーの妻マリアンを訪ね、ある提案をする。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E5%90%9B%E3%82%92%E6%83%B3%E3%81%86





「オーブリーの妻が経済的な理由によりオーブリーを自宅に引き取ることになる」
施設介護に付き纏う切実な現実だ
無期限に続くんだもんね
何があっても困らないほど多くの余裕資金を持って者は多くはいないもの
長期入院となると、退所を迫られ、施設が終の棲家にならない可能性も考えられる
昨日も昭和町
「在宅介護でも何やかんやカネ食うもんだけど、施設介護は経済的ダメージ大きいからな」
おカネ持ってるから~稼げるから~と、某アフォな独身30代どもが近い将来地獄見るわと言っといた
特別な事情じゃない離婚者とおひとり様の低脳ツケ払いとして、自分自身が死ぬまで介護専従しとけィ




美しい夫婦愛を描いた映画かと思ったら、おや?

長年連れ添った妻がアルツハイマーに。自分を忘れていくのがつらい…
だけじゃないんですね、この映画。
何と奥さん、新しい恋人作っちゃった!
自分はもはや完全に忘れられ、全然知らない男とのイチャイチャを目の当たりにしなければならない夫。悲劇だ…
しかし夫がそんな妻に対して抱くのは悲しみだけではない。夫は妻に負い目があった。
冒頭羨ましいくらいラブラブな二人。新婚さんですか?レベルでアツアツなんで、てっきりダンナは妻ラブなのかと思いきや…過去にいろいろやんちゃしちゃったみたいで奥さんを悲しませていた模様。これは妻の復讐なのか?
オチがなかなかすごいですが、とりあえず女って怖い。たぶん今まで妻の我慢の上に夫は胡座をかいてきたんでしょう、何も気づかずに。そして今となってはすっかり許されたと勘違い。けど違った。その悲しみは消えてなかった。
愛はある。けど許せないこともある。女の怨みは恐ろしいのです。

ジュリー・クリスティが美しすぎる。こんなに完璧な美人、初めて見たかも知れない…!年を重ねてもその美しさは色褪せることはない。ほんとキレイな人だ。本物の女優さんだ。

愛とか結婚とかに夢見る世代にはオススメしません。

https://filmarks.com/movies/12452/spoiler
「愛とか結婚とかに夢見る世代にはオススメしません」
逆でしょ
恋は落ちるものであり、為るものじゃない

為るという「行為」には、「打算」が込められる

恋愛体質撲滅のため、文部科学省推薦映画にしたいくらいだ
恋が終わった時に、愛が生まれる

好いたハレタだけでは暮らせない何十年を支える鍵がね

新婚さんの定番、「笑いの絶えない家庭を作りま~す」
あれがマジ、餓鬼過ぎ、キモイの
アハハハ♪暮らせるのって、苦労の免疫が出来ず、打たれ弱くなるわよ
んで、簡単に離婚しちゃう
昨日の昭和町で、「いまは、離婚が勲章らしいよ」
は?
離婚は努力しても上手く行かない結婚生活を解消する一つの手段であって
「契約の概念持たぬ、社会人として決して信用ならない者」、それが大原則だ
日本は確か恥の文化なのに、恥を知らない奴が増殖してるのね情けなや
元亭主から毎月高額のカネ徴収し、幼い娘いるのに新しい彼氏と遊んでる某20何歳逝って良し!
小奴と比較すれば
「将来、手を出しちゃうかも」
同年齢夫婦だが、バツと娘持ってる嫁貰った初婚男がマシだ
アブナイ夢を自分で語ってる者はな、むしろ何もしないよ(詳細は割愛するけど、アタシの知る限り皆そおよ)




…何が、言いたいんだっけ?(アタシがむしろ、ボケ始めたか)




ジュリー・クリスティが美しすぎる
こんなに完璧な美人、初めて見たかも知れない…!
年を重ねてもその美しさは色褪せることはない
ほんとキレイな人だ
本物の女優さんだ」




その通りね










ジュリー姐さん、およそ40年前に、ジョン・トラヴォルタ凹ませてるのよね
トラちゃんが超売れてる頃で、売れっ子は辛いわ~と愚痴ったら
「数年もしたら皆忘れるから、心配要らないわよ」
トラちゃん絶句したっちゅうけど、姐さんは真理を語ってるのでスゲーと思った




皆忘れるは誇張であるものの、姐さんの実感から出た言葉だったのよ




オスカー受賞作のダーリングでわかるように、時代の最先端を行く女として売り出された
イメージ操作と言うと聞こえ悪いが、プロジェクトチームが押し上げた女優というわけ
彼女の女優として本領発揮出来る役はどっちかいうと、コスチュームプレイ
新しい感性を、古い時代の世界を舞台に活かせるというか
作品を挙げると、ドクトル・ジバゴ、遥か群集を離れて、恋、ギャンブラー
他にもあった?
とにかく、歴史物方面でもっと活躍出来ていれば
ダーリング系統で印象づけられると、イメージが足枷となり、若さで押し切れなくなるアラフォー以降苦しくなる
30代半ば頃から40代半ば頃までの円熟期にトーンダウン避けられたと見る




面白いのは、本人が意外と古風な面持つ事
遥か群集を離れて、この頃には、テレンス・スタンプと付き合っており
ギャンブラー、この頃には、ウォーレン・ビーティー(どおしても、ベイティと言えない)と出来ていた
ビーティーさんとの関係について、紹介したいけど躊躇われる内容は止しとく
10年ほどくっついたり離れたりの末に別れたが、彼女の方が見切ったはずよ
彼女は早く結婚したいのに対し
相手が何しろ、特定の彼女いても、小猫ちゃん追い回すのが趣味じゃ無理だもんね
…そお、彼女は既成の価値観である結婚を否定せず、むしろ望んでいた
1979年からジャーナリストのダンカン・キャンベルとパートナーの関係にあったが、2007年に結婚した
38歳から付き合ってりゃ、もお事実婚でいいでしょに、66歳にして嫁になるを選択する点が感動したわ




浮き沈みあっても、それを人生の晩年に活かせるのが、ホントに出来る女なんだよね(無論、男もだ)
…一番言いたい事を、ココまで引っ張ってようやっと書けた~とスッキリした所で
30年前の8月、ヒコ-キで東京日帰り強行して観た映画をば





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疲れたんで、閲覧者各自で幕切れ場面を探してクレ
ネタバレ注意の上でオチを書くと
貴族令嬢マリアンと庭師テッドの恋を仲介していた少年レオが、数十年後、『真実』を知る
マリアンはテッドとの逢い引きを母に知られた結果、問答無用に婚約者ヒュー・トリミンガムと結婚させられた
テッドは亡くなり、レオは生涯消えぬ心の傷を負う
しかしながら、レオが年老いたマリアンから、かつての恋の経緯を、孫息子に話して欲しいと頼まれる事に
マリアンとレオの話す部屋の窓から、トリンガム家を継いだ孫息子の姿が見えるのだが
孫息子の顔が、テッドに生き写しだった
孫息子自身、祖母の托卵を知っており、祖母を憎んでいるという
恋の経緯を伝える事が出来るのは、レオだけなので、是非とも
…オチがなかなか凄いですが、取り敢えず女って怖いわね
恋の経緯が純粋だったとしても、とどのつまり、マリアンの我欲が貫かれてるじゃん…




新しい感性を、古い時代の世界を舞台に活かせる
ジュリー姐さんの魅力、わかった?